その変化が僕たちに圧倒的な体験をさせた「永倉えみる」というコンテンツ【永倉えみる生誕祭に寄せて】

本日7月20日は、仙台の電波オカルト娘として認知されていることでしょう、永倉えみるの誕生日です。
おめでとうございます!

本日は「私のもとへ逢いに来て」「ウルトラesp」「Ribbon」「Wonderland」をヘビーローテーションが課題曲ですよ。

えみる語が私達にもたらしたもの

永倉えみる(以下えみる)といえば、語尾に「りゅん」をつける「えみる語」が一番印象的だろう。
作中本人も「えみりゅん」と自分のことを称している。
センチファンの間でもこの通称は定着しており、センチメンタルグラフティを語る上でこの「えみる語」の存在は外すことのできないものとなっている。

ただ、えみるがいわばセンチメンタルグラフティにおける「電波娘」として、この「えみる語」を挙げることについては筆者は「自己肯定としての言語開発」をしているのだということを提言したい。

オカルト好きも独特な感性もほとんど関係なく(事実、思考は大変優秀である)、主人公(つまり運命の人)と再会したときに自分が昔の自分と同じようにあるために、強烈なキャラクターを作らなければならないという深層での意識が働いた結果なのだと筆者は思う。

小説「約束」を読んでもらえればわかるのだが、実際のところであったときにはこの「えみる語」は開発されていない。
センチ2では、もう運命の人(ここでは心許した人)に二度と会えないので「えみる語」を封印している。プレイするにつれ心を溶かすえみるの、時折無意識に出る「えみる語」に目頭が熱くなったのは筆者だけではないはずだ。

よく考えると深いかもしれない「えみる語」は、オリジナルの語尾として強烈なインパクトを我々に与えてくれた。
それは他に真似のできないコンテンツであることは、他に使う者のいないことからも明らかだ。
ゲーム発売前後の当初は嫌悪した人も多いかもしれないが「続ければモノになる」という体験を、今我々に教えてくれたのだと思う。

ハスタ語にもあった…?
こっちが元ネタだよ!

あどけなさの中に垣間見える「大人」の声色

えみるの声優は言わずもがな現在はAiMとして活動されている前田愛さんだ。
デジモンアドベンチャーに出演され、エンディングで流れた「I wish」にいたく感動したのが昨日のことのように思い出されます。

さて、センチメンタルグラフティの声優の中でも抜群に歌唱力のあったのは前田愛(AiM)さんでした。
初めてえみるのキャラソン「私のもとへ逢いに来て」を聞いたときは、驚きを隠せませんでした。あの「えみる」の声を当てている人とは思えない、と。

そんなギャップもあってでしょうか。
えみるのセリフを聞いていると、なにか「大人っぽさ」を感じるようになりました。
自己肯定をするために抑えていた本来の自分を、そこから醸し出すかのように。

また、2になるとその声色は如実に実を結び、キャラクターに深みを出しました。
辛さから逃避するために仮初の自分を封印し、さらに上書きする。
永倉えみるという人格を表現するのはとても難しいことだったとおもいます。

前田愛(AiM)さんの演技は本当に素晴らしかったと思います。
そして前田愛(AiM)さんのキャスティングを決定した人は、本当にいい仕事したんじゃないかと思います。

形が変わることが図らずして主題になる

センチメンタルグラフティならびに永倉えみるのエピソードの中で、変化していくものがあります。

現実

  • 20年たっての聖地の閉鎖や移転、改装による変化。

エピソード

  • ラムネ瓶をタイムカプセルとして当時の旧校舎に隠し、その旧校舎が取り壊されようとする、変化。
  • えみる語等によるキャラクターの変化。
  • 主人公との決別と心境の変化。

それが永倉えみるならびにそのエピソード、おいてはセンチメンタルグラフティ全体を後からでも自分が評価するポイントのひとつになっています。

2011年3月、東日本大震災が起こり、東北地方では大変な被害を受けました。
当時から筆者の住んでいる地域は大阪だったため、仕事中にただただ津波で街が飲み込まれれいくのをテレビでみるだけでした。
えみるの聖地となる仙台ならびに周辺地域においては、その形をかえてしまったところもあるのではないでしょうか(市内はわりと無事だったようですが)。

これまで間接的な支援しかできなかったのですが、先日大阪でもあった地震により、大規模ではなかったものの交通が麻痺したりと災害の怖さを身をもって体験した、ということもあり、絶対に訪問しなければという思いが強くなったので、ぜひ訪問した際にはその変化を肌身に感じでこようと思っています。

アニメ「センチメンタルジャーニー」ではエピソードの最後ですでに旧校舎は取り壊されてしまいましたが、ゲームでは主人公と再会したときにはまだ取り壊しは行われていません。
しかしながら、いずれ取り壊されるであろうこの校舎のことを思うと、少し他人事ではありませんでした。(自分のエピソードに関しては別の記事で書こうと思います)

えみる語と2のエピソードに関しては言わずもがな。

こうした「変化」に関する事柄のエピソードが、筆者の体験と重ねることができるのはとても貴重な体験で、それこそ運命と感じざるを得ません。
こういった事柄がえみるを好きでいられる秘訣なのではないかと感じるのです。


さて長くなってしまいましたが、えみると、そのエピソードについて少し語るとともに、あらためて永倉えみるの誕生日をお祝いしたいと思います。

また、この日にジャーニーの上映会をかぶせてきたサンライズさんに勝手に感謝です!
ぜひえみる回を上映してください!僕行けませんけど!

それでは本日は「永倉えみるの誕生日」というのを踏まえつつ、素敵な一日をお過ごしください。

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流行も巡礼も時間との戦い。港町、横浜市内をチェック【センチメンタルグラフティ聖地巡礼】

6月は星野明日香の誕生月、そして明日香といえば横浜!
ということで横浜市内の聖地巡礼に勤しんでまいりました。

相変わらず市内なのは1日しか滞在していないから。

市内スポット

09:30 八景島

新横浜駅からJR横浜線で横浜駅へ。京急本線に乗り継いでで金沢八景まで行き、シーサイドラインで八景島へ。
横浜駅はセンチスポットの一つであるが、撮影するには開店していないことがわかったので、一旦スルーした。

八景島は市内スポットで他の4つより少し離れたところに位置する。
下手をしたら横須賀のほうが近いかもしれない。

八景島駅出てすぐの場所。
みんな八景島シーパラダイス方面に向かうから、この位置に来る人はまあいない。
八景島駅から海に向かって歩いて、海岸沿いへ。
スポットの基本の構図はここ。
八景島シーパラダイス、アクアミュージアム前。
アクアミュージアムだけ入れるチケットあるかなと思ったら、4つある水族館をまとめて見れるチケットを買わなければいけないらしい。
アクアミュージアムの中、デートシーンで採用された、アクアチューブ内のエスカレーターを登ったところ。

11:30 伊勢佐木町

八景島駅からシーサイドラインで新杉田駅で乗り継ぎ。JR京浜東北・根岸線で関内へ。
イセザキモールは関内駅が近い。

通常デートスポット。
イセザキモールを入ってすぐ。みのや本店が見える道の左側から撮影。
以前合った道の上空を横断していたオブジェは撤去されていた。
夜スポットと思われる場所。
木の感じがそれっぽい気したのと、有隣堂・伊勢崎町本店の軒がそれっぽい気がした。
スポットのメイン画面として使用されている箇所。
伊勢佐木2丁目と3丁目の間、変な時計のオブジェが見える位置から。
交差点に合った三角屋根のオブジェは、今はない。
伊勢佐木3丁目と4丁目の間、横浜日本堂を左手に構えた構図。
日本堂の佇まいは以前と変わらず。
明日香と最後に映画を見た場所は、この日活会館ビル。
もとはJ1というビルだったらしいです。
スポットの確証ポイントは、左端の建物の軒先と、黄色のボーリングピン。
ボーリングピンは現在は設置されてないが、この日活会館ビルの上に同じ配色・モチーフが設置されていた。

ゲーム内で最初の出会いのとき、明日香の家であるブティックを探しに行くことになる。
そのときに市内のどのスポットを最初に訪れても一旦伊勢佐木町にいくことになることから、伊勢佐木町に明日香の生家があるんじゃないかと推測している。
しかしながら、明日香の母と話した背景のスポットはついぞ見当たらなかった。

12:30 横浜駅

JR京浜東北・根岸線で関内から横浜駅へ。
横浜駅は計5つある市内スポットではないのですが、相鉄ムービルが、センチスポットとなっています。

映画館の外観は今もあまり変わらず。
内観は少し装丁が変わったものの、階段は健在していたのですぐわかる。

13:00 みなとみらい21

横浜駅からみなとみらい線でみなとみらい駅まで。
みなとみらい21は桜木町駅も近いですし、スポットとしては桜木町駅付近のものもあります。
なお関内から桜木町駅まではひと駅。
横浜をはさまなければ直行してた。

ランドマークタワー3階の螺旋エレスカレーター。
同じランドマークタワーの5Fには、かつて有隣堂があった。
回想等に出てくるこの場所は、今は別の本屋になっている。
日本丸メモリアルパークにある、横浜みなと博物館から汽車道側のスポット。
JR桜木町駅を出てすぐ、ランドマークタワーを正面に迎えたスポット。

15:00

みなとみらい駅から日本大通りまで移動。

ちょっと時間が開いてるのは、そこまで歩いたのと、その前に横浜美術館に立ち寄っていたから。
横浜美術館については後述する。
そのまま歩いて山下公園の西側入り口へ。

インド水塔というのがあって、その近くでインド人が路上パフォーマンスをしていたが、スルーした。

山下公園からランドマークタワー方面を見た構図。
赤い靴はいてた女の子像。
ジャーニーでも時間経過の印象的なつなぎカットとして用いられている。
大さん橋ふ頭ビルを正面にした構図。
夜スポットして使用されている場所である。
日本郵船氷川丸を正面に。
世界の広場。
この日は横浜中でポケモンGOをしている人が多かったが、ひとの入れ替わりの隙間を縫って撮影。

16:00 みなとの見える丘公園

世界の広場から歩いて移動。
告白シーンはこのエリアでしたね。

港の見える丘公園の入り口。
この日は工事していて、ここから入ることはできませんでした。
(上側の歩道橋から入ることができました)
おそらく告白シーンで使われた場所。
20年経っているのでベンチの場所って移動してるかもしれない。
あとで場所は合ってるけど撮影角度を間違えてるかもしれないことに気づきました。

17:00 横浜中華街

みなとの見える丘公園から歩いて横浜中華街へ。
個人的に横浜中華街はお店に入って食べるより食べ歩くほうがいいと思います。

横浜関帝廟を門を左手の方から撮影。
チャイナスクエアの入り口を右手に撮影。
このあたりのフカヒレスープが結構おいしい。
同じあたりの場所から善隣門のほうを向いて撮影。
中華街の象徴、善隣門。

18:00くらいで終わったので、ゲーム内で市内に設定されている聖地巡礼は総計10時間くらいで回ることができました。

おまけ: 想い出たちとの12ヶ月

ムック本「想い出たちとの12ヶ月」で実写背景パートのいくつかは横浜が舞台になっています。

横浜美術館

保坂美由紀の秋シーンで使われたカットです。

日本丸メモリアルパーク

遠藤晶の秋シーンで使われたカットです。

日本丸を背景にしていますが、なぜゲーム中の明日香のデートシーンに使わなかったのか、未だに疑問が残ります。

杉原真奈美の秋シーンもあったのですが、メモリアルパークの観覧車はよこはまコスモワールドに移転したため、位置はわかったのですが、角度がわからず。
あと、安達妙子の秋シーンも横浜らしいですが、背景となっている本屋は見つけることができませんでした。


横浜聖地巡礼を終えて

今回はもともと予定していたスケジュールを変更後に隙間を縫った感じで決行。
ただ、筆者は大阪住まいなので横浜に行くのに、始発で向かわないとスケジュール的に無理だと判断。
移動のシュミレーションを重ねに重ね、強行した結果、なんとか日が暮れるまでに回りきることができました。

新幹線で移動中にゲームを明日香に絞ってプレイしたり、センチメンタルジャーニー第8話を見て復習したりするので、いろいろ思い返すことができるのも巡礼の良いところです。

これで巡礼箇所も折り返しです。2018年後半も頑張るぞ!

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ちかくて、とおい【星野明日香誕生祭に寄せて】

本日6月21日は、名実ともに我らがアイドル、星野明日香の誕生日です。
おめでとうございます!

今日はずっと「Sweet Tears」「雪」「Ground Cherry 〜魔法の實〜」をヘビーローテーションしています。
「ハートの予感」なんてなかった、いいね?

星野明日香の、印象

星野明日香(以下明日香)の第一印象は「元気な子」。
髪型がショートボブであることと、ミーハーな設定がそう思わせたのは間違いない。
制作者の意図にバッチリハマっている。

明日香が主人公と出会ったのは中学2年のとき。
僕がセンチメンタルグラフティと出会ったのも中学2年のときだったので、「約束」のエピソードを読んだときにはうらやまけしからん主人公に自分を重ね合わせ、明日香みたいな友達が居たら、きっと最高に楽しかっただろうなあ、と思っていたはずだ。

実際にそういう子は居たのだが、僕は周りで指を咥えてみているだけの集団に紛れていた。
多感な年代、ひとと違うことが受け入れがたい場合、それは排除される対象となったりすることもあるのだ。

次に、初回印象として焼き付いているのは、その制服でした。
どこかで見たことあるなと思ったら、本当にどこかで見たことあるものだった

清華女子高等学校の設定を入れたいから横浜なのか、横浜だから清華女子高等学校にしたのかはわからない。窪田氏か、大倉らいた氏の、遊びごころか。

作品をクロスした設定がセンチメンタルグラフティの世界観や明日香の設定等に生きることはあまりなかったが、もしかしたら卒業式に袴を着用した明日香が見れたのかなと思うと、胸熱である。

ちかくて、とおい

少しゲーム中の話を。

センチメンタルグラフティの主人公の拠点は東京。
そして明日香の住んでいる場所は横浜。
ゲーム内の移動時間は1時間だし、東京駅からの移動であれば30分かからない。
緑が丘3丁目の立地を考えると、実は総移動時間は1時間30分程度かかってしまうようだ。

この距離感が相まって、ベストエンドを迎えるのに必要な同時ヒロイン攻略においては、スケジュールの合わせやすい明日香を「都合のいいポジション」として僕はプレイの中でいちずけてしまっていた。
今ふりかえっても、他のヒロインに比べてなおざりにされがちだったと思います。
その節は、本当に申し訳ありませんでした…と、この記事を書きながら明日香に謝罪します。

今僕は大阪に住んでいますが、特に粉物を頻繁に食べたりだとか、大阪の観光スポットに積極的に遊びに行くことはしません。社会人になってそういう時間がなくなったとかではなく、近すぎるので「いつでもいけるからいいや」と行かなくなっているのを実感しています。

初回プレイ当時、そういうニュアンスで東京⇔横浜も考えていたのかもしれません。

当記事のタイトルにもしたこのフレーズ。
12都市を駆け回るという設定が生んだ僕の、ちかくて、とおい、横浜。

ジャーニーに学ぶ、明日香の芯の強さ

近くて遠い意識から、ゲームプレイ当時は、明日香が攻略対象になることはほとんどありませんでした。
ですが、その後アニメのエピソードを見て、その考えを改めました。

主人公と出会うまでの「閑話」として描かれいる「センチメンタルジャーニー(アニメ)」。
この中で唯一英語タイトルの第8話は、明日香の回。
その構成は人を描くのに徹した、素晴らしいものでした。

ざっくりあらすじを書くと、こんな感じです。


芸能プロダクションのプロデューサーである田崎は、女性は誰でもレディになれる素質があると豪語すしていた。
現代(1990年代)の女子高生に対して悲観していた、田崎の友人である沖は、田崎に「フェアマイレディコンテスト」という企画で、その現代の女子高生を優勝させれることができるかどうかの賭けをもちかける。
その際に白羽の矢が立ったのは、たまたま話をしていたファミレスでオーダーを取っていた、どこからどう見ても現代の女子高生である、明日香であった。

後日明日香をスカウトした田崎は、言葉使いや淑女のたしなみなど、明日香に対してレディに必要なさまざまなレッスンを受けさせる。
明日香も芸能界には興味があるし、負けず嫌いもので、田崎の言葉にしたがい、これまでの自分を抑え、レッスンに勤しむ。

やがて振る舞いもレディになり田崎のお眼鏡にかなうようになった明日香たちは、ついにコンテストの当日を迎えた。
…だが、当の明日香がいつまで経っても会場に姿を表さない。
田崎が明日香を探し、連絡がすれ違う間に、コンテストは明日香抜きで終わってしまった。

コンテストが思いもよらない結果となった数日後、沖に呼び出された田崎は、やはり今時の女子高生は今時の女子高生だと落胆していた。しかし沖から告げられたのは田崎が賭けに勝っているというこだった。
わけのわからない田崎だったが、沖は明日香を知っている人には有名なエピソードがあると続ける。
それは数年前、すれ違いから果たされなかった、映画を見る約束のことであった。

コンテストの前日、寝付けなかった明日香が聞いたラジオで、その映画のリバイバルの最終日だということをその映画を見る約束を果たしたいという投稿はがきが読まれたこと。
結果的に違うカップルだったが、明日香は映画館でひとり、自分の約束を果たすために待ち続けていた。

沖は言う。星野明日香はコンテストの当日、誰よりもレディだったと。

話を聞かされている最中、注文を取りに来た明日香。
明日香は謝罪をし、今度は田崎のいる芸能界へ自分から挑戦することを告げるのだった。


一見このお話は、2人の賭けを通して明日香が成長する話に見える。
しかしながら、この話は、明日香の芯の強さを垣間見れるという側面もある。

最後の田崎と沖の会話の中で「彼女を知る人には有名なエピソード」として語られてはいますが、スカウトからコンテストまで、明日香自身は一度も主人公のことについて触れていません。

プロデューサーの田崎氏とはコンテストのために一時的に契約していたに過ぎず、言うまでもなかったのかもしれませんが、言わば「弱み」とも言える部分を微塵にも見せずに、目標に向かって挑戦を続ける姿は、まさに芯の通った行動そのものでした。

明日香の中学時代、主人公に出会うまでと約束を果たせず主人公が転校していったあととのミーハーに対するスタンスが違う。
罪悪感から主人公に会うに会えず待ち続けるひたむきさ、チャンスを逃さないための行動指針、それが明日香の中には確かにありました。そういう意味で素晴らしい回だったなと思うのです。

最後に、あたらめて

つらつらと書きなぐりましたが、このへんで。
僕の思いはまだまだ尽きませんが、収集つかなくなるので(すでに収集ついてないようですが)一旦お話を畳みたいと思います。

これからも、明日香の行動指針を見習って、躍進していきたい。
あらためて、誕生日おめでとうございました!

余談

そういえば1月のおわりくらいに、星野明日香の声優を務めていた岡本麻見さんって今何してるのかなって思って検索したんですよ。
現在活動休止とのことですが、初回検索したときに、変なもの発見して吹いてしまいました。

参考リンクを張っておくので、本当かどうかはあなた自身でも確かめてほしい。
Google検索 : 岡本麻見 > 他の人はこちらも検索

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シシララTVでセンチ2の実況生放送の第3回が配信決定!

シシララTVの公式Twitterアカウントで、今週(6月4週め)の放送予定の中に、センチ2の実況が含まれていた。

2018年6月22日(金) 18:00からの放送である。

前回Disc1が終了したところで終わった「センチメンタルグラフティ2 実況生放送」、いよいよ後半戦だ。

前回・前々回に引き続き、ゲームライターのタダツグさん、ゲームライターでありギャルゲーBAR☆マスターのカワチさん、そして七瀬優役の西口有香さんとともにお送りするはずのこの実況。
三人の掛け合いや、生アテレコもあったり、思いがけない発言があったりと飽きない進行も魅力だ。

ボリュームとしては本当に半分くらいなので(Disc2が短いとかはない)、次を含めてあと2回くらいは放送があると思われる。
放送主本人たちは次回でクリアできるか…?と言っているが果たして…?

ハッピーエンドまでたどり着いたようです。おめでとうございます!

本記事投稿(2018.06.19)時点で、シシララTVにおいて配信に関するページはまだ用意されていないようだが、各種生放送の予定リンクを探し当てることができたので、こちらに掲載しておきます。

[2018.06.20 追記]
公式ページが公開されたたようです。
http://sisilala.tv/myarticles/355

どうやって見るの?

ニコニコ生放送と、YouTube Liveと、Periscopeとでの配信を予定している

ニコニコ生放送リンク

http://live.nicovideo.jp/gate/lv313906343
タイムシフト予約をしておくと幸せになれるだろう。

YouTube Live 放送リンク

https://www.youtube.com/watch?v=9qT-zEyDdTM

Periscope 放送リンク

https://www.periscope.tv/sisilalatv

今回も正座して待機しよう。


これまでの放送を見逃した人も、アーカイブがあるので、是非復習していただきたい。

YouTube アーカイブ
第1回放送はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=kTPp7TmoHXY

第2回放送はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=JmVxh-NnecA

今回もラジオリスナーの気分で西口さんにお便りを送ってみよう。
お便りはこちらよりメールで応募することができる。
本記事投稿(2018.06.19)時点で公式ページが用意されていないため、メールアドレスへの直リンクとなります。

[2018.06.20 追記]
公式ページが公開されたたようです。
http://sisilala.tv/myarticles/355


前回記事はこちら
シシララTVでセンチ2の実況生放送の第2回が配信決定! – S.G.F. [Sentimental Graffiti Fan]

前々回記事はこちら
シシララTVでセンチメンタルグラフティ2の実況生放送配信が決定! – S.G.F. [Sentimental Graffiti Fan]

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「クラシックゲーム a Go Go」多部田俊雄氏インタビューに見る苦悩と挑戦

先日発売された書籍「クラシックゲーム a Go Go」。
1980 – 90年代、僕たちを取り巻き時代を築いた数々のゲームを取り上げた書である。
奥付の初版の発行日は6月14日となっているが、当記事の筆者は6月の1週目のうちに手に入れた。

このサイトで取り上げるからには、もちろん「センチメンタルグラフティ」にフォーカスしたい。
なにせ、センチメンタルグラフティというタイトルが取り上げられていることはもちろん、同タイトルを窪田正義氏と共に牽引していった多部田俊雄氏のインタビューが取り上げられているのだ。

この記事では書中にあるセンチメンタルグラフティの項目と多部田俊雄氏のインタビューのダイジェストを当記事筆者の見解を含めて書き綴ろうと思う。
※この記事中での混乱を避けるため「当記事筆者」という表現を使っています。


ゲームタイトルとしてのセンチメンタルグラフティの紹介

書の構成としてはインタビューのあとにタイトルの紹介なのだが、この記事の構成上タイトルの紹介のプレビューをさきにしてほうが良いので、先にこちらを紹介させていただく。

割り当てられているページは2ページであるため深掘りはされていないが、その中でも最大限誤解のないように説明をしているのは、やはり書にするだけに上手いと感じた。

ゲーム概要の紹介

ゲーム導入の簡単な説明とシステムの肝になる「12都市めぐり」「せつなさ度」の簡単な説明、エンディングの種類についての簡単な説明がなされている。

当記事筆者はあまり触れないようにしていたが、当書では「切なさ度」が「好感度」と対をなすバッドステータスであることを明言している。当時「せつなさ炸裂!」とラジオでもライブでも言って盛り上がっていたが、つまりはメンタルやられている状態だったのだよなあ、と改めて実感した。

商法について

2ページ目は、甲斐智久氏のキャラクタービジュアルを中心に展開していった商法について、現在のライトノベル・深夜アニメがとっている商法の礎を築いた旨が書かれていた。

これについては当記事筆者も別のブログに書いているので、ぜひそちらも合わせて読んでいただきたい。

残念なのは、甲斐智久氏のビジュアルについては書かれていたが、最後まで大倉らいた氏のストーリーについては言及されることがなかったことか。
個人的には2人がタックを組んでいることで初めてキャラクターに命が吹き込まれたのだと思うのだが…。


多部田俊雄氏インタビュー

多部田俊雄氏に対してのインタビューとしての特集は実に15ページ、途中写真が挿入されていたり、最後のページが2段組の半分しかないことを考慮しても14.25ページにわたる。
そのなかでセンチメンタルグラフティを企画し、発売に至るまで、そして発売後のことについて触れられていた。

主なインタビューの構成を見出しと要約にしてみた。
※実際の見出しではありません。
当記事筆者の雑感を含みます。

序文・NEC系でのゲームチームの立ち上げに

NECアベニュー設立時に多部田氏がどうゲームを事業に組み込むためにチームを発足させたか。
最初は人数が少なく移植タイトルしか発表できなかったことなど、スタートアップとしてやれることをやる姿勢が垣間見えた。

物語性を取り入れ、さまざまな挑戦をした「ヘルファイアーS」

東亜プランが制作しら「ヘルファイアー」を移植する際に、幕間にアニメーションのデモを追加し、声優を起用した。
エンディングもハッピーなものではないものを採用するなど、本人もいろいろな意味で「早い作品だった」と言っている。

エロゲーからギャルゲーへ。「ドラゴンナイトⅡ」との出会いと「ギャルゲー」の市場定着

アダルトゲームを家庭用コンシューマーに移植するという挑戦が見られる項。
先にメディアに発表して事後承諾を得るという外堀を埋める作戦をとったことや、「ドラゴンナイトⅡ」のヒットを皮切りに「卒業」「同級生」などヒットを飛ばす傍ら、「ときめきメモリアル」の後押し(かどうかは不明だが、あえてこう言わせてもらう)もあって、「ギャルゲー市場」が確立されていったこと、完全なゲーム事業としてのNECインターチャネルの設立の話が盛り込まれている。

「センチメンタルグラフティ」の企画発足における苦悩と挑戦

甲斐智久氏の鉛筆画を窪田正義氏から見せてもらったことから発足した「センチメンタルグラフティ」のプロジェクト。
NECインターチャネルとしては販売権はあったがマルチメディア展開においてグッズ展開等に関しては一切関わっておらず金銭の授受もなかったこと。任せすぎた結果ゲーム内のグラフィックが多部田氏の意図に沿っていなかったこと。その手法が必ずしも間違っているわけではないこと。作品自体の周りからの評価を経て、心が折れ、マルチメディア展開に対するトラウマを持ってしまたことなど、興味深い話がてんこ盛りだ。

独立してから「センチメンタルグラフティ」を振り返って気づいた「本物」

多部田氏が独立し「プロトタイプ」を設立してから「センチメンタルグラフティ」に影響され業界に入った人等と出会い考え方を変えていったことが触れられている。
その中で多部田氏はプロジェクト全体としては展開したことについては「本物だった」と。

20周年企画のことにも少し触れていた。
今もまったく動きをみせない @senti_20th だが、それを含めた20周年プロジェクト自体は確かに正規プロジェクトであり、以下のように述べている。

現時点では詳細は明かせないのですがあえて言えることがあるとすれば「多部田は後方支援で、ファンの皆さんが最も喜ぶ方々が主体となっているプロジェクトです」

最も喜ぶ方々とはだれのことだろうか。
甲斐智久氏や大倉らいた氏を再び迎え入れてあらたな「センチ」を織りなすという意味なのか。蓋を開けてみないとわからないので、今後の動向にはやはり注目すべきなのだろう。


「クラシックゲーム a Go Go」は手元においておくにふさわしい一冊

「クラシックゲーム a Go Go」で取り上げられている数々のゲームの中には、当記事筆者の生まれる前のゲームもあったり、そもそも知らない筐体やソフトウェアもある。しかしながら実際にプレイしたことのあるゲームもたくさんあった。

当時インターネットが普及しておらず(していても使う機会がなかっただけかも知れない)、ゲームの攻略や新作ゲームや筐体の情報収集といえばゲーム雑誌やテレビ・ラジオ番組の情報や、どこからか湧いてきたも口コミ等が主だった当時、いろいろな噂や憶測が飛び交ったものである。その裏側も見ることができたり、時勢を感じた者としての懐かしさを体験することができる。
そういう意味で、ぜひ手元においておくべき一冊だと思っている。

皆様も是非購入という形で手に取り、「センチメンタルグラフティ」以外に取り上げられているゲームの項目やインタビューを読んで、あのころ熱かった自分を取り戻してはどうだろうか。

書籍の購入は以下リンクで購入か、書店に足を運んでどうぞ。

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