恋い焦がれ 偲ぶ想いと 今日の風【綾崎若菜生誕祭に寄せて】

本日9月16日は、京都の大和撫子、綾崎若菜の誕生祭ですね!
おめでとうございます!

先週行くはずだった京都の巡礼が、台風や大雨で順延せざるを得なくなった筆者ですが、綾崎若菜(以下若菜)というヒロインに関して、なかなか深い(と思っている)因縁があるのです。

意図せずに焦らされ、印象づけられた存在

筆者にとって綾崎若菜という存在は、意図せずして「焦らされた」ヒロインでした。
それは性格だとかゲームの攻略性だとかではなく、2つの「焦らし」が筆者を取り巻いていました。

第1の焦らし

1998年当時、筆者は山口県は下関市に住んでいました。
2018年現在のようにインターネットが生活に浸透していたとは言い難い時代、ストリーミング放送もありませんでしたから、毎週月曜深夜25時頃に、自宅の屋根に登ってはTBSラジオにチューニングをし「センチメンタルナイト」を聞く日々を過ごしていました。

アニメ「センチメンタルジャーニー」に至っては関東圏のみの放送でしたので当時船橋に住む親戚にお願いをして、1ヶ月分の放送(4話分)を120分のVHSに標準モードで録画して郵送してもらうということをしていました。

リアルタイムで見れないことを残念に思いつつも、送られてくるVHSをとてもワクワクしながら待つ筆者に、過去何度も書いている、その悲劇が起こりました。

それは2本めのVHSが郵送されてきたときのこと。
1ヶ月焦らされて開ける小包、輝きを見せるVHS。
期待を込めながらビデオデッキにVHSを入れる。
第5話「友情の通天閣スペシャル」を感動しながら見る筆者。
さあ、次は第6話、若菜の回だ…。

そして流れる「H.T」

(トライガンじゃねーか!)

思わず片膝をつく筆者。
どうやら野球の延長か何かで30分ずれていて、そのずれたトライガンが録画されていたようです。

再収録など期待することはできず、後日手に入れた「センチメンタルジャーニー オリジナルサウンドドラマCD」でダイジェストのようなものを聞きながら、どういった構成で話が進んだのかを妄想する日々。
その後レンタルで見るまでおよそ5年近くの歳月をかけた焦らしが始まったのです。

これが第1の焦らし。

第2の焦らし

第2の焦らしは「センチメンタルグラフティ2」の発売がトリガーでした。
ドリームキャストのソフトウエアとして発売された当作ですが、2000年当時バイトもしておらず、僅かな小遣いでやりくりをしていた進学校の高校生の筆者にとって、ドリームキャスト自体がとても手の届かない代物でした。

大学で大阪に出てきてからは中古の筐体を入手することができ、プレイすることができましたが、その2年間においては僅かな攻略情報を雑誌で見て妄想する日々でした。

これは若菜に限ったことではありませんでしたが、所見プレイでベストエンディングにたどり着かないという評判が事実だったことも相まって、若菜を狙ってプレイしベストエンディングを迎えるまで、実際のところ2年位かかった気がします。

それが第2の焦らし。


このように2つの焦らしがあり、センチ1以降なかなか若菜という存在に会えないことは、筆者へ強烈に印象づける結果となったのです。

忍耐と武道

センチメンタルグラフティが発売された1998年当時、筆者は少し陰湿ないじめにあっており、どこからか筆者がセンチ好きだという情報を仕入れたのか、あるとき机の中にセンチのフィギュアを入れられて、テストの席の入れ替えのときに晒されたりと、好きをオープンにすることで損をしていました。
(なおそのフィギュアは捨てるふりをしながらありがたく持って帰り、今でもうちのセンチグッズ補完コンテナにしまってあります)

センチが一世を風靡していた頃、巷のゲームセンターのプライズにはセンチグッズが必ずと行っていいほどあり、筆者もゲットするのに相当な金額をつぎ込んだ覚えがあります。
あとから考えると、そんな中わざわざプライズ景品を取ってきてまでこのような工作をするって、そうとう筆者のこと好きなんじゃねーの、と思いましたが、それはおそらく幻想なのでしょう。

そしてセンチが好きだから故に孤立しましたが、センチを好きであることをやめるわけにはいかない筆者は、この状況を耐え忍ぶ決断をします。
好きなことを好きと言えない辛さはありましたが、いずれ風化する環境に左右される必要はないと思ったからです。

筆者は剣道も嗜んでいましたので、精神的な苦痛に対する忍耐力はあったほうだと思います。
もしかしたら、同じ袴を着る武道である弓道をを嗜む若菜にも親近感が沸いていたのかもしれないと、今でも思います。

恋に、家のしきたりに、耐え忍ぶ若菜。
いじめと、好きであることの狭間で耐え忍ぶ筆者。
同じ「好きなもの」を介して耐え忍ぶところに、筆者と若菜の非常に強いつながりを勝手に感じるのでした。

最後に

さて、若菜の誕生日だということで、筆者にとってのすこし若菜のことを思い出せるエピソードを連ねてみました。
綾崎若菜という存在が焦らしてくれた期間は、想いを募らせ、確実に筆者の中に積もっていきました。
その結果が、20年好きでい続けることになったと確信しています。

そしてもう聞けないかもしれない声を恋焦がしながら、今日という日をお祝いしたいと思います。
改めて、若菜、誕生日おめでとうございます!

最後に、この記事のタイトルのことを。
タイトルにした川柳は筆者の自作です。


恋い焦がれ 偲ぶ想いと 今日の風
(故意焦がれ、忍ぶ重いと 京の風)

  1. 遠くからあなたを想いこの身を焦がしていますが、いま吹いている風のように今日も時間は過ぎていきます。
  2. 誰かに意図的に心傷させられたとしても、京都にいるあなたの風に巻かれるような軌跡を思うと、辛く重いことでも耐え忍べます。

句に2つの意味をもたせてみました。
句としては稚拙ですし、おそらくほとんどの人はそう感じられないかもしれません。
しかしながら筆者の重ねたエピソードを詰めこむことができた、と信じて今日を、明日を生きていきます。

ありがとうございました。

センチメンタルグラフティを愛する20年戦士でこのサイトの運営やセンチメンタルグラフティの非公式Slackの運営をしています。
舞台出身の、Webサイト制作とかWebデザインとが得意なフロントエンドエンジニア。
山口県下関市出身、大阪在住。
WordCamp Osaka 2018 Organiser / Kansai WordPress Meetup Organiser.

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