唯一無二の存在が確かめさせてくれたこと【七瀬優生誕祭に寄せて】

この記事は、当サイトで行われている「センチメンタルグラフティアドベントカレンダー2018」の第18日目の記事です。

本日12月18日は、星と旅がキーワードとなる、そう、七瀬優の誕生日ですね!
おめでとうございます!

筆者がロードバイクに乗っているとき、ふと気づけば「Only lonely Star」や「天使の贈り物」等、七瀬優のキャラソンを脳内再生、または口ずさんでいることをここに告白いたします。

近年では、意外と七瀬優クラスタの方々が多いようで、Twitterなり見ていますといろいろな方が誕生日おめでとうのメッセージを発信しているわけです。

筆者の運営する非公式コミュニティSlackでもそれは例外ではなく、同胞にお祝いのメッセージを載せたいと頼まれましたのでご紹介します。

七瀬優の誕生日

初めて興味を持ったのは優でした、
若菜に出逢わせてくれたのも優でした。

キミが全てのはじまり、

「綾瀬優菜」もここからはじまりました。

出逢ってくれてありがとう、
そんな優の誕生日。

お誕生日おめでとう、優

ーーーさくらい つばき

さくらいつばきさん、寄稿ありがとうございます。
素晴らしいメッセージとイラストです。
きっと優のもとにもこの言葉は届くことでしょう。

七瀬優が掴んで離さないもの

ここからは筆者のお話です。

20年前、筆者が推していたのは安達妙子でした。

15年前くらいに「センチメンタルグラフティ同盟」なるWEBリンクの集いがあったのですが、その際に「センチメンタルグラフティ108の質問」というものがありました。
そのときに「推しの名前を書け」という設問があったのですが、迷った挙げ句、綾崎若菜だと書いてあったのを先日発見して驚きました。

あれ、七瀬優は…?
と聡明な読者のかたは思うでしょうが、七瀬優は20年間、確かに筆者の心を鷲掴みにしていたのです。

本当の出会いのはじまり

1997年、まだセンチメンタルグラフティが未発売で、でもグッズ展開は結構されていて。
僕はその年、中学2年を普通に過ごしていた。

普通に、というのは語弊がある。
なぜならいわゆる「中二病」を発症していたのだから。

中二病とは言っても「鎮まれ、俺の腕よ…」とかいう邪気眼気質ではなく、すべての事象がバカバカしく見えて、まるで自分が見えている世界を俯瞰して観測しているかのように考えていた(恥ずかしい!)。

以前にも言ったかもしれないが、筆者のまわりはいわゆる「ときメモ」世代だったために、それに対抗しうるというか、別のものを探していた矢先に見つけた未発売の「センチメンタルグラフティ」。
結果として少数派ではなかったのですが、まわりにそれを好きという人もいなかったので、筆者は「自分だけが好き」だという変な優越感に浸っていたものです。

そして、そんな1997年8月、筆者は七瀬優との本当の意味で「出会った」のです。

唯一であること

1997年8月、そう、サマーコンサートがちょうど行われた時期に小説版「約束」が発売されました。
筆者は発売日にその本を手に取り、食い入るように、一字一句見逃さないように没頭して読みました。

どのエピソードも印象的だったのですが、やはり特殊だったのは「安達妙子編」「七瀬優編」でしょう。
特に「七瀬優」のエピソードは、その期間が中学2年の夏休みの期間であること、そして優が独特の価値観を持って縛られずに行動していることもあり、筆者が同年代だったこともあって、非常に共感を覚えました。

目に見えないスクールカーストに組み込まれた筆者としては、その唯一性は憧れであり、「フッ…」とかいうその厨ニ臭いセリフなんかもすんなりと受け入れ、筆者にとって優との出会いは心に深く刻まれたものなったのでした。

なぜ推しではないのか

出会いが衝撃であれば、推しになっていてもおかしくはないはずです。
現に優のイメージからである「赤」は筆者も好きな色ですし、公言してもよかった。

しかし、筆者はそれをしませんでした。
なぜなのか。

それは「七瀬優の人格を認める」ところにあります。
当時「唯一性」を求めていた自分にとって、彼女を追うことは「同化してしまう」と同義だったのです。

彼女の唯一性を認めるからこそ、彼女の跡は追わない。
それが筆者が七瀬優推しではない理由です。
好きなのは好きです。

彼女が示してくれた可能性

誰も聞いてないんですが、七瀬優が筆者に与えてくれたことを簡単に紹介したいとおもいます。

やりたいことをするということ

それが旅をするという意味ならば、2018年、筆者がおこなった聖地巡礼もそうでしょう。
かつて旅がそんなに好きでもなかった筆者ですが、センチメンタルグラフティに出会って、七瀬優に出会って、「移動手段」というものを意識するようになりました。
時刻表をよく見てたのを覚えていますし、ダイヤグラムとか好きな部類です。

それが自分の生き方を決めるというのなら、今の筆者の職業(フリーランスエンジニア)がそうでしょう。
舞台を経てたどり着いた、この仕事に至るまでのその経緯は、決して無駄だったとも回り道だったとも思いません。

自分の良いと思う考えに従って愚直に突き進むこと、優はそれを教えてくれたような気がします。

違いを認め、大事にすること

優は孤独を愛しますが、人と関わることができないわけではありませんし、会話が苦手というわけでもありません。
主人公に対しては運命めいたものを感じてずっとその関係を大事にしています。

対して、筆者はコミュニティで人と関わるのが大好きです。
コミュニティは同じ方向を向いた人たちが集まる場所で、その関係性を筆者はとても大事にしています。

違うことを認めること、そして関係性を大事にすること、それを優は教えてくれたのではないかなと思います。


さて改めまして、七瀬優の誕生日をお祝いして終わりにしましょう。

優!誕生日おめでとう!


そんなこんなで、一年に渡る誕生日おめでとう投稿がおわりました。
どのヒロインも深く考えるほど魅力が出てきて、本当は記事では書ききれません。
いつか書けるときが来たら、そのときに。

さくらいつばきさんもイラストと寄稿ありがとうございました!

最後まで読んでいただきありがとうございました。
筆者はこれからもセンチメンタルグラフティならびにセンチヒロイン、他関係者様を応援しております。

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