本日10月31日は、ハロウィン?
いいえ、我らが女王、遠藤晶さまの誕生日ですね!
おめでとうございます!
筆者が立ち上げたセンチメンタルグラフティの非公式コミュニティでは、このブログを書いている今も、おめでとうラッシュのログが流れています。
すでにたくさんのお祝いイラストがTwitterにも上がっていますが、このブログ記事で「使っていいよ」との許可を得た寄稿イラストがありますので、ここにも掲載したいと思います。
どちらもふつくしいです…
筆者もおめでとうを言いますが、それと同時にありがとうを言いたい。
遠藤晶という存在のおかげ引き留まった世界があるのと、遠藤晶という存在が与え、引きずり込んだ世界があるからだ。
この2つに対する感謝を、遠藤晶生誕祭に寄せて書き綴りたいと思う。
※以下、遠藤晶を晶と略称で書かせていただきます。
第1の感謝:クラシックの世界
小学生1年のころから、高校2年生くらいまで、筆者はピアノを習っていた。
特にピアノを弾きたいと言った覚えはないし、いつの間にか60万くらいするKAWAIのピアノが家にあったのをうろ覚えている。
最初の先生はたしか音大を卒業したばかりかなにかで、なにかと「○○をするコト」「○○を覚えること」「暗譜するコト」等、「コト」をカタカナで書く癖があったのを覚えている。その影響で筆者もなにかと「コト」をカタカナで書くことが今でもある。
なんだかんだであの先生は好きだった。
中学に入った頃、先生が変わり、ピアノを弾くこと自体があまり楽しくなくなってしまった。
反抗期、というわけではないのだが、どうもピアノを弾くことがかっこ悪いような気がしたり、そもそもクラシックを弾くことに意義があるのかとか思ったりした。
まわりはバンドブームの真っ只中で、同じ音楽でもギターをかじったり、ドラムをかじったり、迷いに迷った。
そんなときに出会ったのがセンチメンタルグラフティであり、晶の存在だった。
同じクラシックを嗜む者。その力量が違えども、悩むレベルは違えども、音楽に対して迷いっているということはとても共感できた。
晶には主人公が居た。
筆者には誰がいただろう…誰も居なかった。
でもそのかわりに、二人の関係を自分に投影し、なんとかピアノを辞めることを踏みとどませた。
感謝のポイントのひとつである。
おかげで今でもクラシックは好きだ。
実家では毎年末は紅白を流しているが、実のところ紅白よりN響を聞きたかったりする。
妻の母が音大出身でリトミックの講師であることから、妻もピアノやバイオリンを多少嗜む。
妻が以前出演した1万人の第九も見に行った。
今でこそピアノは弾かなくなったが、もし中学のあの時にピアノをやめていたら、きっとクラシックが嫌いになっていただろう。
そして自分はこのような人生をおそらく歩まなかっただろう。
クラシックの世界に、引き留めてくれたことに感謝したい。
第2の感謝:センチを好きでいれる世界
いわゆる「オタク業界」、のことである。
そんな業界ないですけどね。
別段にわかオタクと言われても仕方がないような暮らしぶりの筆者だが、好きなものを好きと大きな声で言えるのは「ZARD」と「あずきちゃん」と「センチメンタルグラフティ」くらいだろう。
その中でもやはり特異なのはセンチであり、20周年にかこつけて非公式コミュニティをSlackで立ち上げてしまうほどである。
センチメンタルグラフティとの出会いは、筆者が中学生のころだった。
しかし当時筆者は決してイケている部類の人物とは言えず、センチが原因で少々いじめられたこともあった。
そういう事案もあり、数年はセンチが好きなことを一部の人以外にはひた隠しにして生きたいたのである。
高校にあがり、中学とは違うクラスタの友人たちができた。
その友人たちの中には、自分と同属の人たちも居たが、それを否定をする人は殆ど居なかった。
友人のひとりはSFアニメ研究会というものに入っていた。
友人自身も同人サークルをやっており、筆者は友人に頼み込んでそのサークルに入れてもらった。
好きなことを好きと言える場がほしかったということ、そしてすこしでもセンチ仲間がほしかったのである。
SFアニメ研究会では、学祭で同人誌を出すことが通例となっていた。
筆者もその同人誌に参加した。
そのときに描いたのは、もちろんセンチメンタルグラフティのイラスト。
そして選んだヒロインは…晶だった。
なぜ晶を選んだのか。
描きやすいとかそういうのではなく、きっと12人のヒロインの中で一番衣装がスタイリッシュだったから、だったと思う。
原稿はトーンを一切使わずにトーンのようなものを手書きで書いた力作だった。
イラストをあまり書かない筆者だが、授業中もひたすら書きつづけ、もうこれトレースしてるんじゃないかなというくらい精密に描いたと思う。
先日実家に帰ったときに、家をひっくり返す勢いで、当時の原稿を探したのだが、原稿はおろか、掲載した冊子も行方不明だった。
お見せできないのが残念でならない。
結局そのイラストがきっかけでセンチ仲間を作ることはできなかった。
そのかわりに、自分の「好き」を肯定することができた。
「好き」が肯定できるようになると「好き」に自身がつく。
こうして20年戦士が内から外へ出ていくようになったのである。
小学生のころ、卒業のときに恩師に色紙をいただいた。
そこには「継続は力なり」とそれは力強く書いてあった。
今、センチを好きでいる思いは間違いなく「継続」のたまものである。
筆者はデジタル加工を覚え、DTPデザインやWebデザインで稼ぐようになった。
そしてこのサイトを立ち上げ、非公式コミュニティSlackを立ち上げ、メンバーも100人を超える大所帯となった。
その継続を促したのが、イラストを描いたことであり、そのモチーフに晶を選んだことは、非常に意味がある。
熱しやすく冷めやすい筆者が苦手なイラストで最後まで描ききったモチーフだったからである。
そういう意味で、この業界に引きずり込み、好きを肯定してくれるきっかけを作ってくれた晶という存在に、感謝が止まらないのである。
少々書きすぎたようだ。
そうだ本日は晶の誕生日だった。
筆者はとにかく感謝をしたいのだ。
あなたが引き留めた世界を、引きずり込んだ世界を、永遠に忘れない
晶さま、本当にありがとう。
そして改めて、誕生日おめでとう。
13星座では天秤座の晶さま
筆者は12星座で天秤座の生まれです。
そんな縁を感じながら、今日はハロウィン以上にみんなで盛り上がろうと思います。
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