せつなさから始まる照明講座

この記事は、当サイトで行われている「センチメンタルグラフティアドベントカレンダー2018」の第5日目の記事です。

みなさんごきげんようw
杉原財閥のお膝元、高松で照明の仕事をしております、fewと申します。

何か面白そうなので、手を挙げちゃって「せつなさから始まる照明講座」と無理やりタイトルをつけましたが、お手柔らかに、どうぞよろしくお願いします(^^;;

今回は「色」のおはなしです。

三原色

みなさんお好きでしょう?12色w
色とキャラが直結してる方は非常に多いかと思います。

さて、「三原色」という単語ご存知でしょうか?
色を構成する上で基本となる3つの色を示します。
プリンタのインクをイメージして貰えば分かりやすいでしょうか?

プリンターは「黒」とは別に、

*「シアン」(cyan)青緑
*「マゼンタ」(magenta)赤紫
*「イエロー」(yellow)黄

の3色がありますよね?
この3色を特定の配分で混ぜる事で、あらゆる色を作る事が(理論上)できます。

これを「色の三原色(CMY)」といい、絵の具もこれに当たります。

しかし、照明にはこれは当てはまりません。

照明の場合「光の三原色(RGB)」といい、

*「レッド」(red)赤
*「グリーン」(green)緑
*「ブルー」(blue)青

の3色で表します。
パソコン等で色を扱う人はこちらの方が身近かもしれませんね。

何が違うかと言うと…

前者(CMY)は「減法混色」と言い、「白」から始まり、混ぜれば混ぜるほど色が減って行き、最終的に「黒」に近づいていきます。
絵の具をぐちゃぐちゃに混ぜると、黒くなっていくイメージですね。

色の三原色(減法混色)

後者(RGB)は「加法混色」と言い、逆に「黒」から始まり、
混ぜれば混ぜるほど、明るく鮮やかになり、最終的に「白」に近づいて行くのです。
照明で言うと何もない真っ暗なところに、色のついた光を足していくイメージです。

光の三原色(加法混色)

例えば、ほのかの「ピンク」は、
「赤」と「青」に少しの「緑」を混ぜると「ピンク」になります。
この各値を調整する事で、「ショッキングピンク」にも「ももいろ」にもなる、という事です。

こちらのサイト(新しいタブで開きます)
にある、カラーコードのスライダーをいろいろ触ってみるとわかりやすいですよ。

絶対に作れない色

そんなわけで、理論上あらゆる色を作れる照明ですが、
どうしても1つだけ作れない色があります。
それが「黒」です。(千恵ファンの皆さんごめんなさい)

私も仕事で学生さんに言われた事があります。

「ここに黒い光ください!」

逆に聞き返します。

「黒い光って何ですか?」

…学生さんも首を傾げますw

照明で言う純粋な「黒」は「何も点けない」。
つまり「暗転(ブラックアウト)」になります。
流石に米本さんのステージで暗転のままとは行きませんね(^^;;
そういう時はキャラや曲のイメージで他の色が使われていきます。

今回のイベントの目玉商品のひとつ「せつなさブレード」(命名、書記長)では、
千恵の色はグレー(という名の暗めの白)に落ち着いたようですが・・・。


余談ですが、「千恵はブラックライトで!」という声もありました。
しかし、通称「ブラックライト」と言うものは、実際には「UV(ウルトラバイオレット)」、要するに「紫外線ライト」の事で、見た目は濃い青紫色をしています。(若菜ファン歓喜)

青紫を使用することで、実際目には見えない紫外線も出すことができます。
お肌に悪そうな名前ですが、蛍光剤を含む塗料は、紫外線に反応して発光します。
それを利用して、文字や模様を浮かび上がらせたり、演出的に使われる事が多いです。


というわけで、照明さんはこの「光の三原色」を組み合わせて作っていくわけです。

最近はLED機材が増えたので、三原色(RGB)に加えて、白(W)、UV(DB)、そして実はLEDでは表現しにくいオレンジ(AM)が最初から入っている機材もあります。
(さらにストロボもできる・・・とても便利ですねw)

なので、ある程度の組み合わせをわかっていれば、後は微調整でたくさんの色を作り出すことができるのです。

ステージ照明に正解はない

最後に、ステージ照明と言うものはセオリーと言うものはありますが、正解と言うものはありません。
同じ資料を渡されても、12人12色の照明が出るものです。

なので、キャラのイメージカラーを優先する人もいれば、曲のイメージを優先する人、自分なりの解釈で作る人、様々です。
その辺りを意識してみると、今回のイベントも少し変わった楽しみ方が出来るかもしれませんね。

そんなこんなで、小難しい内容になってしまいましたが…

今読んだ話は全部忘れて、イベントは思いっきり楽しみましょうw

そして、後から送られてきたDVDを見ながら、
「あぁ、なるほどね・・・」と思っていただければ幸いです。(^^)

それでは、みなさん1月19日にお会いしましょう。

ではでは。

香川県在住の灯り屋。
甲斐先生のイラストと同郷の真奈美がきっかけでセンチにハマる。
センチ2発売後、しばらく離れるも、ツイキャス開始で再燃。
きっかけは真奈美でしたが、大倉氏のストーリーを読むことで、12キャラを、
ラジオを聞くことでキャストの皆さんを知る事で、箱推しになりましたw

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