こんにちは!ステッラと申します。
センチメンタルグラフティではおなじみ、七瀬優役の西口有香さんが出演されております、カスタムプロジェクト第五回公演【観客参加型推理劇】『疑惑の教室にて』を先日の2018年8月11日(土)に、せんがわ劇場にて観劇してきました。
物語の舞台は廃校。目を覚ました陶芸教室の先生とその教室に通う職種年齢が様々な生徒たち。その面々に突然喋るウサギこと『こしあん』が現れる。
こしあんからの話は…「今日は皆さんにこのクラスの学級委員長を決めてもらいます。学級委員長は投票(投票用紙は開始時に1人に10枚が渡され、1日に1度投票時間に投票をする)で決めます。委員長になると、特典として銃がもらえます。銃があれば番長にも襲われないで済みます」
番長とは? 「番長は怖いです。夜になると皆さんのうち誰か一人を殺害しにやってきます。ぶるぶる。この閉ざされた学校から出るには、番長が誰かを当てるしかありません。残りの人数が3人になれば番長の勝ち、それまでに番長がわかれば脱出ができます。番長を見破った者には1億円、番長が勝てば番長に10億円がこのゲームを見ているスポンサーから払われます」
とルールとしては人狼ゲームに、舞台設定は某ダンガン○ンパを彷彿させる内容です。
※人狼ゲームとの違いや人狼ゲームにおける役割の狩人(委員長)、人狼(番長)は下を参照下さい
舞台は、以下のような流れで上演されました。
- ①出題パートで事件のあらましを役者達が演じます。(80分)
- ②推理パートで捜査資料を見ながら観客が推理し、解答用紙に記入し提出(30分)
- ③解決パートで事件の全貌を役者達が演じ、解決します。トリックの流れを解説
この劇の面白いところは多種多様のメンバー(高校生探偵、官僚、売れない演歌歌手、山岳警備隊隊員、体育教師、社長夫人、キャバ嬢、自宅警備員、カマンベール教教祖!?etc)というメンツが織りなす人間関係と駆け引き(投票用紙と投票権での委員長選出)でした
そして劇中で演じられる違和感やさりげないトリックに関する言動や伏線がちりばめられています。
最初は主人公?として立ち回る高校生探偵の蒼太くんの提案で、1人1票投票で票数を公平にすることで、乗り切ろうとするところを保身で自らに投票して委員長になる輩が…。
その為、翌朝には番長による最初の犠牲者が否応なしにでることになります。
この最初の犠牲者が出る前夜に蒼太くんは、犯人が分かるような仕掛けをしますが…犯人のトリックで犯人は分からずじまいのオチに…。
おい!!高校生探偵君!!
まずここで番長が最初の殺人でどうやって痕跡(足跡)を付けずに犯行に及べたのかを推察するのが、推理の問題1でした。
その翌日にも投票の駆け引きで、選ばれる委員長。そして翌日も翌々日も被害者が出る中、
高校生探偵の蒼太君が犠牲になり途中退場ェ……
ここまで主人公なのかと思っていた子が、見事に退場です。
誰がどう推理を暴くのか??
蒼太君の幼馴染みの朱里なのかな?
それとも官僚で東大での黒田さんか?
蒼太君が犠牲になった後にも、舞台上では時間が経過していき、さらなる犠牲が…。
そして、犠牲が増えていく中で、ここにきて突如存在感を一気に出してくる人物が!!
そう、西口有香さんが今回演じている、
自宅警備員(ニート)藤白!!
番長とトリックの目星が付いたため、委員長になることを願う西口さん演じる藤白。
1度は委員長になる権利を横槍で失いますが、最終的には番長を暴くことに成功します。
ここでの西口さん、トリックの概要や推論をこれでもかと話し演じていきます!
何者だ、この自宅警備員!!すごいぞ、自宅警備員!!
そして番長を暴き、廃校からの脱出に成功するも…最初は沖縄じゃないかと思われた場所が実は!
…のオチでまた驚かされたのとツッコミを入れたくなる楽しい劇でした。
推理パートで出た以下の問い、
- 問2 (3日目夜、委員長の紫乃がランチルームにいて通り抜けできない中)どうやって蒼太を殺害したか
- 問3 番長は誰か?
- 問4 ここはどこか? 山荘〜の暗号の意味は?
この記事を読んでいる皆さまは、犯人とトリックと暗号はわかりますでしょうか?
↑画像クリックで拡大します。
解説パートで私は、そのオチから笑いとツッコミを舞台に投げまくっていましたw
でも荒唐無稽さもある中で、推理劇としてもエンターテイメントとしても、とても満足して今回の観劇を終えました。
終演後には、劇場入り口でキャストの方々がそれぞれお見送りをされていました。
今回、私は西口さん応援チケットを購入して観劇したため、生での西口有香さんにお会いすることができました。
お会いするのが初めてでしたので、緊張しながらお声かけをすると…、
西口さん土産のオリジナルデザインのブラックサンダーをいただきました!
西口さんにこうしてお近くでお会いでき嬉しいことと、劇がとても面白かったことをお伝えして、問題の4問中2問(トリック1つと番長当て)解けたことをお話した後、購入した完全資料集にサインをいただきました。
一人の演者さんとしての西口有香さんのご活躍されている姿を見てとても充実した1日でした。
また来年もカスタムプロジェクトさんでの新作があることは予告されていますので、来年の楽しみが1つできました。
そういえば、鈴木麗子さんが作成されたセンチメンタルグラフティ20thのフライヤーも挟み込んでありましたよ!
最後に、センチメンタルグラフティという作品の扱いではなく、演者個人としての西口有香さんの活動のことでしたが、寄稿の形でこの度は掲載の場を提供させて下さったGOUTENさんに深く感謝を申し上げます。
ありがとうございました。
アニメ『センチメンタルジャーニー』を経てセンチにはまり、20thで絶賛せつなさ炸裂中のマナミスト。
1月19日にサードウインドウ開封の儀待機中。
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