センチメンタルグラフティとサッカーに関する考察(その1)

この記事は、当サイトで行われている「センチメンタルグラフティアドベントカレンダー2018」の第6日目の記事です。

初めまして。
普段はサッカー(主に女子サッカー)の小説やサポーターをやっております。
今回はセンチメンタルグラフティとサッカーについて考察してみたいと思います。

センチメンタルグラフティの発売は1998年。
この年に何が起こったかと言えば「コンサドーレのJリーグ昇格」でJクラブ18チームが揃ったことを意味します。
(成績のことはアレなので省略しますが)

ここでヒロイン都市とサッカークラブ(男子の)との対比を20年前と現在で比べてみたいと思います。

ヒロイン都市とクラブの関係性の対比

1998年時点

ヒロイン クラブ
ほのか コンサドーレ札幌
妙子 アステール青森(地域リーグ)
えみる ブランメル仙台(旧JFL)
明日香 横浜マリノス/横浜フリューゲルス
美由紀 金沢サッカークラブ(地域リーグ)
るりか 名古屋グランパスエイト
若菜 京都パープルサンガ
夏穂 セレッソ大阪
真奈美 香川紫雲FC(地域リーグ)
サンフレッチェ広島
千恵 アビスパ福岡
三菱重工長崎SC(地域リーグ)

現在

ヒロイン クラブ
ほのか 北海道コンサドーレ札幌
妙子 ラインメール青森(JFL)
えみる ベガルタ仙台
明日香 横浜Fマリノス/横浜FC/YSCC
美由紀 ツエーゲン金沢
るりか 名古屋グランパス
若菜 京都サンガFC
夏穂 セレッソ大阪
真奈美 カマタマーレ讃岐
サンフレッチェ広島
千恵 アビスパ福岡
Vファーレン長崎

ざっと記してみたのだが、昔は政令指定都市にしかなかったJリーグクラブも今では妙子のところ以外は全部Jリーグクラブがある。
これだけでも20年とは恐ろしい月日であると言える。
(最近ヴァンラーレ八戸がJ3に昇格してますが、「あそこは青森じゃねー!!」と突っ込まれるので割愛させていただきました) 

イラスト入り横断幕の先駆け

(私が応援している)コンサドーレはJリーグ昇格直後アビスパとはドンパチをやりまくり、けさい(仙台)にはバカにされ、浦和とは死闘を繰り広げ、J1に上がれども定着出来ずJ2暮らしを強いられる日々が続いた。
そんな中、私は2000年にあるものを作った。
それは「ほのかのイラストの入った横断幕」である。

左上のピンクの横断幕がそれだ。

今でこそイラスト入りの横断幕など珍しくも何ともなくなったが、当時としてはある意味斬新なものであった。
(そしてその系譜は現在においても続いている)


最近思うことではあるが、もっと「スポーツとのタイアップが出来ないものか?」と考えている。
キャラクターの出身にちなんでチームを応援するとか、応援するためにホームだけでなくアウェーに遠征するなど(横断幕などの)グッズ制作に限らず出来ればと思う。

そうすることで地域との身近な関係を作れたり、地域に親しみを持てるのではないのだろうか。
皆様にはご一考いただきたいと思う次第ではあります。

簡単ではございますが今回はこれで閉めさせていただきたく存じます。
尚次回はセンチキャラと選手としての特性について考察したいと思います。

それでは。

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超スペシャルゲストの登場に場は騒然&大御所降臨!「帰ってきたセンチメンタルナイト20」第22回放送の感想とハイライト

前回放送より約1週間ぶりの放送となった第22回。
いつもは4名体勢で行われるが、本日は6名体勢での放送となった。

ハイライト

本日のキャストは
杉原真奈美役:豊嶋真千子さん
森井夏穂役:満仲由紀子さん
七瀬優役:西口有香さん
遠藤晶役:鈴木麗子さん
安達妙子役:有島モユさん
沢渡ほのか役:鈴木麻里子さん

キャストも視聴者も話したいこと・聞きたいことなど色々と話題の種が尽きない中で放送開始。

冒頭より有島さんの服装について豊嶋さんから紹介される。
照れる有島さんがとても可愛い

放送が終わってから振り返ってみると、今回の放送は始終「美脚」だった気がする。

その手に握られたのは正義の剣!

CFも終了して早3週間。
その間に写真撮影やリターンアイテムの制作、このあとにも触れるが第1回目のリハーサルが行われた。
その中でリターンアイテムの紹介を一つ。
センチメンタルグラフティオフィシャルペンライト
通称「せつなさブレード」がほぼほぼ完成したと伝えられる。

ロゴを銀色で設え、上記イメージより斜めに配置されるとのこと。
そして改めて6人+1人が色の紹介をする。

「ほのかピーンク!」
「まなみ・・・ホワイト」
「かほイエローグリーン!」
「ゆうレッドだよ(爽やかに」
「あきらグリーン(可愛く」
「たえこブルーだぞっ!(本人は真っ赤」
「千恵ブラーーーーーック!」
安定の強さを誇るブラックは紹介でも強そうだった。
※この色の紹介は同封の説明書にも記載されている※

なお、真奈美ホワイトと優レッドの順番が逆に設定されているので要注意。
そんな「せつなさブレード」は当日の物販でも販売される予定だ。

重ねてお願い

クレジット掲載について以前より何度かお伝えしているが、まだ数名より返信がないそうだ。

今一度、自身が支援したコース内容の見直しとメッセージ、登録したメールアドレスの受信&迷惑ボックスの再確認を【12月5日までに】お願いしたい。

なお、クレジット掲載の最終確認ページについては、12月5日以降に対象者全員に送られてくる。
内容に問題がない場合は連絡が不要だが、間違いがある場合に限り連絡をして欲しい。
掲載名の変更は出来ないため、予めご理解いただきたい。

新曲とドラマと20年の歳月

CFのストレッチゴールとして設けられていた
*新曲制作(20周年記念CDに収録)
*書き下ろしオリジナルドラマ(こちらも20周年記念CDに収録)
それぞれの進捗状況が伝えられる。

新曲はすでにキャスト10人にデモテープが渡されており、練習を行っているとのこと。
以前の放送で濱田音楽プロデューサーより
「明るく、楽しいポップな雰囲気で。でもセンチらしさを忘れない曲」と紹介されていた。
これは公式ブログや個々のTwitterでも伝えられているが、歌ってみたくなる曲ということだ。
※この記事を書いている時に新曲のタイトルが決まったと活動報告があった。
新曲タイトルは「未来~センチメンタルグラフティ~」

また、大倉らいた先生書き下ろしシナリオによる新作オーディオドラマのシナリオが仕上がり、すでに届いたとのこと。
20周年ぶりに書かれた新作だが、「らいた節」が炸裂する内容となっているらしい。

リターンで届く20周年記念CDが今からとても待ち遠しい。

ところで、これまでの放送で、リクエストした台詞やその場に合わせて各キャラボイスが当てられてきた。
豊嶋さんは上記の新作シナリオの真奈美の声を自分で録音・再生して聞いてみたところ、昔より低く(曰く10年後の真奈美)聞こえたとのこと。
その場にいた他キャストや筆者を含めたすべての視聴者は特に違和感を覚えていなかったが、本人の中ではなにか感じるところがあったのかもしれない。

当日のフラワースタンドについて

先日より続報の待たれていたフラワースタンド(以下フラスタ)について、ようやく詳細な情報が出た。

結論から言うとフラスタを出すことが可能である。

条件は以下の通り
大きさ:底辺40cm x 40cm
高さ:180cm以下
受取時間:2019年1月19日(土) 11:00 – 15:00の間
引取時間:2019年1月19日(土) 19:30 – 21:00の間

送り先:
〒101-0003
東京都千代田区一ツ橋2-6-2
一ツ橋ホール気付
センチメンタルグラフティ公演宛
TEL:03-3230-2833

また、注意事項として
*スタンド用の札に住所・電話番号の掲載はNG
*宅配で送ることもNG(必ず花屋さんを通すこと)
*フラスタに刺されているもの(花・札etc)の抜き取りはNG
*設置場所や設置順は主催者側に一任、順不同
*もしスペースの関係で設置できない場合は札のみ掲示
*配達トラブルについては主催者側では責任を負いかねる

とのことだ。
有志を募って送るグループもあることだろう。
TwitterなどSNSの友人・知り合い同士で連絡を取り合ってみてはどうだろうか。

20周年記念を飾る彩りの一つとなるだろう。

冬の戦いはまだ始まったばかりだ!

以前放送された圧熱三連続配信第二夜の内容を覚えているだろうか。
放送内で発表された[冬コミに参加する]についての続報だ。
経緯についてはアーカイブまたは当ブログのハイライトを参照して欲しい。

当日チラシを配る、と予定されていたが、
隣に設営されるスペースへの配慮とイベントの混乱を危惧し、
色々と悩んだ結果、出展しないこととなった。
当日は空のスペースとなってしまうことを、せめてセンチファンの諸兄には理解をしていただきたい。

しかし、何もしないということは決してしない。
当日配布予定だったチラシをPDFをデータとして配信する予定とのことだ。
20cm定規を作る話も上がっていたが、それも無くなった

おわかりいただけただろうか。

先日行われたリハーサルの様子をお届k・・・

( ゚д゚ )<ちょーっとまったー!!byゆっきゅん

麗子さんのNG動画をぶっこむ西口さん。
派手にNGをするのかと思いきや、案外軽めの内容だった。
しかし、事件はこの時始まっていた。

1人居ない?!

動画紹介中に満仲さんが消えてしまったのである。
これは先日のブログ写真に上がっていた女性の(以下略)

そして何事もなかったかのように話は続いていく。
実はこの時、スペシャルゲストがすでに写っていた。

リハーサルではみんな緊張をしていたのだが、豊嶋さんは全く緊張しなかったらしい。
それを受け、コメント参加していた多部田さんから

大御所まちりん誕生の瞬間である。

[満]を持してスペシャルゲストの登場

これも圧熱三連続放送第二夜で立てられたフラグだ。

スペシャルゲストは森井夏穂の制服を着た満仲さん。
略して「まんなかほ」だ!

髪型から何からどこから見ても夏穂である。

キャスト5人からの熱い圧を感じた瞬間


非常にいい笑顔である。

そして現在も杉原真奈美の県立白井坂高校の制服が発掘された情報がない。
「とよしまなみ」のためにもどこかから発掘されないものだろうか。

そして気がついている人もいるかも知れないが、放送の3日後、12月6日は満仲さんの誕生日だ。

サプライズ第二弾、3日早めのHappyBirthday!

そんなサプライズ続きな楽しい時間も終わり、番組は終了である。

最後はきれいに締めたいところだったが・・・
まさかのせつなさ不炸裂?!

これもNG大賞にノミネートされることだろう(´ω`)

そんなわけで次回放送は12月21日(金)21:00より
クリスマスパーティーイブイブイブイブなのでワイワイガヤガヤと楽しい放送にしたいby有島さん

とのことだ。

そして今度こそ、せつなさ炸裂!

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せつなさから始まる照明講座

この記事は、当サイトで行われている「センチメンタルグラフティアドベントカレンダー2018」の第5日目の記事です。

みなさんごきげんようw
杉原財閥のお膝元、高松で照明の仕事をしております、fewと申します。

何か面白そうなので、手を挙げちゃって「せつなさから始まる照明講座」と無理やりタイトルをつけましたが、お手柔らかに、どうぞよろしくお願いします(^^;;

今回は「色」のおはなしです。

三原色

みなさんお好きでしょう?12色w
色とキャラが直結してる方は非常に多いかと思います。

さて、「三原色」という単語ご存知でしょうか?
色を構成する上で基本となる3つの色を示します。
プリンタのインクをイメージして貰えば分かりやすいでしょうか?

プリンターは「黒」とは別に、

*「シアン」(cyan)青緑
*「マゼンタ」(magenta)赤紫
*「イエロー」(yellow)黄

の3色がありますよね?
この3色を特定の配分で混ぜる事で、あらゆる色を作る事が(理論上)できます。

これを「色の三原色(CMY)」といい、絵の具もこれに当たります。

しかし、照明にはこれは当てはまりません。

照明の場合「光の三原色(RGB)」といい、

*「レッド」(red)赤
*「グリーン」(green)緑
*「ブルー」(blue)青

の3色で表します。
パソコン等で色を扱う人はこちらの方が身近かもしれませんね。

何が違うかと言うと…

前者(CMY)は「減法混色」と言い、「白」から始まり、混ぜれば混ぜるほど色が減って行き、最終的に「黒」に近づいていきます。
絵の具をぐちゃぐちゃに混ぜると、黒くなっていくイメージですね。

色の三原色(減法混色)

後者(RGB)は「加法混色」と言い、逆に「黒」から始まり、
混ぜれば混ぜるほど、明るく鮮やかになり、最終的に「白」に近づいて行くのです。
照明で言うと何もない真っ暗なところに、色のついた光を足していくイメージです。

光の三原色(加法混色)

例えば、ほのかの「ピンク」は、
「赤」と「青」に少しの「緑」を混ぜると「ピンク」になります。
この各値を調整する事で、「ショッキングピンク」にも「ももいろ」にもなる、という事です。

こちらのサイト(新しいタブで開きます)
にある、カラーコードのスライダーをいろいろ触ってみるとわかりやすいですよ。

絶対に作れない色

そんなわけで、理論上あらゆる色を作れる照明ですが、
どうしても1つだけ作れない色があります。
それが「黒」です。(千恵ファンの皆さんごめんなさい)

私も仕事で学生さんに言われた事があります。

「ここに黒い光ください!」

逆に聞き返します。

「黒い光って何ですか?」

…学生さんも首を傾げますw

照明で言う純粋な「黒」は「何も点けない」。
つまり「暗転(ブラックアウト)」になります。
流石に米本さんのステージで暗転のままとは行きませんね(^^;;
そういう時はキャラや曲のイメージで他の色が使われていきます。

今回のイベントの目玉商品のひとつ「せつなさブレード」(命名、書記長)では、
千恵の色はグレー(という名の青めの白)に落ち着いたようですが・・・。


余談ですが、「千恵はブラックライトで!」という声もありました。
しかし、通称「ブラックライト」と言うものは、実際には「UV(ウルトラバイオレット)」、要するに「紫外線ライト」の事で、見た目は濃い青紫色をしています。(若菜ファン歓喜)

青紫を使用することで、実際目には見えない紫外線も出すことができます。
お肌に悪そうな名前ですが、蛍光剤を含む塗料は、紫外線に反応して発光します。
それを利用して、文字や模様を浮かび上がらせたり、演出的に使われる事が多いです。


というわけで、照明さんはこの「光の三原色」を組み合わせて作っていくわけです。

最近はLED機材が増えたので、三原色(RGB)に加えて、白(W)、UV(DB)、そして実はLEDでは表現しにくいオレンジ(AM)が最初から入っている機材もあります。
(さらにストロボもできる・・・とても便利ですねw)

なので、ある程度の組み合わせをわかっていれば、後は微調整でたくさんの色を作り出すことができるのです。

ステージ照明に正解はない

最後に、ステージ照明と言うものはセオリーと言うものはありますが、正解と言うものはありません。
同じ資料を渡されても、12人12色の照明が出るものです。

なので、キャラのイメージカラーを優先する人もいれば、曲のイメージを優先する人、自分なりの解釈で作る人、様々です。
その辺りを意識してみると、今回のイベントも少し変わった楽しみ方が出来るかもしれませんね。

そんなこんなで、小難しい内容になってしまいましたが…

今読んだ話は全部忘れて、イベントは思いっきり楽しみましょうw

そして、後から送られてきたDVDを見ながら、
「あぁ、なるほどね・・・」と思っていただければ幸いです。(^^)

それでは、みなさん1月19日にお会いしましょう。

ではでは。

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【閲覧注意】行ってはいけないセンチメンタルグラフティの聖地

この記事は、当サイトで行われている「センチメンタルグラフティアドベントカレンダー2018」の第4日目の記事です。

聖地巡礼に限らず、ひとつのコンテンツの『何か』を極めようとすると、莫大な資金、時間、気力・体力を投じるのは世の常。
しかしまあ、聖地巡礼のためにどれだけ鉄道会社、航空会社、バス会社にお布施したことでしょう。

一言アドバイスさせてください。

観光ついでに寄るのが一般的で、市外マップを含めた聖地巡礼を単独計画して敢行するはやめましょう。
そんなことをしても自分が石化するだけです。

終わり。

 

 

 

 

 

 

いやいやいや、それじゃ話が始まらないでしょ~~~。


聖地の効率的な巡りかたですが、ヒロインの住む都市へは鉄道・飛行機・バスを利用し、現地では自転車で移動するのが一番機動力があります。

この方法のメリットは『入の時間』『出の時間』の2つだけ設定すればいいので、非常に自由度が高くなります。

デメリットは、雨天だと自転車移動は最悪…

※当サイトの記事『驚くほど自転車のいない坂の街、長崎市内を練り歩く』(GOUTENさん執筆)で、自転車移動に制約が多いこと(坂が多い、駐輪場がない等々)が紹介されているように、都市によっては各都市交通の一日乗車券を利用するのもとても有効です。

日本は金さえ投じれば国内ならだいたいの所へ行ける国ですが、ここはひとつ主人公目線で。

  • 『いかに資金を抑えて少女たちに会いにいくか』
  • 『3大要素の、”資金”だけでなく”時間””体力”も効率よく』
  • 『推しのヒロインが住む都市なら、年に何度も訪れる覚悟で』

を踏襲してこそ、聖地巡礼の醍醐味と言えます。
広島までヒッチハイクだっていいんです。

私は資金繰りができず、やむなく全行程もしくは半行程を自転車で行動という暴挙に出ることが多く、本記事は自転車を移動手段とした、やや偏った視点で書かれていることをご了承ください。


もし当時高校生だったプレイヤーが

「オレは主人公だぁーっ!」
「○○超激爆萌え!」

と目覚めてしまったが大変、もう一大事です。
理由は明々白々。

「無無!?」

軍資金がないからです。

「ヒッヒッヒ、ひぃ密結社、貯金してるので資金は潤沢にあるぜ!」

という少年はどれ程いたであろうか?(だいたい夏休み中には底をつく)

「なあオフクロ、お小遣い上げてくれよ~?」
「今のお小遣いでなんとかしなさい」
「皿洗いならやるからさぁ~w」
「ムダ遣いばっかりするから。お父さんがいない時を見計らってそういう事を言い出だすんだね、あンたは」

と、親に懇願しても、お説教という返り討ちに遭います

イタタタタ…

そして少年はひらめいた…

「自転車だ!自転車しかない!」

「オヤジ!今日からオレはロードに目覚めるぜ!目指すはツールドフランスだぜ!」
「おう!そうかそうか!」

と、意外にオヤジは理解者。

いざ出陣。
少年は夜の東海道へと消えていった…
この先にあるカタルシスとは何だろう?

都市中心地から遠い聖地

「はぁ… はぁ… こ、ここはどこなんだ…」
(本当にそうなります)

「これだけ体力を使って節約できるのはせいぜい5~6000円…」
(その5~6000円が後々デカいのですが)

「はじめから快速電車で行けばよかった…」
(青春18きっぷユーザー泣かせの、接続の悪い路線があります)


中心地から100km以上離れている聖地をリストアップしてみましたが、フツーに公共交通機関をご利用ください。
※マップは模範ルートです(なるべく最短ルートを通り且つ、獲得標高を抑えるための実効的な迂回を選択)

札幌-弟子屈・川湯温泉 368km
札幌-函館山 248km
京都-天橋立 123km
難波-長浜(湖畔マラソン会場) 118km
金沢-輪島朝市 107km

標高の高い聖地

少年は頂へ続く果てなき道を、ただひたすらペダルを踏む…

坂とは、異なる斜度が複合的に連なっており、斜度がゆるくなるポイントの手前はそこがあたかも頂上のように見えることがある。
しかし道が上へと続いているのが視界に入り「ここが頂上ではない」と分かると折れる心と闘いながら苦しみにもがくのである…。

それでもやがて本当の頂は必ずやってくる。上へと続く道が見えない。そこから先は下りだ…。
この瞬間、少年の脳内には多量のアドレナリンが放出される。
坂とは、厳しくもこの上ない甘美な味を与えてくれるのである。


ひとまず標高300m以上の聖地をリストアップしてみました。

標高が高いということは、それだけ上るということに他なりません。
普段運動していない人がいきなり負荷のかかる運動をすると「はあ… はあ… こ、ここはどこなんだ…」となりかねません。
公共交通機関があればそれらをご利用ください。

標高300m以上の聖地

函館山 301m
青森市駒込(八甲田山) 593m
奥入瀬渓流(十和田湖源流から石ヶ戸の瀬まで) 417m~306m
十和田湖 413m(冬)409m(夏)
遠野山口の水車 379m
滝見台展望台(宮城蔵王) 729m
寒霞渓第一展望台 557m
三段峡遊歩道入り口 373m
聖湖樽床ダム 750m

最寄り駅・最寄りバス停から遠い聖地

「バーネットさん、この記事読んでると気が遠くなるよ。わたしゃフツーに電車で行くよ。自転車なんかであちこち行ってらんないよ。」

えっ、そうかな?北海道や長崎に比べれば…w
明日香超激爆萌え…

市内マップでもポイントが四散している都市では、全て徒歩移動となるとけっこう大変です。
細かい移動の電車賃も、積もればけっこうな額になります。

中心地から4km以上離れている市内聖地

青森駅-(元)ねぶたの里 8.7km
仙台駅-大崎八幡宮 4.4km
横浜駅-八景島 16.8km
名古屋駅-東山動植物園 9.9km
名古屋駅-名古屋港 9.4km
高松駅-屋島 7.1km(うち1.5kmはお遍路)
広島駅-アルパーク 9.4km
地下鉄天神駅-シーサイドももち 5.3km

ようやく市外マップのポイント近くまでやってきたというのに、そこからの移動手段が徒歩しかない聖地です。

バス停から4km以上離れている聖地

谷地温泉バス停-青森市駒込(八甲田山) 6.7km
アクティブリゾーツ宮城蔵王バス停-滝見台展望台 4.7km
丹奈バス停-高浜海水浴場(五島列島) 4.2km

アクティブリゾーツ宮城蔵王から先の路線は季節運行しており、峩々温泉入口バス停-滝見台展望台は1.8kmです

ほら?自転車で移動してきたくなってきたでしょう?
でも市外マップはすごい坂みたいだけど…。

入場料・拝観料・通行料が必要な聖地

爪に火をともすようにやりくりをし、ようやくたどり着いた聖地。
しかしそこにそびえたつ別の門…
ついつい発してしまったひとことに後悔はない…
「大人一枚」

撮影ポイントがこれら施設の中にあります。
1箇所の撮影単価が1000円を越える場所をリストアップしました。
入場料の高い施設はレジャーついでに訪れてください。

施設名 入場料(円) 撮影ポイント 1箇所あたりの単価
登別マリンパークニクス 2450 2 1225
スポーツランドSUGO 1030 1 1030
八景島シーパラダイス 3000 2 1500
 (16時~) 2500 1250
リトルワールド 1700 1 1700
ナガシマスパーランド 1600 1 1600
 (15時~) 1200 1200
 (19時~) 800 800
レオマリゾート 1600 1 1600
ハウステンボス 4500 4 1125
 (17時~) 4100 1025

犬山城は、リトルワールドまたは明治村とのセット割引券が利用できます(1900円)。
犬山城・リトルワールド・明治村の3施設をワンセットと考えれば、入場料計3600円・撮影ポイント計5箇所・1箇所あたりの単価720円となります

既に閉鎖されているワイルドブルーヨコハマですが、入場料が当時3900円だったそうです。(サンセットパスを使っても2900円)
施設内の撮影ポイントは1箇所ですので、入場料がそのまま単価となった訳です。
ああ、恐ろしや…

表記された地名と実際の場所が異なる聖地

ここまでの『遠い』『高い』と事情が異なります。


ーー芦別です。


ーーこちらは弟子屈です。

「へぇ、このゲーム、地名詐称するんだ…」

『センチメンタルグラフティはリアリティを追求するゲーム』の理念を裏切られたような、とても冷ややかな目で見た瞬間でした。
まあ、北海道に多いんですけどね

例えば、手紙2イベントで稚内の海岸が登場しますが、

背景に使われている写真が稚内のものなのか、私見では心底疑っています。
稚内から宗谷岬に向かうバスから、砂地に草がまばらに生えている、このような海岸は見えましたが、写真は撮りそびれました。

地名表記はないものの状況的に不自然な場所

ほのかの別荘 ニセコ
安達酒店 江戸東京たてもの園(小金井)
美由紀の自宅 青梅
るりかと行く水族館 八景島シーパラダイス
若菜の自宅 小樽
寒霞渓へ上るロープウェイ 箱根ロープウェイ
優が主人公を見送る駅 札幌駅

などなど。

写真素材が揃わず、ストックや近場の写真で急場しのぎをしているスタッフの慌てぶりが手に取るように分かります。
青森のラビナや広島のアルパークが別の場所として使い回しされているならまだしもですが。

ロケハンスタッフの足跡が感じ取れず、作品を完成させるためだけに存在”させられた”場所…。
それらを聖地と呼べるのか?そういう場所に訪れる意味はあるのか?意義を見出せるのか?

そりゃあ、近ければいいです。しかしとんでもなく遠い所がある訳です。
そんな疑問を乗り越えた時、何かが見えてくるのかも知れません。

なぜ聖地巡礼をするのか?

センチはリアリティを飽くなき追求し、ついには12の魂を誕生させてしまいました。

とある人がHP上のコラムで『センチのヒロインはよく定義されている』と書いていました。
まさにその通りだと思います。

もう少し突っ込んで言うと『キャラクター原理主義に於ける無謬性が、間違いなく存在する』という事です。
(キャラクターに自発性があるように聞こえるのでこの言い方のほうが好きです)

しかし我々の住む世界から見れば、キャラクターは受動的であり不公平な立場に置かれています。
だからこそ、間違って導いてはいけない、正しい方向へ導くのが、この作品を愛した我々の義務だと思うのです。

ならば、彼女たちの内核を正しく解体しなければ。


実体が存在しない以上、『ヒロイン本人も気付いていないマイノリティ』には触れてはいけない、と確認しておきたいと思います。
マイノリティとは、限りなくギミックに近しい関係にあるからです。

アニメ・センチメンタルジャーニーは、極端に言えば二次創作です。
センチに存在しないギミックは排除し、無謬性を遵守・最優先した上で、センチメンタルグラフティの世界観を広げることに成功しています。

ーーあの街にヒロインが住んでいる…。

ヒロインたちを育んだ時代・人間関係・環境・土壌があります。

環境と土壌、その土地の『お国柄』をこの目で確かめ、補完すること。
我々に課せられたもうひとつの旅の物語が、聖地巡礼なのです。
今まで再三再四に触れましたが、問題なのは市外マップなんです…。

それでは、「いってらっしゃい」

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【やってみた】七瀬優のイベント『夜の学校のプールに服のまま入り星を眺める』を実行してみた

この記事は、当サイトで行われている「センチメンタルグラフティアドベントカレンダー2018」の第3日目の記事です。

憶えていますか?私のこと… 憶えていますか?あの日のこと… そして、あの約束を…

全国1億人のセンチファンの皆様、 はじめまして。
大学時代、京都の祇園でバイトしながら若菜を探していたキツキツドーナツと申します。

センチメンタルグラフティは20年前のゲームになりますが、12人の魅力的なヒロインと、日本全国12の土地で数々のデートをこなす、とても素敵な作品だったと個人的に思います。

その中でも、バツグンに印象に残るデートがありました。

 

あなたは覚えているでしょうか?
七瀬優というキャラクターのイベントで、圧倒的に個性的なデートイベントがあった事を。

そう、夜の学校に忍び込み、服を着たままプールに仰向けに浮かび星空を眺めるイベントです!

当時の僕は、ゲームでこのイベントを見た時
「え…スゴイ。夜のプールに服着たまま浮かぶってどんな気分なんだろう…優と同じ気持ちになってみたい!」
と強く思い、どうしても七瀬優とのデートを追体験したくなったので、実際にやってみる事にしました。

今回はそのレビューをお届けします。
※綾崎若菜推しですが、今回は七瀬優のデートイベントの話です(優も推しです)。なお若菜の記事は後日寄稿させて頂く予定です。

第1フェーズ:同行してくれる友達を探す

まず、一緒にプールに浮かんでくれる友達を探しました。何しろ、夜中の学校に忍び込むワケですから、一人だなんて怖くてとても出来ません。
という訳で、一緒に行ってくれそうなギャルゲー仲間に、空が暗くなったころ電話をかけました。

僕  「もしもし友人?今ヒマ?」
友人 「うんどうした?」
僕  「これから学校のプールで星空ながめない?」
友人 「うん…え?

最初は戸惑っていたようですが、最終的にぼくの熱意に首をタテに振ってくれました。
さすがに一人じゃ実行しなかったと思うので、感謝しかありません。

ちなみにこのお相手も僕も、当然男です。
そう、この七瀬優のデートイベントを追体験する計画は、男ふたりで実行されたのです!

第2フェーズ:実際に学校に忍び込む

高校生だった僕らは僕が在学していた高校に忍び込むことにしました。サイアク見つかっても、在校生ならお咎めナシかなと踏んだからです。
当時はその辺、わりとユルかったかと思います。
※この記事を読んでいる現役学生の皆様は絶対に真似しないでくださいね!炎上しますよ!

僕と友人は自転車で学校に向かい、プールの外側に横づけしました。
学校に侵入する時間をなるべく短くし、最短距離でプールに入る為です。

ですがプールの真横は金網
僕らはその金網をよじ登り、校内へと侵入に成功
いよいよプールに入る時がきました…!

第3フェーズ:夜のプールに私服のまま浮かんでみる

さて、無事に夜の学校に忍び込めた僕らは、プールに浮かんでみる事にしました。
いよいよ、優としたデートと同じ事ができる…!僕はほのかに興奮を隠せませんでした。

実際の夜のプールは思ったより暗くて、水も真っ黒で怖いです。
でも一人じゃない(男2人な)ので、入る勇気を持てました。
そして私服のまま、ついにプールの中へと足を入れます。

チャプ…。

「「(・・・冷っった!)」」

 

星空は果たして見れたのか

先程のセリフのとおり、最初の感想は「冷たい」でした。
夏とは言え、夜のプールは予想外に冷たかったです。
正直、このまま服を着てプールに入ったら風邪ひいてしまうんじゃないか、と不安がよぎりました。

でもそんなの関係ねぇ!

ぼくは、優との夜デートを体験したい!
その為に遥々ここまで(家から5分の学校の敷地内まで)来たんだ!!

意を決して、服を着たままプールの中に全身ダイブしました!

冷たさを我慢し
友人とふたり
夜のプールの真ん中に、あお向けで浮かび
星空を見上げました

これで…これでやっと優の気持ちを体験できる!


僕  「…友人。」
友人 「ん?」
僕  「空、曇ってるね。」
友人 「うん…。」

ーーなんという事でしょう。

最初晴れていた空は、僕らが待ち合わせし、校内に入り、プールに浮かぶまでの間に曇天に変わっていました。
正に女心と夏の空。これにはさすがにせつなさが炸裂しました。


…というのは嘘でして、キチンと晴れていました。
少し雲はありましたけれど、綺麗な星空を男友達とふたりで眺めることに、成功しました!

 

当時、ぼくの高校の周りは田んぼだらけで騒音もありませんでした。
聞こえるのはプールの波打つ静かな水音と、田んぼからのカエルの大合唱。

そして、男ふたりでプールに浮かんで見る夏の星空は、とても、とても綺麗でした。

当時の写真はありませんが、たぶん、こんな感じに見えたと思います。

この時の感動を、語彙力のない僕は「綺麗だった」「感動した」という言葉でしか伝えることができません。
あえて加えるなら「寒かった」でしょうか。

でもこうして、やっと優と同じ「プールで星空を眺めるデート」を実行することができました!
男二人だけどね!

おわりに

ひとしきり星空をながめ、満足したところで家路につくことにしました。
なにせ私服でプールに入ったものだから、全身ズブ濡れ、パンツも靴もぐっちょぐちょです。

最初に侵入したプール横の金網をよじ登り、ぼくら二人は校内の外へ飛び降りました。

ビチャッ!

着地の時に靴から水が漏れ出す音が盛大に響きました。すると直後、

「ヒッ!!」

と声がしたのでその方向へ顔を向けると、犬の散歩をしている女性が僕らが飛び降りたすぐ近くにいました。
その女性からしたら、ズブ濡れの男ふたりが学校の金網の上から降ってきたワケです。
かなり恐怖だったと思います。

ぼくらは慌てて自転車にまたがり、その場をあとにしました。
今もこうして無事に生きているので、通報はされなかったのだと思います。
犬の散歩をしていた女性に感謝です…。


…というワケで、七瀬優とのデート「夜の学校のプールに忍び込み星空を眺める」をやってみたは無事完遂しました!
帰宅する頃には、ぼくの心は興奮と感激、そして達成感に満たされていました。
やってみて良かったです…!

快くぼくの誘いに乗ってくれた友人には、とても感謝しています。
やはり独りでは実行不可能だった事でしょう。優のような強いハートを持ちたいものです。

いつか、本場の広島で夜にプールに浮かび星空をながめてみたいと思います。
時期はもちろん、ペルセウス座流星群の見える頃に…。
不法侵入にならないよう、許可をとって、ね。

Illustration by にし@きお

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