【閲覧注意】行ってはいけないセンチメンタルグラフティの聖地

この記事は、当サイトで行われている「センチメンタルグラフティアドベントカレンダー2018」の第4日目の記事です。

聖地巡礼に限らず、ひとつのコンテンツの『何か』を極めようとすると、莫大な資金、時間、気力・体力を投じるのは世の常。
しかしまあ、聖地巡礼のためにどれだけ鉄道会社、航空会社、バス会社にお布施したことでしょう。

一言アドバイスさせてください。

観光ついでに寄るのが一般的で、市外マップを含めた聖地巡礼を単独計画して敢行するはやめましょう。
そんなことをしても自分が石化するだけです。

終わり。

 

 

 

 

 

 

いやいやいや、それじゃ話が始まらないでしょ~~~。


聖地の効率的な巡りかたですが、ヒロインの住む都市へは鉄道・飛行機・バスを利用し、現地では自転車で移動するのが一番機動力があります。

この方法のメリットは『入の時間』『出の時間』の2つだけ設定すればいいので、非常に自由度が高くなります。

デメリットは、雨天だと自転車移動は最悪…

※当サイトの記事『驚くほど自転車のいない坂の街、長崎市内を練り歩く』(GOUTENさん執筆)で、自転車移動に制約が多いこと(坂が多い、駐輪場がない等々)が紹介されているように、都市によっては各都市交通の一日乗車券を利用するのもとても有効です。

日本は金さえ投じれば国内ならだいたいの所へ行ける国ですが、ここはひとつ主人公目線で。

  • 『いかに資金を抑えて少女たちに会いにいくか』
  • 『3大要素の、”資金”だけでなく”時間””体力”も効率よく』
  • 『推しのヒロインが住む都市なら、年に何度も訪れる覚悟で』

を踏襲してこそ、聖地巡礼の醍醐味と言えます。
広島までヒッチハイクだっていいんです。

私は資金繰りができず、やむなく全行程もしくは半行程を自転車で行動という暴挙に出ることが多く、本記事は自転車を移動手段とした、やや偏った視点で書かれていることをご了承ください。


もし当時高校生だったプレイヤーが

「オレは主人公だぁーっ!」
「○○超激爆萌え!」

と目覚めてしまったが大変、もう一大事です。
理由は明々白々。

「無無!?」

軍資金がないからです。

「ヒッヒッヒ、ひぃ密結社、貯金してるので資金は潤沢にあるぜ!」

という少年はどれ程いたであろうか?(だいたい夏休み中には底をつく)

「なあオフクロ、お小遣い上げてくれよ~?」
「今のお小遣いでなんとかしなさい」
「皿洗いならやるからさぁ~w」
「ムダ遣いばっかりするから。お父さんがいない時を見計らってそういう事を言い出だすんだね、あンたは」

と、親に懇願しても、お説教という返り討ちに遭います

イタタタタ…

そして少年はひらめいた…

「自転車だ!自転車しかない!」

「オヤジ!今日からオレはロードに目覚めるぜ!目指すはツールドフランスだぜ!」
「おう!そうかそうか!」

と、意外にオヤジは理解者。

いざ出陣。
少年は夜の東海道へと消えていった…
この先にあるカタルシスとは何だろう?

都市中心地から遠い聖地

「はぁ… はぁ… こ、ここはどこなんだ…」
(本当にそうなります)

「これだけ体力を使って節約できるのはせいぜい5~6000円…」
(その5~6000円が後々デカいのですが)

「はじめから快速電車で行けばよかった…」
(青春18きっぷユーザー泣かせの、接続の悪い路線があります)


中心地から100km以上離れている聖地をリストアップしてみましたが、フツーに公共交通機関をご利用ください。
※マップは模範ルートです(なるべく最短ルートを通り且つ、獲得標高を抑えるための実効的な迂回を選択)

札幌-弟子屈・川湯温泉 368km
札幌-函館山 248km
京都-天橋立 123km
難波-長浜(湖畔マラソン会場) 118km
金沢-輪島朝市 107km

標高の高い聖地

少年は頂へ続く果てなき道を、ただひたすらペダルを踏む…

坂とは、異なる斜度が複合的に連なっており、斜度がゆるくなるポイントの手前はそこがあたかも頂上のように見えることがある。
しかし道が上へと続いているのが視界に入り「ここが頂上ではない」と分かると折れる心と闘いながら苦しみにもがくのである…。

それでもやがて本当の頂は必ずやってくる。上へと続く道が見えない。そこから先は下りだ…。
この瞬間、少年の脳内には多量のアドレナリンが放出される。
坂とは、厳しくもこの上ない甘美な味を与えてくれるのである。


ひとまず標高300m以上の聖地をリストアップしてみました。

標高が高いということは、それだけ上るということに他なりません。
普段運動していない人がいきなり負荷のかかる運動をすると「はあ… はあ… こ、ここはどこなんだ…」となりかねません。
公共交通機関があればそれらをご利用ください。

標高300m以上の聖地

函館山 301m
青森市駒込(八甲田山) 593m
奥入瀬渓流(十和田湖源流から石ヶ戸の瀬まで) 417m~306m
十和田湖 413m(冬)409m(夏)
遠野山口の水車 379m
滝見台展望台(宮城蔵王) 729m
寒霞渓第一展望台 557m
三段峡遊歩道入り口 373m
聖湖樽床ダム 750m

最寄り駅・最寄りバス停から遠い聖地

「バーネットさん、この記事読んでると気が遠くなるよ。わたしゃフツーに電車で行くよ。自転車なんかであちこち行ってらんないよ。」

えっ、そうかな?北海道や長崎に比べれば…w
明日香超激爆萌え…

市内マップでもポイントが四散している都市では、全て徒歩移動となるとけっこう大変です。
細かい移動の電車賃も、積もればけっこうな額になります。

中心地から4km以上離れている市内聖地

青森駅-(元)ねぶたの里 8.7km
仙台駅-大崎八幡宮 4.4km
横浜駅-八景島 16.8km
名古屋駅-東山動植物園 9.9km
名古屋駅-名古屋港 9.4km
高松駅-屋島 7.1km(うち1.5kmはお遍路)
広島駅-アルパーク 9.4km
地下鉄天神駅-シーサイドももち 5.3km

ようやく市外マップのポイント近くまでやってきたというのに、そこからの移動手段が徒歩しかない聖地です。

バス停から4km以上離れている聖地

谷地温泉バス停-青森市駒込(八甲田山) 6.7km
アクティブリゾーツ宮城蔵王バス停-滝見台展望台 4.7km
丹奈バス停-高浜海水浴場(五島列島) 4.2km

アクティブリゾーツ宮城蔵王から先の路線は季節運行しており、峩々温泉入口バス停-滝見台展望台は1.8kmです

ほら?自転車で移動してきたくなってきたでしょう?
でも市外マップはすごい坂みたいだけど…。

入場料・拝観料・通行料が必要な聖地

爪に火をともすようにやりくりをし、ようやくたどり着いた聖地。
しかしそこにそびえたつ別の門…
ついつい発してしまったひとことに後悔はない…
「大人一枚」

撮影ポイントがこれら施設の中にあります。
1箇所の撮影単価が1000円を越える場所をリストアップしました。
入場料の高い施設はレジャーついでに訪れてください。

施設名 入場料(円) 撮影ポイント 1箇所あたりの単価
登別マリンパークニクス 2450 2 1225
スポーツランドSUGO 1030 1 1030
八景島シーパラダイス 3000 2 1500
 (16時~) 2500 1250
リトルワールド 1700 1 1700
ナガシマスパーランド 1600 1 1600
 (15時~) 1200 1200
 (19時~) 800 800
レオマリゾート 1600 1 1600
ハウステンボス 4500 4 1125
 (17時~) 4100 1025

犬山城は、リトルワールドまたは明治村とのセット割引券が利用できます(1900円)。
犬山城・リトルワールド・明治村の3施設をワンセットと考えれば、入場料計3600円・撮影ポイント計5箇所・1箇所あたりの単価720円となります

既に閉鎖されているワイルドブルーヨコハマですが、入場料が当時3900円だったそうです。(サンセットパスを使っても2900円)
施設内の撮影ポイントは1箇所ですので、入場料がそのまま単価となった訳です。
ああ、恐ろしや…

表記された地名と実際の場所が異なる聖地

ここまでの『遠い』『高い』と事情が異なります。


ーー芦別です。


ーーこちらは弟子屈です。

「へぇ、このゲーム、地名詐称するんだ…」

『センチメンタルグラフティはリアリティを追求するゲーム』の理念を裏切られたような、とても冷ややかな目で見た瞬間でした。
まあ、北海道に多いんですけどね

例えば、手紙2イベントで稚内の海岸が登場しますが、

背景に使われている写真が稚内のものなのか、私見では心底疑っています。
稚内から宗谷岬に向かうバスから、砂地に草がまばらに生えている、このような海岸は見えましたが、写真は撮りそびれました。

地名表記はないものの状況的に不自然な場所

ほのかの別荘 ニセコ
安達酒店 江戸東京たてもの園(小金井)
美由紀の自宅 青梅
るりかと行く水族館 八景島シーパラダイス
若菜の自宅 小樽
寒霞渓へ上るロープウェイ 箱根ロープウェイ
優が主人公を見送る駅 札幌駅

などなど。

写真素材が揃わず、ストックや近場の写真で急場しのぎをしているスタッフの慌てぶりが手に取るように分かります。
青森のラビナや広島のアルパークが別の場所として使い回しされているならまだしもですが。

ロケハンスタッフの足跡が感じ取れず、作品を完成させるためだけに存在”させられた”場所…。
それらを聖地と呼べるのか?そういう場所に訪れる意味はあるのか?意義を見出せるのか?

そりゃあ、近ければいいです。しかしとんでもなく遠い所がある訳です。
そんな疑問を乗り越えた時、何かが見えてくるのかも知れません。

なぜ聖地巡礼をするのか?

センチはリアリティを飽くなき追求し、ついには12の魂を誕生させてしまいました。

とある人がHP上のコラムで『センチのヒロインはよく定義されている』と書いていました。
まさにその通りだと思います。

もう少し突っ込んで言うと『キャラクター原理主義に於ける無謬性が、間違いなく存在する』という事です。
(キャラクターに自発性があるように聞こえるのでこの言い方のほうが好きです)

しかし我々の住む世界から見れば、キャラクターは受動的であり不公平な立場に置かれています。
だからこそ、間違って導いてはいけない、正しい方向へ導くのが、この作品を愛した我々の義務だと思うのです。

ならば、彼女たちの内核を正しく解体しなければ。


実体が存在しない以上、『ヒロイン本人も気付いていないマイノリティ』には触れてはいけない、と確認しておきたいと思います。
マイノリティとは、限りなくギミックに近しい関係にあるからです。

アニメ・センチメンタルジャーニーは、極端に言えば二次創作です。
センチに存在しないギミックは排除し、無謬性を遵守・最優先した上で、センチメンタルグラフティの世界観を広げることに成功しています。

ーーあの街にヒロインが住んでいる…。

ヒロインたちを育んだ時代・人間関係・環境・土壌があります。

環境と土壌、その土地の『お国柄』をこの目で確かめ、補完すること。
我々に課せられたもうひとつの旅の物語が、聖地巡礼なのです。
今まで再三再四に触れましたが、問題なのは市外マップなんです…。

それでは、「いってらっしゃい」

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【やってみた】七瀬優のイベント『夜の学校のプールに服のまま入り星を眺める』を実行してみた

この記事は、当サイトで行われている「センチメンタルグラフティアドベントカレンダー2018」の第3日目の記事です。

憶えていますか?私のこと… 憶えていますか?あの日のこと… そして、あの約束を…

全国1億人のセンチファンの皆様、 はじめまして。
大学時代、京都の祇園でバイトしながら若菜を探していたキツキツドーナツと申します。

センチメンタルグラフティは20年前のゲームになりますが、12人の魅力的なヒロインと、日本全国12の土地で数々のデートをこなす、とても素敵な作品だったと個人的に思います。

その中でも、バツグンに印象に残るデートがありました。

 

あなたは覚えているでしょうか?
七瀬優というキャラクターのイベントで、圧倒的に個性的なデートイベントがあった事を。

そう、夜の学校に忍び込み、服を着たままプールに仰向けに浮かび星空を眺めるイベントです!

当時の僕は、ゲームでこのイベントを見た時
「え…スゴイ。夜のプールに服着たまま浮かぶってどんな気分なんだろう…優と同じ気持ちになってみたい!」
と強く思い、どうしても七瀬優とのデートを追体験したくなったので、実際にやってみる事にしました。

今回はそのレビューをお届けします。
※綾崎若菜推しですが、今回は七瀬優のデートイベントの話です(優も推しです)。なお若菜の記事は後日寄稿させて頂く予定です。

第1フェーズ:同行してくれる友達を探す

まず、一緒にプールに浮かんでくれる友達を探しました。何しろ、夜中の学校に忍び込むワケですから、一人だなんて怖くてとても出来ません。
という訳で、一緒に行ってくれそうなギャルゲー仲間に、空が暗くなったころ電話をかけました。

僕  「もしもし友人?今ヒマ?」
友人 「うんどうした?」
僕  「これから学校のプールで星空ながめない?」
友人 「うん…え?

最初は戸惑っていたようですが、最終的にぼくの熱意に首をタテに振ってくれました。
さすがに一人じゃ実行しなかったと思うので、感謝しかありません。

ちなみにこのお相手も僕も、当然男です。
そう、この七瀬優のデートイベントを追体験する計画は、男ふたりで実行されたのです!

第2フェーズ:実際に学校に忍び込む

高校生だった僕らは僕が在学していた高校に忍び込むことにしました。サイアク見つかっても、在校生ならお咎めナシかなと踏んだからです。
当時はその辺、わりとユルかったかと思います。
※この記事を読んでいる現役学生の皆様は絶対に真似しないでくださいね!炎上しますよ!

僕と友人は自転車で学校に向かい、プールの外側に横づけしました。
学校に侵入する時間をなるべく短くし、最短距離でプールに入る為です。

ですがプールの真横は金網
僕らはその金網をよじ登り、校内へと侵入に成功
いよいよプールに入る時がきました…!

第3フェーズ:夜のプールに私服のまま浮かんでみる

さて、無事に夜の学校に忍び込めた僕らは、プールに浮かんでみる事にしました。
いよいよ、優としたデートと同じ事ができる…!僕はほのかに興奮を隠せませんでした。

実際の夜のプールは思ったより暗くて、水も真っ黒で怖いです。
でも一人じゃない(男2人な)ので、入る勇気を持てました。
そして私服のまま、ついにプールの中へと足を入れます。

チャプ…。

「「(・・・冷っった!)」」

 

星空は果たして見れたのか

先程のセリフのとおり、最初の感想は「冷たい」でした。
夏とは言え、夜のプールは予想外に冷たかったです。
正直、このまま服を着てプールに入ったら風邪ひいてしまうんじゃないか、と不安がよぎりました。

でもそんなの関係ねぇ!

ぼくは、優との夜デートを体験したい!
その為に遥々ここまで(家から5分の学校の敷地内まで)来たんだ!!

意を決して、服を着たままプールの中に全身ダイブしました!

冷たさを我慢し
友人とふたり
夜のプールの真ん中に、あお向けで浮かび
星空を見上げました

これで…これでやっと優の気持ちを体験できる!


僕  「…友人。」
友人 「ん?」
僕  「空、曇ってるね。」
友人 「うん…。」

ーーなんという事でしょう。

最初晴れていた空は、僕らが待ち合わせし、校内に入り、プールに浮かぶまでの間に曇天に変わっていました。
正に女心と夏の空。これにはさすがにせつなさが炸裂しました。


…というのは嘘でして、キチンと晴れていました。
少し雲はありましたけれど、綺麗な星空を男友達とふたりで眺めることに、成功しました!

 

当時、ぼくの高校の周りは田んぼだらけで騒音もありませんでした。
聞こえるのはプールの波打つ静かな水音と、田んぼからのカエルの大合唱。

そして、男ふたりでプールに浮かんで見る夏の星空は、とても、とても綺麗でした。

当時の写真はありませんが、たぶん、こんな感じに見えたと思います。

この時の感動を、語彙力のない僕は「綺麗だった」「感動した」という言葉でしか伝えることができません。
あえて加えるなら「寒かった」でしょうか。

でもこうして、やっと優と同じ「プールで星空を眺めるデート」を実行することができました!
男二人だけどね!

おわりに

ひとしきり星空をながめ、満足したところで家路につくことにしました。
なにせ私服でプールに入ったものだから、全身ズブ濡れ、パンツも靴もぐっちょぐちょです。

最初に侵入したプール横の金網をよじ登り、ぼくら二人は校内の外へ飛び降りました。

ビチャッ!

着地の時に靴から水が漏れ出す音が盛大に響きました。すると直後、

「ヒッ!!」

と声がしたのでその方向へ顔を向けると、犬の散歩をしている女性が僕らが飛び降りたすぐ近くにいました。
その女性からしたら、ズブ濡れの男ふたりが学校の金網の上から降ってきたワケです。
かなり恐怖だったと思います。

ぼくらは慌てて自転車にまたがり、その場をあとにしました。
今もこうして無事に生きているので、通報はされなかったのだと思います。
犬の散歩をしていた女性に感謝です…。


…というワケで、七瀬優とのデート「夜の学校のプールに忍び込み星空を眺める」をやってみたは無事完遂しました!
帰宅する頃には、ぼくの心は興奮と感激、そして達成感に満たされていました。
やってみて良かったです…!

快くぼくの誘いに乗ってくれた友人には、とても感謝しています。
やはり独りでは実行不可能だった事でしょう。優のような強いハートを持ちたいものです。

いつか、本場の広島で夜にプールに浮かび星空をながめてみたいと思います。
時期はもちろん、ペルセウス座流星群の見える頃に…。
不法侵入にならないよう、許可をとって、ね。

Illustration by にし@きお

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発売から20年たった今、リアル20歳にセンチメンタルグラフティをプレイさせてみる

この記事は、当サイトで行われている「センチメンタルグラフティアドベントカレンダー2018」の第2日目の記事です。

センチがリリースされた年に生まれた息子(以下「」を括る際は、jr.)の目には、要するに今ドキの若者にはセンチがどう映るのか検証するためにプレイしてもらいました。


プレイヤー(息子)のスペック

  • 1998年12月2日生まれ(誕おめー!)
  • 東京出身
  • 趣味:アコースティックギター
  • 好きなタイプ:百田夏菜子

それでは早速参りましょう!

なお、本プレイには、サターンエミュレータSSF testバージョン(最新版)を使用しています。
倉庫の肥やしになっていたサターンが起動しなかったため、泣く泣く吸い出したROMを使用してのプレイです…(Windows版は持っていませんでした)

魔のオープニング鑑賞

通称「暗黒太極拳」
これを見なけりゃセンチは語れない、と。

何も言わない息子。
『これはギャルゲーだ』とだけ伝え、必要な時に情報を与えるようにします。

jr.「そもそもギャルゲーというジャンルが今は存在しない」

ゲームスタート

jr.「ついついふざけた名前にしちゃうんだよね~」

本人けっこうウケているようです。


さあ、女の子たちと再会していきましょう。

横で見ていた私は『明日香超激爆萌え!』と喉まで出掛かりますが、必死でこらえます。

やはり、ゲームスタート直後は『いま、何をすればいいのか?』が分かりにくいようです。
都市間移動の際の、費用と時間のムダ遣いが目立ちます。

jr.「声優さんの声(発声方法、とでも言うか)が20年前って感じがする」

ーーるりかの声は5代目猫娘だぜ?

jr.「あ!ホントだ!」

Wikiで調べて少々興奮気味の息子。

jr.「フルボイスなんだ?それはすごい」

と、ボイス入りなことに関して高評価の様子。

※ここで言っている「フルボイスがすごい」というのは、そこまでのプレイでのテキスト量・ボイス数から、ゲーム全体的の早計として相当な数のボイスが入ってるだろうこと息子が察知し、すごいと言っていたようです。
調べてみると各キャラクターのボイスはNGテイクやボツデータ含めて800-900前後収録されており、内訳としては「ほのか/865、妙子/922、えみる/957、明日香/921、美由紀/893、るりか/953、若菜/913、夏穂/900、真奈美/935、優/875、千恵/796、晶/981」となっていました。

しかし背景画にピントをボカした写真を使ってることは、古さを感じた様子。
近年のアニメは背景もフルアニメーションというのに目が慣れているらしい。
あるいは、解像度の高い鮮明な写真だったならば印象が違ったのかも。

jr.「弓道?」

弓矢の音で分かるあたりはお察しがいい。

実況者のようにセリフを読んでいます。

jr.「僕はあぃうぇ…」

とても言いにくそうですw

jr.「短距離が得意な子だよね」

jr.「鳥が好きな子だよね」

プロローグをスルーしてるように見えたけど、ちゃんと女の子たちのプロフィールをチェックしていた息子。

広島では、なかなか再会できない状況に少々困惑気味。

あらためて見ると、優らしい再会のシナリオです。

ーーここな。

ーーここな。

聖地巡礼したのをいちいち自慢するイタいオヤジw

jr.「(天神)右側の建物がないね」「(築町界隈)屋根がちょっと変わったね」

と、イタいオヤジに話を合わせる神対応の息子。

美由紀の実家が呉服屋、という設定がツボったようで、美由紀に興味を持った模様。

jr.「丸メガネなんだw」

jr.「あっはっは!普通はただの”ケンカ”って言わない?大ゲンカかどうかって他人が判断することじゃない?(爆笑)」

とシナリオの細かいところにツッコみます。

jr.「無理やり個性を出そうとしてない?」

と言いつつ爆笑しています。
でも『電波』というキーワードは出てきませんでした。

jr.「『りゅん』の法則性が読めねぇ~w」

jr.「(プロローグの)一番最初の子だ」

jr.「そばかすで分かった」

息子は『妙子』を「たえこ」と読めませんでした。

jr.「???。『ナマ言わないの』???」

ーー生意気言わないの、って意味だな。

jr.「へぇ~~~!一回も聞いたことない」

修学旅行で札幌へ行った息子は、札幌市内マップを見た反応が良いです。

jr.「これ・・・春休みだよね?寒そう~w」

『沢渡教授は私のパパだよ!』

jr.「うん、知ってた(大爆笑)」

再会も12人目となると、勝手が解ってきたようで…


この後、アポなしでデートが可能だと教え、

妙子の回想1と

えみるのノーマルデート5を見たあと東京に戻ります。

ここで初めて、この中から手紙の差出人を見つけ恋仲となってエンディング、と説明。

すると、息子から想定外のギブアップ宣言が。

jr.「全員、このゲームだと12人に感情移入しちゃうので、ツラくなる」

ギャルゲーの衰退の一端を見たオヤジ

ギャルゲーが衰退し、現在も隆盛する気配を見せない原因は、プレイヤーの心理的負担が理由なのかと。という仮説を打ち立てる結果となりました。
世代ギャップをかなり感じることができたのでもっとディープな部分まで掘り下げたかったのですが、息子の心理的負担を考慮しゲームセットとします。

このあと、フロンティアやパイオニアについて、息子がドラゴンボールを例えて話してくれました。
ドラゴンボールの壮大な冒険、テーマやスピリットを、次の世代が受け継ぎ、作品が世に出て、さらに後の世代がそれらを見て・・・と普遍のテーマは繰り返され新たな作品が誕生します。
しかしドラゴンボールを一度も見たことがない人が始祖となる作品を見ると「どこかで見たようなアニメで、何の新鮮味もない」とディスる傾向があるのだそうです。

逆に、現在ギャルゲーというジャンルは存在しておらず、息子が本気でプレイすればセンチメンタルグラフティをダイレクトに、20年前我々が感じたようにシナリオの奥行きに感銘を受けることも十分考えられます。

センチメンタルグラフティというこの素晴らしい作品を息子や彼らの世代に伝承したい、という気持ちもありますが…
あえて伏せたままにするのも親心のように思います。
その理由は…書くだけ野暮というものですね。

おしまい。

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センチ非公式コミュニティのこれまでとこれから、大事にしているところ【Slack参加人数100人突破記念】

この記事は、当サイトで行われている「センチメンタルグラフティアドベントカレンダー2018」の第1日目の記事です。

随分前の話になりますが、センチメンタルグラフティ非公式コミュニティのSlackのメンバーが100人を突破した。
立ち上げた当初はこんなに多くの人が参加するとは思っても見なかったわけで、この状況を嬉しく思います。

しかしながら何も問題がないわけではなくて、以前にも書いたような補足事項があったりするのだが、あらためてここで、筆者がこのコミュニティを立ち上げた経緯や目的、継続するために大事にしていることや、これからどうしていくのかを書き綴ろうかと思っています。

全く関係ないけど先日、『麗子さんに「GOUTENさんって結局何してるの?」って聞かれて、こと細かに自分の事業説明をしてそのまま寝落ちる』という夢を見ました。
その夢の中で、ぼくの仕事を理解されたかどうかは定かではありませんが、どうもおはようございますこんにちはこんばんは、僕は世間一般で言うところのプロです。


コミュニティを立ち上げてよかったところ

コミュニティを立ち上げる中で、いろいろなことが起こりました。
そのなかでも自分のプラスになったことが多かったので、これを少し共有したいなと思います。

様々なひととおしゃべりできたところ

20年前、僕の周りにセンチを好きな友達はいませんでした。
もしかしたら好きだった人はいたのかもしれません。
しかしながら熱く語る知り合いは皆無でした。

コミュニティには様々な人が関わってきます。
非公式コミュニティを立ち上げ、その場で様々な人と関われることは素晴らしいと思いました。

もちろんいざこざが起こることもあるでしょう。
それでもいろいろな考えがあるということを知れるだけでも学びにはなります。
次にどうすればいいかを考えればいいのです。

ちなみに、当コミュニティは某掲示板のような匿名制ではありません。
ハンドルネーム等で名前を登録しているので、半匿名な感じですが、Twitterアカウント等、容易に特定することが可能です。
そのぶん発言に責任が伴いますし、間違ったらきちんと指摘されて修正を促せれるのも良い傾向だと、筆者としては思うわけです。

知識の習得ができるところ

20年前、インターネットは普及し始めたばかりで、当時ゲームの対象年齢だった人たちの情報収拾の方法には限りがありました。
僕ももれなくそのひとりで、雑誌やラジオでの情報取得しかありませんでした。
手に入れる情報やグッズにも限りがありますし、知識レベルとしては偏っていたことでしょう。

それがコミュニティを作るとどうでしょう。
当時を知る人や別角度からのアプローチによる様々な事実は、とても刺激的でした。
歴史のこと、グッズのこと、聖地の正確な場所情報等…より深く、より密な知識を得ることが出来ました。

自分が知らなかった世界を知れるというのは、と自分の考えや生活の幅を広げるものです。
新たな事実を考察したりするきっかけにもなったりします。

ある程度同じ方向を向いている人が集まっているので、共感もしやすいのも特徴かもしれません。
そんな世界が出来たことは、筆者にとってはとても喜ばしいことでした。

行動力が上がるところ

当コミュニティは基本的にやることに関してはほぼボランティアで行われます。
なので行動することも自らの意思が反映されます。

みんなで何か事実を検証するのもそうでしょう。
筆者の行動としては、ツイキャスの流れで食品衛生責任者の資格を取得したり、オフ会を主催したり、このアドベントカレンダーを企画したり。
同じ方向を向いている人がいることで、勇気を持って行動することができます。

更に、積極的に会話に参加する必要はありますが、積極的にやりとりすることでいろいろな技術を学ぶこともできます。
例えば、グッズを集めるときの調べ方。
例えば、ロゴのトレースやロゴ色の検証。
例えば、Botの制作実験。

やれることは無限大です。
後押しをしてくれる人もいるし、わからないことを教えてくれる人もいる。
完全な匿名でないことで信頼性も少しは上がります。

こういった可能性が広がる行動がとれるようになるきっかけができたのも、コミュニティのおかげだと言えるかもしれません。

非公式コミュティで気をつけていること

コミュニティを立ち上げ、運営していく中で様々な人を受け入れていく必要があります。
何か排除したりする動きはあまり関心されることではありません。
コミュニティを維持していくために、筆者として気をつけたことがありました。

筆者は誰もが気兼ねなく参加し、交流できることを目的として、Slackという半クローズドな場を提供しました。
立ち上げの初期の段階ではメンバーの人数が少ない上に、参加した人は様子見であることがほとんどです。

ですから、積極的な会話が行われる土壌をつくるために「何か発言をしたら即レスポンスを返す」ということを心がけていました。
話をしやすいようにリアクション機能を多用したり、話題フリも頑張りました。

これで「発言したら誰かが返してくれる」という習慣をつけることを狙い、おかげさまで現在では自分がレスポンスを返さなくても誰かが答える体制が整っています。

Slackチーム立ち上げのこれまで

2018年1月:当サイトの立ち上げ

まずはサイト立ち上げのところから説明しよう。

Slackを立ち上げる以前にこのサイトは存在していた。
きっかけというか、計画したのは2015年12月。
その年のアドベントカレンダーでこんな記事を書いた際に、純粋なファンサイト作ろうという計画を立てていた。

https://blog.gouten.net/article/sentimental-graffiti-ac2015/

該当記事内では「少し準備をして」などと言っているが、実際には準備など全くしていなかった。
2018年の1月の初頭に「やっべ忘れてた」と思い、まずはサイトの価値を高めるためにブログ記事で良いから溜めておこうとしたのが始まりである。

本来の目的は自身のWebに関する技術力向上である。
このとき同時に、コミュニティのことも少し考え、なにか巻き込めるきっかけがないものかどうかを画策していた。
Slackのチームはまだ作っていない。

2018年1月22日:サイトの方向転換

2018年1月22日、ついに20周年記念の当日を迎え、上記該当記事のアクセスが飛躍的に伸びた。
皆がエゴサーチするからだろう、当サイトのアクセスも伸びに伸びて「なんでアフィリエイト仕込まなかったんだろう」とすこし公後悔しかけた。
しかしながら稼ぐことが目的ではなく保存することが目的なのでグッと我慢した。

このときにTwitterのセンチ20thプロジェクトがほんのり動き出した。

https://twitter.com/senti_20th/status/955394617658155008

「公式が動くならこれまでのコンテンツも何かしら復活するだろう」と予測した筆者は、単純なセンチを振り返るようなファンサイトの計画を修正し、有志が登録できるデータベースサイトにしようと方向転換を決意する。

しかしながら自分の止まったままの知識ではどうにもならないので、コミュニティの必要性を改めて感じるようになる。
まだSlackのチームは作成されず。

2018年3月:Slackの立ち上げ

サイトを作る際にいろいろメモしたり通知を送るためにSlackのチームをとりあえず立ち上げてみる。
手段は何でもよかったが、筆者がSlackを恒常的に使っていたためにそれを選びました。

このとき筆者ひとりの参加だったので、やがて自分でも忘れ去っていくことに。

2018年8月:Slackのメンバーを勧誘

ツイキャス放送が始まり、筆者がTwitter上でファンクラスタの人たちとやり取りをしている中「そういうの気軽に話せる場ってあったほうがいい?」との問いかけに「あるといいかもね」と返答を頂いたところから、ことは始まります。

このときも手段はなんでもよかったが「なんでもいい」とのことだったので、「もったいない精神」を大事にする筆者はSlackを再稼働。
そして最初に巻き込まれたのが、後にみんな大好き書記長となる、あの方である。

2018年9月:怒涛の参加数増加、クラウドファンディングキュレーターの降臨

自身はTwitterのプロフィールに固定表示するくらいで、積極的にSlackの存在を宣伝することはなかった。
しかしながら入ってくれた幾人かのメンバーの宣伝で、総メンバーが40人位になりました。

このころツイキャス放送ではクラウドファンディングの決定がなされ、リターン内容の初回発表で大いに炎上していました。
例に漏れずSlackのほうでも大炎上、怒涛の勢いでメンバーの増加もあり、80人くらいに膨れ上がったような気がします。
メンバーが増えるたびに「ようこそ👏」というレスを返していたので「中身のあるようこそBOT」と呼ばれても不思議ではなかったように思います。

議論は白熱し止まることを知らない。
半分クローズドな場所であったことで、罵詈雑言を含む、忌憚のない意見が取り交わされることとなる。

そして20thプロジェクトのクラウドファンディングのキュレーターがSlackに参加、皆の意見を専用のチャンネルで吸い上げることで、事態を収集するひとつの要因となった。
以下の記事でも触れているが、飛び込んできたのは先方側で、吸い上げる決断をしたのも先方側である。

緊急配信された「帰ってきたセンチメンタルナイト20」番外編のハイライトと感想、そして非公式コミュニティについて

2018年10月:大阪オフの開催

コミュニティにはリアルで会ってはいけないというルールはないです。
よりコミュニティが居心地のいいものであるように、筆者はオフ会を企画しました。

https://twipla.jp/events/340127

場所が大阪なのは、筆者が大阪に住んでいるから。
結果10人程度集まり、会場を提供してくれたJUSO Coworkingさんにも企画を大いに喜ばれました。
JUSO Coworkingの中の人を「るりか推し」に仕立て上げることにも成功したのはいい思い出です。

なおサムネイルの画像は、その会場に、オリジナルで作ったネームカードを掲示していただいている様子です。
先日この会場の8周年パーティーに参加しましたが、まだ掲示していただいておりました。

2018年10月: コミュニティメンバーが100人を超える。

まさかここまで大きくなるとは思いませんでした。
ROM専が多いのは仕方ないとは言え、積極的な発言は、例のクラウドファンディングのリターンの件から着実に増えていったのも印象的です。

2018年XX月:ブログの寄稿をしてもらう

筆者が書くコンテンツは当たり障りないものであり、少し変化がほしかったのと、せっかくコミュニティがあるのだからアウトプットの機会を増やそうと思って提案したのが当サイトの寄稿システムである。

代表的な寄稿記事には以下があります。

最初は個人的に声をかけていたが、11月に入りコンテンツの幅を増やしたいという思惑もあり、「アドベントカレンダー」を企画しました。

【アドベントカレンダーとは】
元々はクリスマスまでの日数をカウントダウンするために使われていたカレンダーで、12月1日からはじまり、25個ある「窓」を毎日1つずつ開けて中に入っている小さなお菓子やプレゼントを楽しむものです。
当サイトにおけるアドベントカレンダーは、上記にならい、定められたテーマに従い参加者が持ち回りで自身のブログやサイトに記事を投稿する企画です。

非公式コミュニティのこれから

コミュニティは筆者たちに何をもたらしたでしょうか。
少しでも居心地のいい場所になったでしょうか。
それを判断するのはメンバーですし、筆者が管理者だからといって遠慮することもありません。
去るのもまた自由です。

誰もがフラットな関係を目指して、より情報共有ができ、より交流ができるのが理想です。
2019年1月19日のイベントが終わったあとに失速する可能性はありますが、まだまだやりたいないことがたくさんあるので、このコミュニティがどのような形であれ長く続くことを祈っています。

自由で、手を取り合えるコミュニティになるように、今日も明日も見守る、筆者なのでした。

なお、コミュニティとして現在、1月20日に東京でのオフ会を計画しています。
また、いろんな方面での企画をしているので興味があればSlackに参加してみるといいでしょう。

ありがとうございました。

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気軽にセンチメンタルグラフティの話題をしたり、ちょっと表には出せないようなうわさ話をしたりとセンチにまつわるさまざまな交流ができる Discord のサーバーを作成しました。
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ファンも、関係者もどなたもお気軽にご参加ください。

木枯らし強い福岡の、風を切りながら走る旅【センチメンタルグラフティ聖地巡礼】

寒い夜はライブで熱くなるか、屋台で温まろう。
というわけではないですが、11月は松岡千恵の誕生月でもあるので、彼女の出身地でもある福岡の巡礼に行ってまいりました。

福岡には輪行で向かい、持っていった、カラーリングからカスタマイズしたロードバイク(ORBEA AVANT OME 2015)、通称「愛車サウザンブラック号」に乗って、福岡市内を巡ってきました。
福岡駅についてロードを組み立てて3分後にフロントタイヤがパンクして2時間ロスするなど思っても見なかったが、なんとかもののついでに市内を回ることができた。
この時期は北寄りの風がすごく強くて、自転車乗りには辛いですね。

市内巡礼

シーサイドももち

ゲーム内では「ベイサイドももち」という名称になっている。
ここにはRKB毎日放送やテレビ西日本の社屋もあり、筆者の実家のある下関でもこの局の番組は放映されていて馴染み深い。

ウォーターフロント開発地区の、福岡市総合図書館を左手に、北向きに撮影した箇所である。
シーサイドももち海浜公園内の中央プラザ。
階段を登って、マリゾンを見渡せる場所がそれだ。
海上複合商業施設マリゾン。
以前はマリゾンのなが真ん中の建物に記載されていたが、今はない。
マリゾンの渡船場を西側の砂浜から撮影。
ここから市外スポットの一つ 「海の中道海浜公園」 へと渡れるようだ。

大濠公園

大きな池を囲うようにジョギングコースとサイクリングコースがある。
学校帰りの学生や犬の散歩をしている人が多く見られた。

池に浮かぶ柳島には橋で渡ることができる。
その柳島から、観月橋を北向きに見る角度がここである。
同じく柳島から池にせり出して建っている浮見堂。
中央入口を西向きに見て撮影したポイント。
真ん中の階段状?の建物が目印になるだろう。

天神

天神は福岡市の中でも特に栄えている。
中洲についで屋台の多い場所だが、まばらに配置されているので、食べ歩くときは少し注意が必要かもしれない。

市役所前から、渡辺通りに出たところにある、天神イムズの建物。
地下に続く階段があるので、わかりやすい。
福岡市役所西側ふれあい広場
広場の銅像を左手に収め、庁舎を望む角度で撮影するのがよい。
親不孝通りを北に進み、長浜公園の手前を西に見た構図。
写っていないが右手には舞鶴交番がある。
目印だった左手の店舗は、現在閉店・改装中であった。
天神の夜スポットである、渡辺通りと昭和通りが交差する天神橋口交差点。
右にミーナ天神が見えるが、かつて光っていた窓枠のような装飾は現在はない。

中洲

歓楽街近くの屋台エリア。
ほぼ観光地と化しているのか、昔とちがい、いまでは女性客もかなり多い。
最初天神を食べ歩きしていたのだが、あとで中洲にきて「最初からこっちにしておけばよかった」と思った。

那珂川に架かる春吉橋。
那珂川沿いの那珂川通り。
より清流公園に近いところのエリア。
本来はもう少し手前なのだろうが、工事で景観が悪かったためこちらを選んだ。
上記エリアの夜の様子。
よるスポットもここである。
夕方辺りからスッと準備をして、このような状態になるというのは、考えてみたらかなりすごいことだと思う。

キャナルシティ博多

ここも博多に来たら必ず行っていたような気がする。
ここには四季劇場があるのだが、いつかここで四季をみたいなと思った高校時代が懐かしい。

キャナルシティ劇場があるノースビル。
ここの駐輪場は、なんと5時間無料である。
シーコート地下一階の運河を北向きに。
右の柱が入る位置はここしかない。
よるスポットにもなっているのは、上記箇所から180度振り返って、サンプラザステージ。
前日夜にも訪れたが、イルミネーションがすごかったのと、人が多すぎて撮影にならなかった。

市内その他

クレモナ楽器

晶の回想で出てきた楽器店前。
長崎で出てくるのに福岡にあるのは完全にトラップである。

天神ビブレ・元VIVREホール

千恵と再開する場所。
現在はよしもと天神ビブレホールとなっている。
先日天神コアの移転解体が決定し、ここも閉鎖する予定だったが、どうやら吉本興業が買い上げたようだ。

センチメンタルジャーニー

大濠公園

先のスポットにも出た、浮見堂。
ジャーニーのトレカにも採用されている場所である。

親不孝通り

ジャーニーでライブハウスから出てきた千恵たちをファンが出待ちしたときに出てきた赤い電話ボックスは実在し、親不孝通りの入口辺りにある。

福岡市赤煉瓦文化会館

ジャーニーで千恵がひとり路地裏に佇んでいるシーンで見える赤煉瓦文化会館。
実際にこの建物が見えるような裏路地は存在しない。

市外巡礼

スペースワールド

実家から程なく近い、スペースワールド。
ゲーム内では「スペースランド」の表記になっている。

筆者が小中学生のときにリクリエーションといえばここに行った記憶がある。
知らずに小さいときから巡礼してたんだなあ(違う)

残念ながら2017年12月31日で閉園となり、現在取り壊しの作業が行われている。

現在は取り壊し工事のため柵があり入れないが、ギリギリ入り口は残っていたので柵越しに撮影。
角度はこんな感じだったと思う。

福岡巡礼を終えて

実家から一番近い場所なのだが、在来線でも1時間半かけなければならない距離なので、なかなか踏み切れなかった。
今回行くことができてよかったのだが、唯一不満点があるとすれば、自転車用の道路のことを挙げたい。

福岡市内の少し郊外では自転車用の道路が歩道側に用意されている。
そのため歩道がかなり広く設計されている。
しかしながらその歩道は作った際にママチャリしか考慮されていないのか、煉瓦を組み合わせたような設計であった。
ロードバイクで通るといつリム打ちパンクしてもおかしくないなと思いながら路側帯を通ったが、路側帯は路側帯で自転車を考慮していないので、こちらもかなり危なかった。
他の巡礼地もそうだが、ロードバイクで回るならば、オフロードの太めのタイヤを履いてまわるのがいいだろう。


とはいえ、福岡は比較的まわりやすいスポット配置をしているので、巡礼初心者にはおすすめだ。
屋台を巡るときには中洲をおすすめするのと、冬は寒いので防寒対策をキッチリするのをおすすめする。
なぜなら温かい飲み物が提供されないから…。

次回行くときは太宰府天満宮等他の市外スポットを重点的に攻めることになるだろうが、柳川をどう攻略するかは課題です。


2018年の巡礼は来月で最後となります。
来月は松岡千恵の声を当てている米本千珠さん在住している、広島です。
でもまあやっぱりセミナー登壇のついでなんですけど。

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