マナミストの夢再び。杉原邸、ついに見つかる。

その時歴史が動いた。

* * *

全国のマナミストの皆様ごきげんよう。
今日はマナミストならびにセンチメンタルグラフティファンの皆様に重大な発表があります。

タイトルでもうおわかりになっているとは思いますが、長年、どうしてもみつからないと半ばあきらめモードだった杉原邸のモデルの場所が、ついに見つかりました!

場所はカナダ・ハリファックス。
ハリファックスはカナダの東端にあり、赤毛のアンの作者であるモンゴメリーが通った大学で、「アンの愛情」モデルとなった、ダルハウジー大学が有名です。

杉原邸のモデルになった家はそのハリファックスにある、セントメリーズ大学の東、ヤング・アベニューに位置していました。

なんということでしょう!
ゲーム内で幾度となく見たあの家にそっくり…いえほぼ同じではありませんか!

ゲーム内画像と比較するため一部拡大してみた。

その日、わたしたちの心は、カナダにあった。

発見されたのは11月12日の夜。
たまたま写真が発見され、Slackコミュニティで流れるように検索をし、GoogleMapsのストリートビューで検索され、歴史的快挙を遂げる。

センチファンの底力と熱量は、未だ健在。

そうだ、カナダへ行こう。

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手作りの証明。長いようで短かったセンチメンタルグラフティ20周年プロジェクトの終わりの言葉は、とてもせつなく。

先日の2019年5月31日、センチメンタルグラフティ20周年プロジェクトは大団円のまま、静かに幕を下ろしました。

先程までYouTube Liveで公式サイトやブログ、ツイキャスのアーカイブが消えるまでの見まもり配信をしていたのですが、いざ消えるとなると本当に感慨深いものがありますね。


さて、このプロジェクトの終わりに、公式Twitterアカウントでは以下のようなツイートをしていました。

https://twitter.com/senti_20th/status/1134414480073318400
アカウントに鍵かかかったので、キャプチャ画像を貼っておきます。

これを見たあなたは、この公式アカウントの最初のツイートを思い出したことだろう。

https://twitter.com/senti_20th/status/955394617658155008
アカウントに鍵かかかったので、キャプチャ画像を貼っておきます。

そして聡明なあなたはさらに気づいたことだろう。
2つのツイートがほぼ同時刻だったことに。

公式としての粋な計らいである。

しかしながら、「また、あなたに、会いたい」の投稿時刻は20:01だった。
最初のツイートが20:00だったことから、同じく20:00を狙ったものだったろうが、1分過ぎてしまっていた。
おそらくツイートの送信時刻自体は20:00だったのかもしれない。

しかしこれで良いのだと筆者は思う。
この1分(正確には数秒だろう)のラグが、ツイートを手動でしていることを裏付け、このプロジェクトのすべてが手作りであった証だったように思う。


センチメンタルグラフティ20周年プロジェクトは終わりましたが、コンテンツとしては皆の想い出のなかにいつまでもありますし、今まで追いかけてきた筆者たちにとってはひとつの通過点です。

筆者はこのサイトも続けるし(さんざん言ってるけどリニューアルしてデータベース化するし)、Slackの運用もできるかぎり続けます。

まだまだセンチメンタルグラフティは僕らを楽しませてくれると信じて。
そして「また」があることを信じて。


20周年プロジェクトを手がけてくれたSGガールズに感謝を。
プロジェクトのすべての関係者に感謝を。
すべてのプロジェクト支援者に感謝を。
このサイトに関わってくれた人についても感謝を。
Slackで相手してくれた人にも感謝を。

センチメンタルグラフティに、ありがとう。

僕たちも、また、あなたに、会いたい。

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最高の一年をありがとう!皆で作り上げてきたツイキャス配信「帰ってきたセンチメンタルナイト20」最終回ハイライト

今回は記事の最後にSlackメンバーからのコメント動画もあります。
いち早く見たい方はこちらのリンクをクリックまたはタップしてください

20時開始だったが、20:17に開始された。
センチは毎度待たされることで有名であり、ファンも待たされることにはなれている。

パーソナリティは岡田純子、有島モユ、満仲由紀子、西口有香、鈴木麗子、今野宏美、豊嶋真千子、米本千珠、鈴木麻里子(前半のみ参加)、前田愛(後半のみ参加)

アーカイブ

※このアーカイブを含むすべてのアーカイブは2019年5月31日までの公開となります。

ハイライト

第一回目と同じく裏で段取りがどうのこうのと話が漏れるうっかり発動
記念すべき30回/最終回である。

お品書き

前半

  • プロジェクトのおさらい
  • DVDの感想
  • プレゼント抽選会

後半

  • 20周年プロジェクトのふりかえり
  • 乾杯

公式サイトの「さいごに」ページは見てくれた?9人分更新されているよ、というところから始まり、まだ公開されていない3人(明日香・美由紀・若菜)のカラーイラストが発表された。

また、2019年5月31日に公式サイトとツイキャスアーカイブが終了する旨や、リターンの動画は、2019年8月31日までであることが、あらためて告知された。

なおCampFireのサイトは継続して公開される。
もしかしたら更新がある…かもしれない。

DVDの感想大会

感想が読まれる中、各キャストがそれについてのコメントをしていった。
たったひとつの想い出はLIVEのときはキーを一つ上げていたことや、マイクスタンドを振り回すのは完全に思いつき(クイックルワイパーで練習済み)等が紹介された。

それに合わせてSGガールズが名場面を紹介していった。

前田愛さんのアテレコトラブル

アテレコのトラブルにプロを感じる発言があった。
前田さん「もっと出来た(キリッ」

満仲さんジャンプ失敗

満仲さんの曲の最後のジャンプで転んだたシーンが名場面として紹介された。
まさにお宝映像である。

日曜日の丘ダブル妙子演出

日曜日の丘の際のW妙子の演出が名場面として紹介された。
おかじゅんさんが言うには、W妙子のときのハッピィバースデイが気持ちよかったそうだ。

また、有島さんのコメントも。
恐怖があったけど、選んでもらえて嬉しかったとのこと。

クレセントムーン(夜公演)

お辞儀のタイミングの話や、当日の急な変更に麗子さんがついていけてなかった裏話が展開された。

振り付けも割とバラバラだったという話では、麗子さんが振り付け担当だったが、当日まで振り付けが固まらなかったことが明かされた。

ゲームコーナー(昼公演)

罰ゲーム決定の際に本当にショックを受けていて呆然とするひーちゃんの様子が暴露された。
ひーちゃんは負けたとは思っていなかったので、色んな意味でトンだようだ。
このシーンはDVDを持っている方はぜひもう一度見てほしい。


そして、ハッピーバースデイの話の流れで、先日誕生日を迎えたおかじゅんさんに、バースディケーキが贈られた。


プレゼント抽選会

ここからは満仲由紀子さんと今野宏美さんで進行。

欲しい商品に対してガールズが一人ずつ抽選箱から選ぶ形式で抽選し、コメントを読み上げる形式で進められた。

各種商品は以下の通り。
(公式サイトが消えるので、こちらにブログの内容を転機しています。)

ミニグラス&コースター

グラスは、ほのか・妙子・明日香・美由紀・るりか・夏穂の6個。外箱に傷やかすれがありますが、グラスはピカピカです。
コースターはヒロイン12人揃っています!

バインダー&シールセット

表紙ポケットにお好きなポストカードを入れられるバインダー。シールは全ヒロインが1シートに!
下敷きとセンチ2のテレホンカード付き!(どのヒロインのものかはお楽しみ)

壁掛けレターラックセット

ハガキやCDがきれいに収まるサイズのポケットが5つ。12人のヒロインたちが可愛い!
下敷きとセンチ2のテレホンカード付き!(どのヒロインのものかはお楽しみ)

「雲の向こう」オルゴールセット

お好きな写真を入れることができる、フォトフレームタイプのオルゴール。未開封です!
下敷きとセンチ2のテレホンカード付き!(どのヒロインのものかはお楽しみ)

「センチメンタル・ラブ」オルゴールセット

お好きな写真を入れることができる、フォトフレームタイプのオルゴール。
 豪快に剥がされた外箱のシールとフレームの一部についている傷を許してくださる方のご応募、お待ちしてます。
 下敷きとセンチ2のテレホンカード付き!(どのヒロインのものかはお楽しみ)

サイン入り20thプロジェクトポスター

CAMPFIREさんのロビーに飾っていただいていた、SGガールズ10人のサイン入りポスターです。ポスター裏の傷などの使用感も、世界にひとつだけの証です!

サイン入りポスターの抽選で当たったアカウント名の流れで、麻里子さんのほのかボイス(クオリティ低め)でおめでとうコールを聞くことができた。

と、ここで前半終了。
麻里子さんはお仕事のためここで離脱することとなった。


休憩中、サプライズとして前田愛さん編集のツイキャス放送・20周年イベントのメイキング動画が公開された。
これはアーカイブが公開終了する前にぜひ見てほしい。


後半戦スタート。
ここで前田愛さんが到着した。

ゲスト登場の前に、関係者からのコメントの紹介があった。

  • 大倉らいた先生からの(コメント読み上げ)
  • 甲斐智久先生は直前まで着色作業をしていたため先程のカラー画像がメッセージ代わり
  • Bamboo氏からは動画メッセージ

ここで西口さんはちょっと感無量っぽく、泣きかけていた。

CampFire奥村氏ゲスト参戦

奥村氏を迎え、質問コーナーがとり行われた

ガールズの最初と最後の印象は違いますか?

基本的に印象は変わらないです。

奥村さんが感じた「圧」ベスト3

  • まちりんが来るたびにいろいろなことをさせられ、それがエスカレーションすること。
  • 満仲さんの写真をツイキャスで勝手に出すたびに怒られたこと
  • 打ち上げでの麻里子さんに物理的に<自主規制>

なにか言いたいこと

まずは、皆様に感謝
個人的にも一年近く楽しめた
夢をあきらめないで(的な「まともな?」コメント)

濱田さんと多部田さんゲスト参戦

おふたりにこのプロジェクトを通じて感じたことを聞く中でプロジェクトがどう始まっていったのかが改めて語られた。

2018年1月22日、ガンホーに多部田氏と大御所と麗子さんで圧をかけにいったそうだ。
その結果の以下のツイートである。

声優主体で企画をすることについて、濱田氏から「全部が全部、圧だった」と言うコメントが。
豊嶋さんの「コーラスは本当に入るんですよね?!」という圧があったことも明かされた。

センチはうっかりと圧でできている

多部田氏の印象としては、いい意味でSGガールズは変わってないと感じたそうだ。

多部田氏はグッズのデザインについてはこだわりがかなりあったそうで、工場に行って色校正のチェックまでしたことや、濱田氏の、今でもこれだけ応援してくれる人がいて、協力してくれる人がいて、感謝しか無いというコメントを残し、ゲストコーナーは終了した。

プロジェクトふりかえり

西口有香さん進行で、年表全公開と、それを読み上げながら想い出をふりかえっていった。
なお、キャストの後ろに貼ってあった年表は満仲さんの手書きであり、あとでブログにでもアップされるようだ。

2016年10月9日の初会合から始まり、2017年3月6日のプチ同窓会で、サターン実機でファーストウインドウをプレイしたこと、1月22日のツイートの際は、おかじゅんさんはまだこのプロジェクトのことを知らなかったことや、このツイートをしたのは麗子さんであることが明かされた。

7月以降は年表はほぼツイキャスの話題。
7月のツイキャス予行演習の際に、愛さんがいつかツイキャスでやるかもと、カードゲームを買ったことや、10月ごろに奥村さんから脊髄反射的に「圧熱」という言葉がでてきて定着したことも等

CDの歌撮りやドラマ収録は12月6日、8日に行われ、まちラップや全体リハーサル(12月15日)の練習中の動画もここで公開された。

その他、各種ツイキャスでのキャストのコスプレの話や色紙を書いた際の裏話等、多岐にわたる話を聞くことができた。


最後に、各キャストからの素晴らしいコメントがあり、すず音での乾杯をもって、ツイキャスは終了した。(ぜひアーカイブが消える前に確認してほしい)、約3時間にもわたる、実に充実した時間は終わりを告げた。

長い道のりを短い期間でやりとげたこのプロジェクトに感謝を。

センチメンタルグラフティの未来に、乾杯!
せつなさ炸裂!

おまけ:各キャストのツイキャス出演回数

  • 鈴木麻里子 25回
  • 岡田純子 7回
  • 有島モユ 16回
  • 前田愛 17回
  • 今野宏美 22回
  • 満仲由紀子 24回
  • 豊嶋真千子 28回
  • 西口有香 35回
  • 米本千珠 4回
  • 鈴木麗子 27回

長きにわたり、本当にお疲れ様でした。

13人のキャストたちへのメッセージ

最後に、Slackメンバーからキャストたちへのありがとうのメッセージをあつめ、動画にしたものを公開して、この記事を締めたいと思います。

企画・イラスト・動画制作はにし@きおさん、マニピュレーターはバーネットさん。
お二人ともありがとうございました。
また、コメントをいただいた皆様も、ありがとうございました。

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せつなさから始まる照明講座Ⅱ

皆さん、ご機嫌いかがでしょうか?

あっという間に4月ですね。
「再会」イベントから早3ヶ月以上経ち、もうすぐDVDが手元に届くようです。
あの「感動」を、あの「再会」をもう一度ですね。

さて、前回はアドベントカレンダーとして書かせていただいた照明講座
需要があるか無いかは知りませんが、なんとなく書きたくなったので第2弾です。
前回は「色」についてお話しましたが、今回はもっと踏み込んで「照明機材」についてご説明していきます。

ただ、一言に「照明機材」と言っても、ものすごい数の種類がありますので、
今回は「再会」イベントで使われていたであろう機材を紹介していきたいと思います。
(注意:筆者は6列目右端から2番目から見ておりますので、視認できる範囲で確認出来た機材を前提にして進めていきます。)

それでは始めていきましょう。


スポットライト

1つ目は「スポットライト類」からです。
スポットライトとは、レンズがついている舞台で使われる照明機材の総称です。
よく皆さんが耳にするスポットライトとは恐らく少し違うと思いますが、またおいおいご説明しましょう。

平凸レンズスポット


光源(電球)の前に平凸型レンズがついたスポットライトです。
またの名を「プラノコンベックスライト」と呼ばれ、業界一般では「凸(とつ)」と呼ばれています。
平凸型レンズというのは、虫眼鏡をスライスしたような形で、光源側が平らで反対側が凸型の形状をしています。
光がこのレンズを通ることで、ある程度輪郭が見える丸い光になります。
また、このレンズが前後にスライドすることで、光源との距離が変わり、当てる範囲を調節できます。
ほとんどの劇場、会館、ホールにあり、様々な用途で使われれます。

フレネルレンズスポット


先程の平凸レンズと形状は近いですが、フレネル構造のレンズが付いたスポットになります。
「フレネル」とそのまま呼ばれます。
フレネルレンズというのは、同心円状に凹凸がついたレンズで、
厳密に言えば少し違うのですが、水面にできた波紋のような形状をしているといえば、わかりやすいでしょうか。
この構造のレンズを使用することで平凸レンズよりも光が拡散するので、広い範囲を照らすことができますが、円の輪郭が非常に不鮮明になります。
この機材もレンズが前後に動き、大きさが変えられます。
平凸も同様ですが、大きくすると拡散し光量が減り暗くなり、小さくすると集光するので光量が増え明るくなる特性があります。
凸よりも輪郭が不鮮明なので、並べてフラットなベース明かりなどに使います。

上記の2種類はどの劇場、会館、ホールにも大抵あります。
特殊な機材を使えない場合は、この2種類を駆使して照明を作ります。

エリプソイダルスポット


少し言いにくい名前ですが、光の輪郭がはっきり出せる機材を指します。
略して「エリ」と読んだりします。
今回はその中でも「ソースフォー(以下S-F)」という機材が使われていました。
この機材はピント調節(フォーカス)ができ、輪郭がくっきりとした円が出せます。
逆にわざとぼかして使用することも出来ます。
なおかつ、上下左右にカッターと呼ばれる、お好み焼きの小手(笑)みたいなのがついており、それを内側に押し込むことで、四角くしたり細長くしたりでき、照らすエリアを切り取ることが出来ます。
そして、金属板(主にステンレスやアルミ)もしくは耐熱ガラスで作られた模様がついた種板(ネタ)を光源とレンズの間に差し込むことで、影絵のように模様を出すことが出来ます。
単純に対象に模様や文字を出したり、ビームを利用して木漏れ日を作ったりという使い方もできます。

PARライト


PARはそのまま「パー」と読みます。
PARとは「Parabolic Aluminized Reflector」の略で、「パラボラ状のアルミ製反射鏡」という意味です。
今までのスポットライトと違い、電球単体ではなく、反射鏡とレンズがついたシールドビーム球が筒の奥に入っている機材です。
シールドビームなので、大きさやピントを調整できません。
前述のスポットライト達は基本的に円形の灯りが出ますが、このPARライトは電球のフィラメント(中でくるくるしてるやつ)の形がそのまま細長く出て、シールドビームの表面構造(主に3種類)によって、その細さを調節できます。
スモークと併用することでビーム演出ができ、20年前くらいからムービングライトが出始める前は、ライブやコンサートでは主力の機材でした。

ミニブルートライト


先程のPARライトのシールドビーム(広角)の小型の物が筒の中ではなく並んで配置されたライトです。通称「ミニブル」
写真は2つですが、他に1,4,6,8,9,12と、たくさん並んでいる機材もあります。
筒に入っていないので、非常に広い角度で照射され、今回のように舞台前方に客席向けでつられ、客席を照らす事に使います。今回も2台使用。
他には、ライブなどでステージ奥から前に向けて「目潰し」として使用することもあります。

クセノン(キセノン)フォロースポットライト


通称「ピンスポットライト」です。設置する場所によって「センター」「フロント」「サイド」「バック」ピンと呼ばれたりもします。
今回のは「センターピンスポットライト」ですね。
おそらく皆さんがイメージされるスポットライトとはこれのことでしょう。
客席後方、もしくは上部からステージに向けて使用します。
前述までのスポットライト類はハロゲン電球を使用していますが、この機材は遠距離から照らすのでクセノンガスが封入された放電管を使用しています。
(注:この放電管はとても明るく、レンズもフィルターも通さず直視すると失明の恐れがあります。舞台に届くまでには減光されるので、演者に影響はありません。)
この機材は1台につき、操作する人が1人付き、対象を追従します。
今回は正面から2台使用していました。
サイズ、明るさ、フォーカス等、手動ですがかなりの設定ができ、灯体の前にカラーフィルターを入れることで、色を変えたりも出来ます。

Turbo PAR


「ターボパー」です。
PARと名前がついていますが、前述のPARライトとは違い、シールドビームではなく、普通にハロゲン球が使用されています。
CMY(前回の照明講座を参照)のフィルターが内蔵されており、それを組み合わせることで遠隔操作で色を変えることが出来ます。
また、光源が前後するので、ある程度のズーム(照射角の変更)も出来ます。
制御はDMX信号(照明制御規格)でコントロールできます。
イベントでは舞台奥床に前向きに置かれ、バックフット(空間を染める照明)として使用されていました。

Coloram


番外編ですが、「カラーチェンジャー」や「スクローラー」と呼ばれるもので、これ単体では光は出ず、機材の先端につけて使用します。
メーカーや型番が定かではありませんが、おそらくこの機種だと思われます。
中に、カラーフィルターを連結させたロールが入っており、それを動かして色を変える仕組みと、CMYの3つを組み合わせて色を作る仕組みの2種類があります。
今回のイベントでは前者のものがPARライトとソースフォーについていました。
最近ではLED機材に取って代わられた存在ですが、セカンドチョイスとして今も使用されています。

ムービングスポットライト

昨今のイベントでは欠かせない、自由自在に(というわけでもないが)動くライトです。
最近ではLEDの機材も増えましたが、イベントでは昔ながらの放電管タイプでした。

MAC700 Profile


少し距離があったので確証は無いのですが、目視できたシルエットはこの機材だと思います。
これがあれば何でもできる!というわけでも無いですが、いろいろ使えて便利なやつです。
照らす場所はもちろん、大きさ、明るさ、色が変えられ、前述のS-Fのように模様を数種類出すことが出来ます。
任意に動かせるので、調整もすばやく、言ってしまえば公演中の調整も可能です。
これもDMX信号を使いコントローラーで操作します。
イベントではステージ上に4台吊られ、動いていたので皆さんも存在は確認できたと思います。
全体を照らしたり、一箇所に集めたり、客席に動かしたりしてましたね。

LEDライト

説明するまでもなくLEDを光源に使用した機材です。
前述のハロゲン球や放電管に比べ、使用電力が非常に低く発熱も少ないので様々な場面で重宝されています。

今回確認できたのはこの2タイプ。視認出来ない機材もありました。
この機材も多数のメーカーから、様々な機種が出ているため断定が出来ませんでした。
恐らく、ビームを出すPARタイプと、地明りなどに使うWASH(染める)タイプだと思います。
写真の白い粒のところにそれぞれRGB(W,DB)のLED素子が配置されており、それぞれの値で混ぜること(前回の照明講座参照)で様々な色の光を出すことが出来ます。(ストロボも可)
今回は舞台頭上に吊られていたものと、舞台床面からジョーゼット(後ろにあった布製の柱)を染めていたものがありました。

調光卓

照明を操作するコントローラーです。
一般的に、「0〜100」のレベルを無断階に調節できる「フェーダー」にそれぞれの灯体を割り当て(パッチ)、それを組み合わせて明かり(シーン)を作っていきます。
各会場には必ずありますが、今回のように持ち込む場合もあります。

Avolites Pearl 2008/2010/Tiger


これは直接客席で見たので間違いないですね。
英国Avolites社製のライティングコンソール(照明調光卓)です。
ムービングやLEDを操作する際のコントローラーもたくさんのメーカーが出しています。
今回のAvolitesもメジャーなメーカーです。
イベントではC席中央のオペレーティングエリアに設置されていました。
時間に余裕がある場合は、仕込みの後、リハーサルまでにプログラミングする必要があるのですが、
今回のように設営に時間が無い場合、予めプログラミングをして来る場合もあります。

スモークマシン

ステージ照明において欠かせないもの。
光の筋が見えるのは薄っすらとスモークを炊いているからです。
これがあるだけで一気に照明が派手になります。
霧状、霞状、煙状と用途によって使い分け、使用するリキッドにも水性と油性があり、油性のものを使用する際は自治体によって、事前に消防署に申請が必要になります。
(たまに、このスモークを使うと咳き込む方がいらっしゃいますが、成分的に人体に悪いものは無く、視覚的要因が大きいようです。)

CONCEPT MK-VI

コンサートやライブで使われる、最もポピュラーなスモークマシン。
専用のリキッドを加熱し、炭酸ボンベを使って圧縮することでスモークを出します。
使用するリキッドは油性ですが、食品を製造する機械に使われる、通称「ホワイトオイル」を使用するので、人体に悪影響はありません。
今回は下手袖に置かれ、1部の途中、歌パートに入る前に出てましたねw


使用例

さて、「今回イベントに使われていた」であろう機材の説明をざっくり(と言っても、それなりに長文で)説明させていただきました。
他にも、作業灯や客電等ありましたが、割愛させていただきます。

では、この機材達は実際どのように使われていたのでしょうか?
公式ブログ等に載せられた写真から見ていきましょう。

まずはこちらの写真。

出典 : http://sisilala.tv/myarticles/429

出典 : https://blog.sentimental20th.com/2019/01/27/ひとりではできなかったこと%E3%80%82/

イベントに参加された方はわかると思いますが、1部のアフレココーナーですね。
舞台中央のスクリーンにゲーム画面が映され、舞台上手(舞台を正面から見て右側)のキャストの皆さんがスタンドマイクで生アフレコをするというものでしたが、
まず目に行くのが2枚めの写真の床に出ている光の円。
これは舞台用語で「サス」と呼ばれ、上から光を落とす事でその部分だけ浮かび上がらせたい時に使われます。
主に「凸」が使われますが、輪郭をハッキリさせたいなら「エリ」で、
逆にぼかしたいなら「フレネル」を、数が多い時は「ムービング」を使う場合もあります。
ただ、この「サス」だけでは、真上からの光なので顔が暗くなってしまいます。
そこで今回は「ピンスポットライト(以下、ピン)」が使われています。
1枚目の写真、愛さんの上半身が下半身に比べて明るく見えると思います。
これは客席後方から上半身だけ照らしているのです。
「ピン」で対象を照らす事を「フォロー」といいます。
顔を照らすだけならば、客席の上にある「凸」を小さく絞り込んで使うこともできますが、今回は演者の身長や立ち位置が様々なので、随時調整できる「ピン」による「フォロー」となったわけです。
(ちなみにこのピンの操作は手動で行われるため、遠距離から人の上半身だけを照らすには、少々の練習が必要ですw)

さらに、分かりにくいですが、奥の舞台上が微かに青く見えます。
使用機材は断定できませんが、恐らく「LEDライト」もしくは「フレネルレンズスポット(以下、フレネル)」を使用してると思われます。
「LED」の場合はフルカラーですが、「フレネル」は電球色なので濃い青色の「カラーフィルター」を使用します。
舞台を青く染める事はよくあることですが、理由は、
「暗転だと暗すぎるため」だったり「見栄え」だったり、「バミリ(立ち位置テープ)を見やすくするため」など色々あります。

もう1枚見ていきましょう。次はこちら。

出典 : https://blog.sentimental20th.com/2019/01/20/ありがとうございました!/

エンディング間際、クラウドファンディングのストレッチゴール達成で実現した、白を貴重としたオリジナル衣装のカットですね。

情報量が多いのですが、まず舞台全体が明るいのは客席の上にある「凸」が舞台全体を斜め上から照らしているからです。
この位置にある機材の総称を「シーリング」と呼びます。
この「シーリング」というのは、設置されている場所を指し、機材の種類は問いません。
一般的には舞台全体の前からの明かりや、対象物に小さく絞り込んで浮き上がらせたり、用途は様々です。カラーフィルターをうまく合わせる事で衣装やセットを染めたりもできます。

そして、舞台に寄った写真がこちら。

出典 : https://blog.sentimental20th.com/2019/01/22/sentimental-graffiti%E3%80%8021th%E3%80%80anniversary-♪/

皆様素敵ですね〜・・・( ゚д゚)ハッ!

さて、ぱっと見て舞台の上にカラフルな光の筋が見えると思います。
これは「PARライト」や「LEDライト」の光が霧状のスモークに当たって見える光の筋です。
スモークが無いとこのようにハッキリと見えません。
さらに写真左、ちょうど麻里子さんと純子さんの間、足元から上に向かって他よりもさらに細かい光の筋が見えると思います。
これは「ソースフォー」に種板が入った状態で出る光の筋です。元々は木漏れ日など表現する為に使われていましたが、ライブなどでは細い光がランダムに見えるので、ビーム的に使ったりもします。

舞台奥にある、4本の白い柱。
これは「ジョーゼット」と呼ばれる、少し透ける薄い布で、光を当てるとよく染まる素材でできています。
この足元にも「LEDライト」が上向きに置かれ、演出として色が変わったりしていました。
(´-`).。oO(個人的には、MCなどせつなさブレード並みに色を変えてもらいたかった・・・)

出典 : https://blog.sentimental20th.com/2019/01/23/記念写真!/

最後はこちらの写真。

最後に撮った集合写真ですね。
さっきの写真の逆、舞台奥から客席を撮った絵ですね。
ワイドレンズで撮ったせいか、端がだいぶ歪んでますが(^_^;)

天井が2ヶ所明るく見えると思いますが、これは「ミニブル」で客席を照らしている漏れ明かり(ハレーション)です。
その天井にたくさんついて、こちらを照らしている機材が「シーリング」です。
さらに両サイドに5つずつ見えるのは「フロント(サイドスポット)」といいます。
ここにも殆どの場合凸が使われています。
(式典などの看板当てように「エリ」が吊られてる場合もあります。)
使い方はこれまた様々ですが、主にナナメ45度から照らす「レンブラントライト」の役割をこなします。
説明すると長くなってしまうのですが、上からと前からの照明だけだと、対象物が平面的になってしまいますが、ナナメ45度からの照明を補うことで、より立体的に見せることができます。

床に出ている縦長の光が「PARライト」の光の筋ですね。
ちなみに、真ん中から出ている青い光は、映像さんのプロジェクターの光です。
スモークを使うと、映像にも光の筋が付きますw

ほんの一部ですが、このように様々な機材を組み合わせて、照明を作ります。
同じ機材でも、使い方によってはいろんな効果があります。
限られた時間と予算と機材でプランを考えるのが照明さんのお仕事です。
(´-`).。oO(濱田さん・・・今回の予算の内訳が気になるわ・・・)

さて、まもなくDVDが手元に届きますね。
いろいろプレイバックしてきて、感動の嵐でしょうが、
きっと私はTVの前でツッコミを入れまくっているでしょうw

DVD視聴5回目くらいにこの話を思い出していただければ幸いです。

ではまた。

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1∞点満点のセンチ20thイベントを考察する

センチファンの皆様、こんにちは!

今日もせつなさ炸裂してますか?Pinckneyと申します。

20thイベントが終わっても溢れるセンチ愛が抑えきれなくて、当サイトに寄稿させて頂きました。

今回は、センチ20thイベントが何故ここまでの成功を収めることが出来たのか、そして今後の展望について、SGガールズ達製作者サイド、そして我々ファンサイドにおいて何が出来るかについて考察を述べさせて頂ければ、と思います。

何故、センチ20thイベントは大成功を収めたのか?

2019年1月19日、この日イベントはこれ以上無い歓声と歓喜の涙をもって大成功を収め、幕を閉じた。しかしSGガールズ及びファンの双方のセンチへの熱い思いは、一向に治まっていない。筆者もその1人である。何故なのだろうか。

筆者が思うに、Customer Satisfaction(顧客満足度:以下、CS)の高さがセンチ20thイベント大成功の要因だと考えている。では、CSを高めるためにはどうすればよいのか?

お客様目線に立つ

まず1つ目として、お客様目線に立つ、ということが挙げられる。

センチメンタルグラフティという商品(コンテンツ)において、SGガールズである彼女達は企業(声優事務所)の社員であり(個人事業主でも有り得るが)、我々センチファンはお客様なのである。センチ20thイベントのチケットやグッズをファンに購入して貰うためには、彼女達は我々を満足させる必要がある。

どうしたら我々が20thイベントを満足して頂けるかを、彼女達が我々と議論した場がツイキャスである。この場でSGガールズとファン、それぞれがざっくばらんに意見を出し合うブレインストーミング(以下、ブレスト)をツイキャス上で何度も行った。これを元に彼女達は当初の構想を元にして、どんなイベントにしていくのか、内容を洗練していったことになる。

そう。これは、PDCA(Plan(計画), Do(実施), Check(評価), Action(改善))サイクルである。
Plan, Do, Check, Actionの4つのサイクルを繰り返し行うことで、20thイベントで何をすべきか、どんなグッズを作ったら良いのか、という元々考えていた彼女達の「計画」に対し、ツイキャスを「実施」することにより、我々の反応(「評価」)を見ながら少しずつ内容を「改善」させていったのである。

クラウドファンディング(以下、CF)を実施する前からイベントをすることは、ツイキャス当初よりSGガールズが発言していることから、イベントを実施するに当たって、ツイキャス前からある程度の構想は練られていたのであろう。
そして、CFにてチケットの余剰が出た場合、コミケにて手売りするといったバックアッププランをツイキャス前から計画しているところを見ると、かなり用意周到に計画していたものと推察する。

ただ、事務所や版権上の問題を処理する必要があることから、最初の「あなたに、会いたい・・・」というツイートから最初のツイキャスまで約半年の時間を要してしまったのであろう。
今後のイベントについて多部田俊雄氏が、「当分やりたくない」と発言しているところから、相当な根回しが必要であり、そのための労力と時間が必要だったと推察される。
西口有香嬢の「イベントやりませんか?」という相談を当初スルーしたのは、根回しの大変さが分かっていたからではないだろうか。多部田氏には本当に感謝したい。

そして彼女達も我々と同様、センチメンタルグラフティが好きであったことである。うさぎ組のメンバーは、センチメンタルグラフティがデビュー作であり、思い入れが強いからかもしれない。
SGガールズ自身が「センチが好きである」こともお客様目線でのイベント開催が出来たことの要因の1つであったと思う。そうでなければ、人目憚らずあれ程の涙を流す訳が無い。

トラブル対応

2つ目として、トラブルに対する迅速な対応が挙げられる。トラブルが発生することは問題ではない。トラブルに対し、如何に迅速に対応、処置することが重要なのである。

9月中旬、CFを実施するに当たり製作者サイドで一方的にリターンを決めることに不満の声を持ったファンも多くいることだろう。
2019年1月19日にイベントを開催するためには、彼女達には時間はあまり残されていないことは理解するが、リターンを発表するまでに到る経緯を説明する時間や、リターン内容をブレストする機会が不足していた。例えば、生バンドは結果としては最高の演出であったが、何故必要であるかの説明が行われていなかったため、ファンの不満の要因となった。
ただ、一般企業に勤めた経験の無いSGガールズが、ツイキャスという場での慣れないブレストやリターンの必要性についてのプレゼンテーションを適切に行うことはさすがに無理があったと思う。
こればかりは仕方が無いかと感じる。ただもう少し時間が欲しかった。

しかし9月16日のツイキャスの後、「何故このイベントをやりたいのか」「そのイベントはどういうものでどう楽しいのか」「それはいくらかかるのか」「リターンに対するメリット及びデメリット」について、ファンとの議論が十分になされていないにもかかわらず、CFを開始しようとしていることに危機感を感じたbamboo氏がSlackに現れ、CFのリターンに対するファンの意見を吸い上げている。

そしてbamboo氏、CAMPFIRE社の奥村郁耶氏達と共に彼女達は、吸い上げた意見を元に緊急会議を行い、双方が歩み寄った形のリターンを提案した。
このリターンを決定することは本当に難しかったと思う。センチメンタルプレリュード(以下、センプレ)の発売から約15年間主だった活動は無かったため、ファンがどれ位居て、どんなリターンを望んでいるのか把握できなかったのだから。
それでも、限られた時間の中でファンが満足出来るリターンを提案するというトラブルシュートを、CF経験豊富なbamboo氏の助けを借りながらも、彼女達は迅速に成し遂げた訳である。

そんな最中の9月28日のツイキャス中だっただろうか、彼女達の一生懸命な「熱」を感じ、筆者は初めて出来るだけの支援をしたいと感じた。
CFがうまく行かなくて悲しい顔をした彼女達を見たくないという感情が湧き上がったのだ。
一生懸命で迅速なトラブル対応により、少なくとも筆者の満足度を向上させたのだ。そう思ったファンは多いと思っている。

ツイキャスの中では「圧」という言葉が盛んに使われてきた。一見、ラスボス(大御所)である豊嶋真千子嬢が、他のSGガールズや奥村氏に圧力をかけているように見えるが、実際一番「圧」を受けていたのは彼女ではないのか。
ファンからの辛辣な意見も飛び交う中、矢面に立ちSGガールズを纏めた彼女はラスボス、いやリーダー足りえる存在であったのではないか。藤田淑子女史も遠くから「豊嶋、あんたやるじゃない。20年前から随分成長したわね」と言ってくれているはず。

朝まで続いたLINE会議は順調に進まず意見の対立等もあっただろう。ファンの様々な意見に対しどうしようかと動揺したこともあっただろう。心無い人(そんな人物はファンとは呼べないし、呼ばせない)のアンチテーゼに気を落としたこともあっただろう。でも彼女達はそんな顔一つもせずに笑顔を我々に振りまいてくれた。
そんなSGガールズが筆者は大好きだ。今までも、そしてこれからも。

SGガールズとファンの距離の近さ

そして3つ目として、センチ20thイベントはキャストとファンの距離が物凄く近いことが上げられる。
ツイキャスやtwitterで直接キャストとファンがコミュニケーション出来る、そんな親近感が顧客であるファンの満足度を向上させていると考える。これは、AKB48等の会いに行けるアイドルと同様の現象である。
そしてキャストとファンが一体となりイベントを作り上げていったという点では、他では例を見ない。

イベント自体のキャストとファンの距離はどうだろうか。
今回の会場である一ツ橋ホールは約700の観客を収容することが出来た。筆者はライブハウスでバンドのライブを見に行くこともある。観客が100人程度のライブハウスで最前列にいる方が距離感としては近いはずなのだが、そうは思えない。
また筆者は25年来のB’zファンであり、B’z LIVE GYMのクオリティにはいつも圧巻される。彼らは音楽のプロだ。
だがLIVE GYMでもかつて味わったことの無い快楽(満足感)を、筆者はセンチ20thイベントで得ることが出来た。何故だろうか。

それは、1月19日のトークイベントやコンサートだけではなく、長い長い約半年間に及ぶツイキャス、毎日更新されるブログやtwitter、キャストとファンの交流、そしてイベント本番。
これらが少しずつ距離感を縮めて行くことで、コンサートでの一体感を生んだからこそ、これ以上ない満足感を得られたのではないか。ツイキャスが始まった時には既に20thイベントは始まっていたのだ。
イベントを作り上げていく中で、お互いが楽しい、嬉しいと感じることが出来る、そんな距離感の近さが満足感に繋がったのだと思う。

20thイベントのオフ会では、センチの事は嫁には黙っているとか、イベントには嫁を説得して遠方から参加しているという声を数多く聞いた。20年前好きだったセンチがまた好きになったとのことだった。
筆者もそうだ。1月19日まで少しずつ距離感が縮まり、センチへの思いも少しずつ強くなり、20年前よりもセンチが好きになってしまった。
最初はイベントに行けばそれで良い、と感じていた程度だったはずが、最終的には自分に出来る限りのことをやりたい!と思うまでになり、うちわを自作したり、ペンライトをデコレーションしてみた。イベントではコール本を見ながら全力でコールしてしまった。
皆も筆者と同じように少しずつセンチへの想いが強くなり、キャストとファンの距離が縮まり、センチのことがまた好きになっていったのではないか。
だからこそ、かつて味わったことの無い満足感を得られたのではないか。

CSを高くする必要性について、彼女達は誰からも教えられてはいないだろう。センチへの熱い想いにより自然に体得していたのだ。
企業に勤めてからCSの必要性を学んだ筆者としては、驚きを隠し得ない。

今後の展望は?

この20thイベントでは我々の期待を超える満足感を与えてくれたと思う。前述のとおり、CSを上げることにより、顧客はその商品をリピートして購入することに繋がる。そして新規顧客を増やすことが出来る。

今後の問題点

しかし、ここで問題点がある。このセンチメンタルグラフティという商品において、イベントはおろか、グッズの展開等は全く不透明な状況にあるということである。せっかく顧客がこれ以上無い満足を得られたにもかかわらず、これでは利益に繋がらない。企業であればこれは非常に重大な問題である。
また、SGガールズはファンのツイキャスやtwitterに対する返信をこまめにしてくれていると思う。
支援金は既に回収しているので、商売であるのであれば本来はそこまでする必要は無い。
ファンとしては本当に嬉しい限りではあるが、これもまた利益に繋がっていない。

よくセンチ3の発売を希望する声を耳にするが、実現はかなり難しいものと筆者は考える。ゲームの販売本数を考えてみよう。センチ1(1998):約24万本→センチ2(2000):約8万本→センプレ(2004):約1万本である。
またセンプレの発売から約15年経っていること、twitterのフォロー数は約5000であることから、センチ3の販売本数はどんなに頑張っても5000本前後ではないだろうか。
一方、ソフト開発費を1億円、ソフト価格を7000円、メーカ利益を25%と仮定すると、約20000本を売り上げないと赤字となってしまうが、上述の5000本とかなりの開きがある。
以上の数字から残念ではあるが、センチ3を期待するのではなく、他の展開を行うべきだと考える。
どうしてもセンチ3を発売するのならば開発費を抑えるなどのコストダウンや、メーカ利益を多くするためにコンシューマ機以外で発売する等の対応が必要であると考える。
筆者もセンチ3は欲しいが、無理なお願いはするべきではないと思う。

無償のセンチ愛は必要ない!

今回のCFでは約3470万という、目標額の347%もの支援金を得ることが出来た。
しかし利益はあったのだろうか。むしろ赤字ではないのだろうか。
前述のとおり、センチ20thイベントは高いCSを得たが、そのためには沢山の労力とお金が必要となる。
20thイベントでは自分達の時間と支援金をふんだんに使った結果、CSを上げることに成功したが、本来は出来るだけ労力とお金を使わずCSを上げる工夫が必要である。

SGガールズは支援金の中からギャラを貰っているようだが、この1年間の対価として考えると雀の涙であろう。実質タダ働きに近い。またCAMPFIRE社からも奥村氏の献身的な活動や、ツイキャスや会議を実施するための場所や機材を提供頂いている。多部田氏にも1月19日当日の準備や物販人員をプロトタイプ社より派遣頂いている。そして物販の価格は他のイベントのそれよりも抑えられている。
以上のことから、製作者側からの労力と持ち出し金(利益度外視)という、無償のセンチ愛があってこその20thイベントであったと思われる。

しかし今後も同様のイベントを続けて行きたいのであれば、過剰な労力の浪費と利益度外視は止めて頂きたい。むしろ今後も定期的にイベントをやって頂きたいからこそ、過剰な作業を限界まで頑張ることは避けて欲しいし、鈴木麗子嬢が否定的だった外注も出来るだけして欲しいし、イベントのチケットやグッズが高額になっても良いから利益を出して欲しい。
そうすることで、センチメンタルグラフティが彼女達の定期的な仕事の一環として欲しい。あくまで筆者一個人の意見ではあるが。

もっとも、今回得た経験と衣装と人脈は使い回すことが出来るので、次回イベント開催時はもう少し楽に、安価に出来ると思うが。

彼女達はセンチをどうして行きたいのか?

1月27日のツイキャスにおいて、SGガールズ達はセンチを今後どうしていきたいのかを語ってくれると期待していたが、その旨の発言は無かった。前述のように、決まっているのはゲシュタルト・オーディン位で、おそらく今後の予定は不透明と思われる。

センチ20thイベントが大成功を収めた今、彼女達だってセンチ関係の仕事はしたいはず。20thと同様のイベントを今後もやっていきたいはずだし、ゲーム等の新しい商品についても展開していきたいはず。
しかし今はそういう発言が出来なくて、ただ成り行きを見守るしかないのであろうが、何らかの圧(熱)をSGガールズ達から関係各位にかけてくれると、嬉しい。

我々が出来ることは何か?

我々もSGガールズと同じように、今後のセンチにおける何らかの動きを期待している。LINEスタンプや、センチ2の20thとか、25thを望む声もちらほら聞こえてくる。
ではこれらを実現するためには我々ファンはどのように行動していけば良いだろうか?

既存品の購入

1月22日に「センチメンタルグラフティ~約束~」のPSゲームアーカイブス版が発売された。価格も617円(税込)と安価である。PS版を既に持っているという方も多いだろうが、ここはあえて購入をお薦めしたい。
というのは、今後新しい商品を発売するための判断基準になり得るからだ。アーカイブス版は単なる既存品の焼き増しかつデジタルコンテンツであり、売れなくてもガンホー社にとって赤字にはならないため、問題にはならない。
だが、今後新商品を発売するためにはお金が必要である。そのための判断基準としてアーカイブス版の売上本数を増やすことは、我々に出来ることの1つではないのか。その他、ゲームやDVD等の既存品についても購入することで、売り上げに貢献してはいかがだろうか。

ブログやtwitter等での地道なアピール

今回筆者はこの文章をGOUTEN氏のサイトS.G.F[Sentimental Graffiti Fan]に寄稿させて頂いている。ここには有志の愛で溢れたセンチに関する記事が載せられているが、S.G.F以外にも愛に溢れたサイトは沢山存在する。
そしてファンのtwitter等でも毎日沢山のセンチに関する想いが綴られている。
ブログやtwitter等で「我々はセンチメンタルグラフティが好きなんだ!」と日々アピールをすることも、我々に出来ることの1つだと思う。

権利関係を持つ企業・人物に圧(熱)をかける

現在、センチメンタルグラフティの版権はガンホー社が所有している。現在のところガンホー社がセンチ関連で発売したものはアーカイブス版の発売にとどまる。

上述のように、ブログやtwitterでのアピールだけでなくガンホー社の株主総会で意見する等を行うことで、権利関係を持つガンホー社や、製作者である多部田氏や大倉氏、甲斐氏に「センチが好きな人間がこれだけ沢山いるのだから、新しい商品やイベントを展開しても良いだろう」と決断するように圧(熱)をかけることも必要であり、我々に出来ることではないか。

最後に

今回のイベントを評価するならば、100点満点と言おうと思ったが、この上ない満足度を得られたということを考えると、点数を付けようが無い。
言うなれば1∞点満点だ。そんな気持ちにさせてくれたセンチ20thイベントに対して、改めてこう言いたい。

おめでとうセンチ20th、ありがとうセンチ20th。これからもよろしく。

 

最後に、センチ20thイベントを開催することを決断してくれた人達にお礼を言いたい。

お忙しい仕事の合間を縫ってご尽力頂いた鈴木麻里子さん、前田愛さん、今野宏美さん、満仲由紀子さん。
W妙子として新しい安達妙子を、そして感動を作り出して頂いた岡田純子さん、有島モユさん。
イベントを成功させるために各メディアに数多く出演されてきた、息の合ったナイスコンビの西口有香さん、鈴木麗子さん。
東京広島間を、幾度と無く東奔西走して頂いた米本千珠さん。
SGガールズのリーダーとして、イベントを引っ張って頂いた豊嶋真千子さん。
暖かいコメントをお寄せ頂いた牧島有希さん、岡本麻見さん、小田美智子さん。SGガールズは13人、そう感じさせてくれました。
また裏方としてご尽力頂いた多部田俊雄さん、濱田智之さん、奥村郁耶さん、bambooさん他スタッフの皆さん。
新しい12人を描いて頂いた大倉らいた先生、甲斐智久先生。
素晴らしい生バンドをご披露頂いた大津惇さん達。
そして筆者と同じように20年間センチメンタルグラフティを好きでいてくれたファンの皆さん。
センチで溢れた楽しい毎日を過ごすことが出来ました。ありがとうございました。

長文駄文、最後までお読み頂きありがとうございました。

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