【センチメンタルグラフティ2】発売から18年を経て明かされた新事実を考察してみた【後編/考察編】

前編/疑問編は如何だっただろうか。
では早速、疑問に対する考察を行っていこうと思う。

◯考察

ここで一つ断っておかねばならない事がある。
あくまでも霧耶自身が考察したことであって、
必ずしも正しい、とは限らない。
その事を念頭において欲しい。

Q:Question(疑問)に対しA:Assumption(仮説)として
一つずつ考えていく。

Q1:主人公(らしき人物)はどこで事故にあったのか。
A1:おそらく海外。土地については後述で触れたいと思う。

Q2:なぜ大規模な葬儀だったのか
A2:おそらく複数人の合同葬儀だった。

Q3:では誰の葬儀だったのか
A3:主人公を含めた事故被害者

Q4:多部田氏曰く、「主人公は死んでいない」のでは?
A4:正確には(ゲーム上)生死不明ではなかろうか

Q5:生死不明?
A5:現場に残ったのは遺留品(身分証明書)のみの可能性がある。

Q6:でも調べればすぐに分かるのでは?
A6:大規模な事故、多数の被害者、身分証明書無しですぐに調べることは難しい

Q7:主人公が名乗れば大使館でも調べられる
A7:事故により集中治療室に入っていたor記憶障害があった

Q8:ではなぜ主人公が合同葬儀に含まれていた
A8:日本での生死は紙切れ一つで受理される

Q9:紙切れ一つって?
A9:遺族が所定の窓口に死亡届を出し、受理されれば死んだことになる。

Q10:センチ2の主人公はなぜあの場所にいた?
A10:被害者の中に親しい人が居たと思われる。

◯結論

主人公は海外を旅している間に事故にあった。
場所はおそらくペルー。※これも後述にて触れる

大型トレーラーが横転し、何台もの車・人が巻き込まれた大事故。
街中、横断歩道という立地上、被害者は多数と考えられ
その中には同じように旅行していた日本人観光客も含まれていた。

事故にあった際、現場に遺留品としてパスポート(おそらく血痕付き)を落とし
それを現地警察が日本大使館に問い合わせ渡航歴と照合。

本人は事故により重傷を負い、現場の混乱の中で緊急搬送される。
(重傷ともなればトリアージにより優先的になったのではなかろうか)
一命は取り留めたものの、しばらくは意識が戻らず、
意識が回復してからも事故の後遺症でしばらく記憶障害に。

事故に巻き込まれた被害者の中には遺体が残らない者も居た。
その中に主人公も含まれているとされる。

外務省を通じ、現地日本大使館から
・主人公が事故にあったこと
・遺体が残らなかった(なかった)こと
・現場にパスポートが落ちていたこと
・渡航歴に該当する名前があったこと
以上のことから主人公が現地の事故で死んだ(と思われる)ことを告げられる。
他の被害者と合同葬儀を行う関係で写真提供を求められる。
主人公の写真は家族から提供される。
※この時点で遺族から主人公が「死んだこと」を【承認】される。

日本で合同葬儀が執り行われる。
ヒロインたちへは遺族たちが主人公の手帳(アドレス帳)で連絡を取った。
その際、最低下記の3点は伝えられたと考えられる。
・日本でニュースになるほどの大事故であったこと
・遺体がなく、棺には何も入っていない。
・合同葬儀を行う

葬儀に参列し、式場の中に飾られていた被害者達の写真の中に
主人公が含まれていることで改めて「死んだこと」を認知。

彼女たちの失意の中、月日が過ぎ、センチメンタルグラフティ2に。

というのが今回の考察から得られた結論である。

しかし、疑問点は別に発生する。

◯なぜペルー?

同日放送の西口有香さんから
「実はセンチ2の生存ルートの収録をした覚えがある。」
「海外、ペルーだったと思う。」
「現地で情報が錯綜していた。」
と情報があった。

このことからペルーに限定をする必要はないが、敢えて限定した。

◯他のキャストはなぜ知らない?(覚えてない?)

センチ1においてヒロイン声優一人の台詞の収録が750個前後あった。
※センチ1各ヒロインクリア後の「SOUND TEST」を参照
センチ2もそれに近い数(またはそれ以上)があったと思われる。
それを踏まえた上で考えていくと、
仮説1:西口さんの収録が他の人に比べて早く終わったのではないか
仮説2:その上で多部田氏が(隠し)持っていた主人公生存ルートの台本があったのではないか
仮説3:西口さんの収録後、収録スタッフから上層部に伝わり圧力がかかったのではないか
結論:西口さん以外は収録せず、また台本があったことすら知らない。
※関係スタッフの中で箝口令が敷かれていた可能性あり。

真相は多部田氏の中にあるが、前編でも述べたとおり、現時点ではまだ闇の中。

◯センチメンタルグラフティ2について

ここからは個人的な感想を含めているので、主人公の生死考察とは一切関係がないことを先に断っておく。

また、センチ1を前作、センチ2を本作と呼称する。

18年前に本作をプレイをし、あるいはその前からゲーム情報雑誌等で本作を知り、心折られたユーザーが数多く居る。
実際、前作ではファンだった人が、本作で離れていったという話も聞く。
なぜ前作主人公が居なくなることが求められたのだろうか。
当時はその理由は考えず、辛い気持ちを持ちながらプレイをした記憶がある。

前作の発売から20年経って、改めて前作をプレイしてみた。
薄れた記憶も影響しているが、そこで見たヒロインたちはとても純粋な想いを秘めていた。

だからではないか、と。

前作発売から20年、今回の20周年記念で真剣に本作のことを考えてみた。

確かにゲーム開始直後からそれぞれに面影があるものの、今までの雰囲気とは違う。
事故のことが有り、大切であった人を亡くし、それまでの彼女たちの世界がガラリと変わる。

そんな良くも悪くも、成長したヒロインたちを見てふと感じた。

18年前に制作に携わったスタッフ(誰とは敢えて名言しないが)の中では
彼女たちを少女から大人に成長させたい、という気持ちがあったのではないか。
先に触れたとおり、彼女たちは純粋である。
純粋であるがゆえ、ある意味では少女なんだ、と。
自分自身も続編で成長した彼女たちを見たかったという思いはある。


千恵が待つライブハウス。その名前は「Lost Child

ただ、前作で完成してしまったからこそ、その続編を作るにあたっての
葛藤はあったと思う。

ただ一つ言えることは・・・

ファンの期待度とベクトルが、制作陣のそれと違っていたのだろう。

たったそれだけのことである。
本作の表現方法が間違っていたかどうかなんていうのは二の次だ。

今後、多部田氏から新しい話が聞けることを期待して

ここで筆を置きたいと思う。


【前編/疑問編】はこちら

【センチメンタルグラフティ2】多部田氏から語られた18年目の真実【総集編/解明編】

【総集編/解明編】はこちら

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【センチメンタルグラフティ2】発売から18年を経て明かされた新事実を考察してみた【前編/疑問編】

◯事の起こりは

2018年9月2日にその事件は起きた。

「帰ってきたセンチメンタルグラフティ20」第8回放送内にて紹介された
多部田俊雄氏の応援コメントの続きの内容に
生放送(34:00頃)を見ていたファン一同が一斉に驚く。
※多部田俊雄氏:センチメンタルグラフティプロデューサー

「センチメンタルグラフティの主人公は死んでいません。
皆さんの心の中で生きています、などという概念的な話ではなく
2の設定上でも死んでいません。
実は2のオープニングムービーの中にもその伏線を散りばめて置いたのですが、当時の諸事情で、これをしっかりとお伝え出来ないまま
十数年が過ぎてしまいました。
その事をきちんとお伝えしたかった。」

当日は動揺のさなか放送が続けられ、現在に至るまでその後の情報は無い。

◯放送終了後に

センチメンタルグラフティ非公式コミュニティSlack内では
放送終了後にファン同士で意見の交換がされる。
改めて今から18年前に発売されたセンチ2のOP動画を見てみよう。

https://www.youtube.com/watch?v=BfZ2NHhL45U

今見返してもなかなかに衝撃的なシーンから始まる。
当時のゲーム雑誌には「前作の主人公の死から始まる」と書かれていたとおり
弔問者に混じってヒロインが登場する場面からスタートするのだが・・・
当時はこの時点でミスリードに嵌っていたのだろうか。

◯何を勘違いしていたのだろうか

センチメンタルグラフティ1終了から2開始の間に1年間の空白がある。
事故はその間にあったと思われる。主人公の年齢は18~19歳。
波乱の人生(小学校4年から計算すると5年間に11回転校)しているものの、
主人公自身はごく一般的な人だと予想される。
そのごく一般的な人が事故によりこの世を去ったとして
OPにあるような葬儀が行われるのだろうか。


またこれは当時から言われていた事で、ヒロイン以外の参列者の年齢層が高い。

主人公自身が実はとても大きな企業の御曹司だった、
というのであれば話は別だが、それならそもそも転校はなかったのではないか?


なお事故のシーンをよく見てみると、日本では見慣れない道路標識がある。
風景もどことなく日本以外の場所にも見える。

◯手紙

ヒロインたちに送られた手紙に注目すると意外なことがわかってくる。
初めて出てくるシーンには妙子に宛てられた物。
押印された消印から十中八九日本国内から出されたものだろう。

次に明日香に届いた手紙をよく見るとエアメールであることがわかる。

文面がわかるのは妙子・優・若菜に届いた手紙のみ
文章を解読すると

「前略
お元気ですか?
僕は今、また長い旅の途中です。
一人◯◯◯◯◯◯いると
君とのいままでの事が思い出されます。
帰ったら、もう一度逢いに行きます。
おみやげを楽しみに待っていて下さい。
それではまた、君の街で。
草々」

文面4行目だけがどうしても解読できないが
前後の文章から繋がるように補完すると
「一人で旅を続けていると」あたりが妥当ではなかろうか。
以上から手紙をヒントに考察すると
センチ1以降も主人公は旅を続けており、
日本国内だけでなく海外にも渡っていると考えられる。

◯では結局誰の葬儀なのか

前述でも疑問視しているが、主人公一人だけの葬儀にしては
霊柩車は当時のことを考えると普通ではあるが、
供花、式場、受付と見るに少々大掛かりではなかろうか。


※現在はこのタイプの霊柩車を新規で作ることが難しい。

ヒロインたちが参列をしていることから主人公に関係しているのは確か。
そこで事故現場のシーンを改めて見ると、結構な規模の事故であることがわかる。

巻き込まれた人が多くいることがだろう。
その合同葬儀だとすれば・・・?

と言ったところで【後編/考察編】に続く


【後編/考察編】はこちら

【センチメンタルグラフティ2】発売から18年を経て明かされた新事実を考察してみた【後編/考察編】

【総集編/解明編】はこちら

【センチメンタルグラフティ2】多部田氏から語られた18年目の真実【総集編/解明編】

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恋い焦がれ 偲ぶ想いと 今日の風【綾崎若菜生誕祭に寄せて】

本日9月16日は、京都の大和撫子、綾崎若菜の誕生祭ですね!
おめでとうございます!

先週行くはずだった京都の巡礼が、台風や大雨で順延せざるを得なくなった筆者ですが、綾崎若菜(以下若菜)というヒロインに関して、なかなか深い(と思っている)因縁があるのです。

意図せずに焦らされ、印象づけられた存在

筆者にとって綾崎若菜という存在は、意図せずして「焦らされた」ヒロインでした。
それは性格だとかゲームの攻略性だとかではなく、2つの「焦らし」が筆者を取り巻いていました。

第1の焦らし

1998年当時、筆者は山口県は下関市に住んでいました。
2018年現在のようにインターネットが生活に浸透していたとは言い難い時代、ストリーミング放送もありませんでしたから、毎週月曜深夜25時頃に、自宅の屋根に登ってはTBSラジオにチューニングをし「センチメンタルナイト」を聞く日々を過ごしていました。

アニメ「センチメンタルジャーニー」に至っては関東圏のみの放送でしたので当時船橋に住む親戚にお願いをして、1ヶ月分の放送(4話分)を120分のVHSに標準モードで録画して郵送してもらうということをしていました。

リアルタイムで見れないことを残念に思いつつも、送られてくるVHSをとてもワクワクしながら待つ筆者に、過去何度も書いている、その悲劇が起こりました。

それは2本めのVHSが郵送されてきたときのこと。
1ヶ月焦らされて開ける小包、輝きを見せるVHS。
期待を込めながらビデオデッキにVHSを入れる。
第5話「友情の通天閣スペシャル」を感動しながら見る筆者。
さあ、次は第6話、若菜の回だ…。

そして流れる「H.T」

(トライガンじゃねーか!)

思わず片膝をつく筆者。
どうやら野球の延長か何かで30分ずれていて、そのずれたトライガンが録画されていたようです。

再収録など期待することはできず、後日手に入れた「センチメンタルジャーニー オリジナルサウンドドラマCD」でダイジェストのようなものを聞きながら、どういった構成で話が進んだのかを妄想する日々。
その後レンタルで見るまでおよそ5年近くの歳月をかけた焦らしが始まったのです。

これが第1の焦らし。

第2の焦らし

第2の焦らしは「センチメンタルグラフティ2」の発売がトリガーでした。
ドリームキャストのソフトウエアとして発売された当作ですが、2000年当時バイトもしておらず、僅かな小遣いでやりくりをしていた進学校の高校生の筆者にとって、ドリームキャスト自体がとても手の届かない代物でした。

大学で大阪に出てきてからは中古の筐体を入手することができ、プレイすることができましたが、その2年間においては僅かな攻略情報を雑誌で見て妄想する日々でした。

これは若菜に限ったことではありませんでしたが、所見プレイでベストエンディングにたどり着かないという評判が事実だったことも相まって、若菜を狙ってプレイしベストエンディングを迎えるまで、実際のところ2年位かかった気がします。

それが第2の焦らし。


このように2つの焦らしがあり、センチ1以降なかなか若菜という存在に会えないことは、筆者へ強烈に印象づける結果となったのです。

忍耐と武道

センチメンタルグラフティが発売された1998年当時、筆者は少し陰湿ないじめにあっており、どこからか筆者がセンチ好きだという情報を仕入れたのか、あるとき机の中にセンチのフィギュアを入れられて、テストの席の入れ替えのときに晒されたりと、好きをオープンにすることで損をしていました。
(なおそのフィギュアは捨てるふりをしながらありがたく持って帰り、今でもうちのセンチグッズ補完コンテナにしまってあります)

センチが一世を風靡していた頃、巷のゲームセンターのプライズにはセンチグッズが必ずと行っていいほどあり、筆者もゲットするのに相当な金額をつぎ込んだ覚えがあります。
あとから考えると、そんな中わざわざプライズ景品を取ってきてまでこのような工作をするって、そうとう筆者のこと好きなんじゃねーの、と思いましたが、それはおそらく幻想なのでしょう。

そしてセンチが好きだから故に孤立しましたが、センチを好きであることをやめるわけにはいかない筆者は、この状況を耐え忍ぶ決断をします。
好きなことを好きと言えない辛さはありましたが、いずれ風化する環境に左右される必要はないと思ったからです。

筆者は剣道も嗜んでいましたので、精神的な苦痛に対する忍耐力はあったほうだと思います。
もしかしたら、同じ袴を着る武道である弓道をを嗜む若菜にも親近感が沸いていたのかもしれないと、今でも思います。

恋に、家のしきたりに、耐え忍ぶ若菜。
いじめと、好きであることの狭間で耐え忍ぶ筆者。
同じ「好きなもの」を介して耐え忍ぶところに、筆者と若菜の非常に強いつながりを勝手に感じるのでした。

最後に

さて、若菜の誕生日だということで、筆者にとってのすこし若菜のことを思い出せるエピソードを連ねてみました。
綾崎若菜という存在が焦らしてくれた期間は、想いを募らせ、確実に筆者の中に積もっていきました。
その結果が、20年好きでい続けることになったと確信しています。

そしてもう聞けないかもしれない声を恋焦がしながら、今日という日をお祝いしたいと思います。
改めて、若菜、誕生日おめでとうございます!

最後に、この記事のタイトルのことを。
タイトルにした川柳は筆者の自作です。


恋い焦がれ 偲ぶ想いと 今日の風
(故意焦がれ、忍ぶ重いと 京の風)

  1. 遠くからあなたを想いこの身を焦がしていますが、いま吹いている風のように今日も時間は過ぎていきます。
  2. 誰かに意図的に心傷させられたとしても、京都にいるあなたの風に巻かれるような軌跡を思うと、辛く重いことでも耐え忍べます。

句に2つの意味をもたせてみました。
句としては稚拙ですし、おそらくほとんどの人はそう感じられないかもしれません。
しかしながら筆者の重ねたエピソードを詰めこむことができた、と信じて今日を、明日を生きていきます。

ありがとうございました。

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優と過ごした夜をもう一度!2018年のペルセウス座流星群は8月11日から13日で見よう。

全国のセンチメンタルグラフティファンならびに七瀬優ファンの皆さま、こんにちは。
8月1日公開を予定していました本記事は、センチ20thプロジェクトのお知らせの記事を優先公開したため、時期をずらして本日の公開となりまhした。

毎年、ペルセウス座流星群が見られる期間が国立天文台から発表されております。

ペルセウス座流星群2018 | 国立天文台(NAOJ)
https://www.nao.ac.jp/astro/feature/perseids2018/

タイトルのとおりではありますが、今年(2018年)のペルセウス座流星群の見れる時期は8月11日から8月13日です。
そして、どうやら8月13日の10時に極大になるようですね。

ペルセウス座流星群が極大(2018年8月) | 国立天文台(NAOJ)
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2018/08-topics03.html

ということは、8月12日に見るのがベストなのかもしれません。

センチメンタルグラフティにおけるペルセウス座流星群

ペスセウス座流星群は、三大流星群のひとつとも言われ、とても観察しやすい流星群としても有名です。
しかしながらンチファンにとってのペルセウス座流星群は、主人公が七瀬優と出会った夜に見た流星群でもあります。

今夜はペルセウス座流星群が一年で一番一番良く見える晩なんだ。
私なんか、一年間、この夜を楽しみにしてたんだよ…
ーー小説:センチメンタルグラフティ 〜約束〜 第七話 七瀬優「幻の転校生」より引用

主人公と出会ったときも優はこんな言葉を発しています。
そして、あいまいながらも「また流星群を一緒に見る」という主人公との約束が果たされるのを信じて、毎年出会った場所でひとりで過ごすようになっています。

小説が発売した当初、筆者はそのペスセウス座流星群がどんなものであるのか、また優の生地である広島でどんなにきれいに見えるのかを確かめずにはいられませんでした。
いろいろな都合がありなかなか行くことは叶いませんでしたが、今でもペルセウス座流星群の単語を聞くたびに「七瀬優」というキャラクターを思い出すほど、鮮烈なエピソードだったように思います。

あのときの出会いに思いを馳せ、流星群を見る。
ロマンチックでとてもいいじゃないですか。

夏の夜、流れ星を数えようキャンペーンも実施中

国立天文台の特設ページでは、流星群を観察して投稿する企画が行われています。

夏の夜、流れ星を数えよう 2018 ~ペルセウス座流星群を眺めて、みんなで報告しよう
http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/201808-perseids/

同ページ内では、観察のポイントや流星群の見分け方など、とても親切に書かれておりますので、今年以降、ペスセウス座流星群を見に行こうと思っている人は是非参考にしてください。

気になるその日の天気は?

気象庁によると、件の3日間はどうやら晴時々曇のようです。


他の流星群について、またゲーム内における流星群の記事は別記事として改めて書こうと思います。

2018年のペルセウス座流星群はもうすぐです。
12日はツイキャス放送「センチメンタルナイト20」もあるので、流星群とともにツイキャスを見るのもいいかもしれませんね。

さあ、優といっしょに、せつなさを噛み締めて流星群を見に行きましょう。

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その変化が僕たちに圧倒的な体験をさせた「永倉えみる」というコンテンツ【永倉えみる生誕祭に寄せて】

本日7月20日は、仙台の電波オカルト娘として認知されていることでしょう、永倉えみるの誕生日です。
おめでとうございます!

本日は「私のもとへ逢いに来て」「ウルトラesp」「Ribbon」「Wonderland」をヘビーローテーションが課題曲ですよ。

えみる語が私達にもたらしたもの

永倉えみる(以下えみる)といえば、語尾に「りゅん」をつける「えみる語」が一番印象的だろう。
作中本人も「えみりゅん」と自分のことを称している。
センチファンの間でもこの通称は定着しており、センチメンタルグラフティを語る上でこの「えみる語」の存在は外すことのできないものとなっている。

ただ、えみるがいわばセンチメンタルグラフティにおける「電波娘」として、この「えみる語」を挙げることについては筆者は「自己肯定としての言語開発」をしているのだということを提言したい。

オカルト好きも独特な感性もほとんど関係なく(事実、思考は大変優秀である)、主人公(つまり運命の人)と再会したときに自分が昔の自分と同じようにあるために、強烈なキャラクターを作らなければならないという深層での意識が働いた結果なのだと筆者は思う。

小説「約束」を読んでもらえればわかるのだが、実際のところであったときにはこの「えみる語」は開発されていない。
センチ2では、もう運命の人(ここでは心許した人)に二度と会えないので「えみる語」を封印している。プレイするにつれ心を溶かすえみるの、時折無意識に出る「えみる語」に目頭が熱くなったのは筆者だけではないはずだ。

よく考えると深いかもしれない「えみる語」は、オリジナルの語尾として強烈なインパクトを我々に与えてくれた。
それは他に真似のできないコンテンツであることは、他に使う者のいないことからも明らかだ。
ゲーム発売前後の当初は嫌悪した人も多いかもしれないが「続ければモノになる」という体験を、今我々に教えてくれたのだと思う。

ハスタ語にもあった…?
こっちが元ネタだよ!

あどけなさの中に垣間見える「大人」の声色

えみるの声優は言わずもがな現在はAiMとして活動されている前田愛さんだ。
デジモンアドベンチャーに出演され、エンディングで流れた「I wish」にいたく感動したのが昨日のことのように思い出されます。

さて、センチメンタルグラフティの声優の中でも抜群に歌唱力のあったのは前田愛(AiM)さんでした。
初めてえみるのキャラソン「私のもとへ逢いに来て」を聞いたときは、驚きを隠せませんでした。あの「えみる」の声を当てている人とは思えない、と。

そんなギャップもあってでしょうか。
えみるのセリフを聞いていると、なにか「大人っぽさ」を感じるようになりました。
自己肯定をするために抑えていた本来の自分を、そこから醸し出すかのように。

また、2になるとその声色は如実に実を結び、キャラクターに深みを出しました。
辛さから逃避するために仮初の自分を封印し、さらに上書きする。
永倉えみるという人格を表現するのはとても難しいことだったとおもいます。

前田愛(AiM)さんの演技は本当に素晴らしかったと思います。
そして前田愛(AiM)さんのキャスティングを決定した人は、本当にいい仕事したんじゃないかと思います。

形が変わることが図らずして主題になる

センチメンタルグラフティならびに永倉えみるのエピソードの中で、変化していくものがあります。

現実

  • 20年たっての聖地の閉鎖や移転、改装による変化。

エピソード

  • ラムネ瓶をタイムカプセルとして当時の旧校舎に隠し、その旧校舎が取り壊されようとする、変化。
  • えみる語等によるキャラクターの変化。
  • 主人公との決別と心境の変化。

それが永倉えみるならびにそのエピソード、おいてはセンチメンタルグラフティ全体を後からでも自分が評価するポイントのひとつになっています。

2011年3月、東日本大震災が起こり、東北地方では大変な被害を受けました。
当時から筆者の住んでいる地域は大阪だったため、仕事中にただただ津波で街が飲み込まれれいくのをテレビでみるだけでした。
えみるの聖地となる仙台ならびに周辺地域においては、その形をかえてしまったところもあるのではないでしょうか(市内はわりと無事だったようですが)。

これまで間接的な支援しかできなかったのですが、先日大阪でもあった地震により、大規模ではなかったものの交通が麻痺したりと災害の怖さを身をもって体験した、ということもあり、絶対に訪問しなければという思いが強くなったので、ぜひ訪問した際にはその変化を肌身に感じでこようと思っています。

アニメ「センチメンタルジャーニー」ではエピソードの最後ですでに旧校舎は取り壊されてしまいましたが、ゲームでは主人公と再会したときにはまだ取り壊しは行われていません。
しかしながら、いずれ取り壊されるであろうこの校舎のことを思うと、少し他人事ではありませんでした。(自分のエピソードに関しては別の記事で書こうと思います)

えみる語と2のエピソードに関しては言わずもがな。

こうした「変化」に関する事柄のエピソードが、筆者の体験と重ねることができるのはとても貴重な体験で、それこそ運命と感じざるを得ません。
こういった事柄がえみるを好きでいられる秘訣なのではないかと感じるのです。


さて長くなってしまいましたが、えみると、そのエピソードについて少し語るとともに、あらためて永倉えみるの誕生日をお祝いしたいと思います。

また、この日にジャーニーの上映会をかぶせてきたサンライズさんに勝手に感謝です!
ぜひえみる回を上映してください!僕行けませんけど!

それでは本日は「永倉えみるの誕生日」というのを踏まえつつ、素敵な一日をお過ごしください。

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